「判官かなはじとや思はれけん、長刀脇にかいはさみ、みかたの舟の二丈ばかりのいたりけるに、ゆらりととび乗り給ひぬ」『平家物語』
壇ノ浦の戦いで義経はひらりひらりと八艘もの船を軽やかに跳び跳び、辛くも敵将の追跡を逃れた、これが「義経の八艘跳び」の伝説です。源義経というと、ともすると悲劇の主人公を思い浮かべがちですが、実は常識破りの戦術で数々の戦を勝ちに導いた勇将。決戦の場であっても、かなわないと思えば大将といえども逃げる、これもまた常識破りの一端です。
そんな常識破りの発想を身につけたいと思いませんか。
情報が氾濫する時代、情報の多様性に着目し、固定化された見方からやわらかな見方へ、発想力を磨く編集術を体験するツアーです。
風薫る五月開講の53[守]師範を務める北條玲子師範と、相部礼子師範がナビゲート。
発想といってもただの思いつきではない。ひらりひらりと軽やかに連想を広げるいくつかの編集ゲームを通じて、現状を打破する見方が変わる体験をぜひ。
◎エディットツアー 特別編
情報の海を発想跳び! ~イメージからマネージへイシス秘伝の連想術
■日時:2024年4月14日(日)14:00-16:00
■費用:本楼参加 1,650円(税込)
■会場:編集工学研究所「本楼」(世田谷区赤堤)
■対象:どなたでも(未入門者大歓迎!)
■定員:本楼参加 先着20名
■ナビゲーター:イシス編集学校師範(相部礼子、北條玲子)、コメント・渡辺恒久番匠
■内容:「本楼」の見学をしながら、イシス編集学校の「編集稽古」をワークショップ形式で体験いただきます。
■お申し込みはこちらから:
イシス編集学校 [守]チーム
編集学校の原風景であり稽古の原郷となる[守]。初めてイシス編集学校と出会う学衆と歩みつづける学匠、番匠、師範、ときどき師範代のチーム。鯉は竜になるか。
父の「思い残しきっぷ」―井上麻矢×井上ひさし×53[守]番匠
井上ひさしさんは、先の戦争――広島・長崎・沖縄を書くことが自身の使命だと考えていたという。広島は『父と暮らせば』になり、長崎は井上麻矢さんによって『母と暮らせば』として結実した。残された沖縄――ひさしさんの“思い残し” […]
井上麻矢さんを招いての特別講義には、53[守]の学衆を中心に100名近くがZoomで参加していた。 開始早々、師範の石黒好美がチャットで檄をとばした。「私たちにとってはチャット欄が稽古場です!前に進んでいきましょ~」 […]
モノローグ、原風景から、その先の問いへ―53[守]特別講義前夜
6月下旬、53[守]の各教室には、唐突に二つのお題が届いた。 一つめは「モノローグ」づくり。モノローグとは、演劇や映画の中で、登場人物が一人で語るセリフのこと。『ハムレット』の「生きるべきか死ぬべきか、それが問題だ」と […]
7月14日、豪徳寺・本楼が「編集×演劇」の舞台となる。イシスコミッションのメンバーのひとりで、かつてイシス編集学校の[守]で学んだ井上麻矢さんが、53[守]特別講義を開催するのだ。 井上麻矢さんといえば、父である井上ひさ […]
井上麻矢さんが、53[守]の舞台に出演する。そんな話を聞きつけ、ZOOMへと向かった。イシス編集学校の花形演題『編集宣言』が7月14日に本楼で開催される。田中優子さん、大澤真幸さん、武邑光裕さんに続く、4人目の登壇者は […]