【申込スタート】8/24(木)イシスの「わかりにくさ」を解きほぐす イシス編集学校 本楼エディットツアーを開催します

2023/08/14(月)08:00
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イシス編集学校は謎に包まれています。「わかりやすさ」が求められる時代、これだけ内容が「わかりにくい」オンライン講座もそうそうないでしょう。公式ホームページや遊刊エディストをくまなく読んでも、イシスの全貌はつかみにくい。なぜ、私たちは「わかりにくさ」を大事にしているのでしょうか。

 

2019年春に入門した福井千裕師範代は、イシスの謎に心惹かれて入門した一人です。webサイトには「世界でひとつの方法の学校」と書いてある。ぜんぜん意味がわからない。ということは、ここには何か自分の知らないことがウヨウヨしていそうだ――。そう感じて、思い切って飛び込んでみたようです。入門から4年。福井師範代は編集術が身に着くだけでなく、予想外の展開を面白がり、未知の扉をあけてみる勇気を手に入れたといいます。

 

2023年8月24日(木)19時30分から、イシス編集学校での学びを体験する「エディットツアー」を開催いたします。このエディットツアーでは、福井師範代はなぜイシス編集学校で学んだことで、仕事や家庭での取り組み方ががらっと変わったのか、実体験をまじえながらご紹介します。さらに、イシス編集学校で取り組む「編集稽古」を、ワークショップ形式で体験いただけます。イシスでは何が学べるのか、イシスに入門すると何が変わるのか。「わからなさ」にモヤモヤしているみなさんへの大きなヒントとなるはずです。

 


本楼エディットツアー

 

2万冊の蔵書を誇る編集工学研究所のブックサロン”本楼”を一般公開し、編集ワークショップを開催いたします。どなたでもお楽しみいただける内容ですので、編集についての知識は必要ありません。お気軽にご参加ください。

■日時:2023年8月24日(木)19:30-21:30
■費用:1500円(税抜き)
■会場:編集工学研究所「本楼」(世田谷区赤堤)
■ナビゲーター:イシス編集学校師範代 福井千裕
■人数:10名様まで
■対象:どなたでもご参加いただけます

■内容:「本楼」の見学をしながら、イシス編集学校の「編集稽古」をワークショップ形式で体験いただきます。

■お申し込みはこちらから:https://shop.eel.co.jp/products/detail/588


 

  • 梅澤奈央

    編集的先達:平松洋子。ライティングよし、コミュニケーションよし、そして勇み足気味の突破力よし。イシスでも一二を争う負けん気の強さとしつこさで、講座のプロセスをメディア化するという開校以来20年手つかずだった難行を果たす。校長松岡正剛に「イシス初のジャーナリスト」と評された。
    イシス編集学校メルマガ「編集ウメ子」配信中。

コメント

1~3件/3件

川邊透

2025-07-01

発声の先達、赤ん坊や虫や鳥に憑依してボイトレしたくなりました。
写真は、お尻フリフリしながら演奏する全身楽器のミンミンゼミ。思いがけず季節に先を越されたセミの幼虫たちも、そろそろ地表に出てくる頃ですね。

川邊透

2025-06-30

エディストの検索窓に「イモムシ」と打ってみたら、サムネイルにイモムシが登場しているこちらの記事に行き当たりました。
家庭菜園の野菜に引き寄せられてやって来る「マレビト」害虫たちとの攻防を、確かな観察眼で描いておられます。
せっかくなので登場しているイモムシたちの素性をご紹介しますと、アイキャッチ画像のサトイモにとまる「夜行列車」はセスジスズメ(スズメガ科)中齢幼虫、「少し枯れたナガイモの葉にそっくり」なのは、きっと、キイロスズメ(同科)の褐色型終齢幼虫です。
 
添付写真は、文中で目の敵にされているヨトウムシ(種名ヨトウガ(ヤガ科)の幼虫の俗称)ですが、エンドウ、ネギどころか、有毒のクンシラン(キョウチクトウ科)の分厚い葉をもりもり食べていて驚きました。なんと逞しいことでしょう。そして・・・ 何と可愛らしいことでしょう!
イモムシでもゴキブリでもヌスビトハギでもパンにはえた青カビでも何でもいいのですが、ヴィランなものたちのどれかに、一度、スマホレンズを向けてみてください。「この癪に触る生き物をなるべく魅力的に撮ってやろう」と企みながら。すると、不思議なことに、たちまち心の軸が傾き始めて、スキもキライも混沌としてしまいますよ。
 
エディスト・アーカイブは、未知のお宝が無限に眠る別銀河。ワードさばきひとつでお宝候補をプレゼンしてくれる検索窓は、エディスト界の「どこでもドア」的存在ですね。

堀江純一

2025-06-28

ものづくりにからめて、最近刊行されたマンガ作品を一つご紹介。
山本棗『透鏡の先、きみが笑った』(秋田書店)
この作品の中で語られるのは眼鏡職人と音楽家。ともに制作(ボイエーシス)にかかわる人々だ。制作には技術(テクネ―)が伴う。それは自分との対話であると同時に、外部との対話でもある。
お客様はわがままだ。どんな矢が飛んでくるかわからない。ほんの小さな一言が大きな打撃になることもある。
深く傷ついた人の心を結果的に救ったのは、同じく技術に裏打ちされた信念を持つ者のみが発せられる言葉だった。たとえ分野は違えども、テクネ―に信を置く者だけが通じ合える世界があるのだ。