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世界はルールであふれています。常識、社会規範、コンプライアンス……。ともすれば、私たちはそのルールにがんじがらめになって自由を失ってしまいます。「塔を出てはいけない」という理不尽なルールによって、ラプンツェルのように人生が窮屈になります。いっぽうで、ルールには不思議な力があります。ラグビーに「手を使わない」というルールを加えただけで、サッカーという新スポーツが誕生。いまや世界中が熱狂する競技となりました。
「ルールには人生をつまらなくも面白くもできる強力な力があるんです」。そう語るのは、ビジネスパーソンの人材育成に携わる柳瀬浩之師範代。柳瀬師範代は、自身が立ち上げた株式会社ビータップ代表取締役社長。どんな新サービスを開発するか悩んだときに、ふと手に取った『知の編集術』(松岡正剛著)にハッとさせられて、イシス編集学校に入門したようです。
柳瀬師範代は、イシスに入門してから「世界の見え方が変わった」と言います。入門する前は、プロとして仕事をするうえで「何かの専門家にならないといけない」とある分野の知識やスキルを蓄積しようと肩肘張っていた。けれど、イシスで学んでみると「そうじゃなくてもいい!」と気付いたんだとか。柳瀬師範代はどうして、専門家であることにこだわらなくなったんでしょう? そしてなぜ、そのほうが仕事が楽しくなったのでしょう?
3月24日(日)、イシス編集学校の学校説明会を開催します。ナビゲーターは、柳瀬師範代。ご自身の経験談も踏まえつつ、イシスで学べることや、イシスの編集稽古の魅力をたっぷりとお伝えします。オンラインの開催となりますので、ご自宅から、職場から、ご都合のよいところからアクセスください。きっと、「ルールがあるから自由になれる」という編集の不思議さを、味見していただけるはずです。
イシス編集学校 オンライン学校説明会
■日時:2024年3月24日(日)14:00-15:30
■費用:無料
■会場:オンライン(お申し込みの方にZoomアドレスをご案内します)
■人数:限定15名様まで
■ナビゲーター:イシス編集学校師範代 柳瀬浩之
■内容:イシス編集学校で学べる内容をわかりやすくご説明します。イシス独自の「編集稽古」をワークショップ形式で体験いただけます。少人数での開催となりますので、個別でのご相談にもじっくりとご対応いたします。
■申し込み:https://shop.eel.co.jp/products/detail/667
申込締切:3月21日(金)15:00
梅澤奈央
編集的先達:平松洋子。ライティングよし、コミュニケーションよし、そして勇み足気味の突破力よし。イシスでも一二を争う負けん気の強さとしつこさで、講座のプロセスをメディア化するという開校以来20年手つかずだった難行を果たす。校長松岡正剛に「イシス初のジャーナリスト」と評された。
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2025-07-03
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2025-07-02
連想をひろげて、こちらのキャビアはどうだろう?その名も『フィンガーライム』という柑橘。別名『キャ
ビアライム』ともいう。詰まっているのは見立てだけじゃない。キャビアのようなさじょう(果肉のつぶつぶ)もだ。外皮を指でぐっと押すと、にょろにょろと面白いように出てくる。
山椒と見紛うほどの芳香に驚く。スパークリングに浮かべると、まるで宇宙に散った綺羅星のよう。
2025-07-01
発声の先達、赤ん坊や虫や鳥に憑依してボイトレしたくなりました。
写真は、お尻フリフリしながら演奏する全身楽器のミンミンゼミ。思いがけず季節に先を越されたセミの幼虫たちも、そろそろ地表に出てくる頃ですね。