20周年感門之盟 100shot #03 舞台裏の奔走

2020/10/13(火)15:35
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イシス編集学校20周年を祝った「第74回感門之盟 エディット・ジャパン2020」。2日間の本楼の景色を100shotでお届けします。最終回は裏舞台篇です。

*(  )は最初に担当した教室名。

 

▼黒衣のテクニカル軍団

演出チーム統括吉村林頭を囲みテクニカルミーティング。テクチーム暗黙のルールは全身黒衣。

撮影チームの中心人物 池田かつみ師範代(右:第38期うろころ女侍教室)から手ほどきを受ける松岡事務所 西村俊克(左)。

スマホZoomカメラでスタッフ紹介コーナーの撮影を担当した林朝恵師範(左)。感門団や裏方スタッフをみんなに見せたいという校長の思いを受けて。

スタッフや校長が絶大な信頼を寄せるフロアディレクター中島麗師範代(第38期うららか倶楽部教室)。「これ、もう本業やん」中島はプロのフロアDである。

スチール担当はプロカメラマンの倉田さん。所狭しと動き回りシャッターチャンスは逃さない。

配信の心臓部テクニカルブース。左から編工研 伊藤有希、武田英裕師範代(第41期古近亭電三教室)、森本研二師範代(第44期ユーヅームゲ教室)、編工研 小森康仁、吉村林頭。

「校長で〜す」林のZoomカメラに手を振る松岡正剛校長。

▼オンラインの司令塔

オンライン統括を担う編工研 衣笠純子(第41期聖杯はらはら教室)。よく通る美声で開演前のZoomレクチャー。

きめ細やかに登壇者、参加者をケアするZoomチーム。手前からリーダー後田彩乃師範代(第40期ことのは結界教室)、加藤めぐみ師範代(第40期ふかよみ吟醸教室)、K師範(第19期宴歌屋台教室)。

スタジオとイーてれを繋ぐQ出し担当 豊田香絵師範代(手前:第27期ホーライブラリー教室)とエディスト執筆&公開管轄担当 上杉公志師範代。本楼の片隅で堅実な仕事ぶり。

韻去式だけではない風韻連衆トリオもZoomチームに参戦。左から相澤康則連衆、牛山恵子師範代、米田奈穂師範代。

会えない距離を感じながら画面越しに教室・チームメンバーたちと交わし合う師範・師範代。本楼と教室が混ざり合っていく。

▼カンモン大作戦

1日目終了後、翌日に向けての作戦会議。

1日目開演前。団扇をオブジェにして。

「やっぱり違うかな」2日目開演前。

「あそこにISISネオンを置こう」リレー方式であっという間に本を下げる。

急遽2日目にテクニカルブースに入ることになった吉村林頭とフロアDを任命された中島師範代で詳細を詰める。

ギリギリまでショーアップ。

薬棚の上に『昭和史発掘』松本清張(文春文庫)を並べて。

2階から下ろしてきたネオンが光る。

ネオンに加えてISIS提灯で一気に賑やかに。バランスを確認する松岡事務所 寺平賢司。

▼本番前のセッション

進行の最終チェックをする風韻講座指導陣。それぞれにお似合いの着物が三人集うと更にらしさが際立ってくる。

46[守]教室名発表に華を飾ったのはこの二人。岡田圭蔵師範代(第22期ラジオ・グルーブ教室)&浅羽登志也師範(第19期 ITドラム教室)。浅羽師範は軽井沢からドラムセットを持参! Edit Japan2020をイメージしたセッションではZoomチャットでも「かっこいいーー!!」と歓声が鳴り止まず。

▼もてなしの感門団

感門団はいつだってポリロール。左から若林牧子師範、嶋本昌子師範。来場者の検温・消毒もしっかり行う。

京都から駆けつけた高宮光江(右)細部に至る気配りで2日間感門団を支えた。福澤美穂子師範(左)と来場者のお見送り。

風呂敷は本楼価格で少しお安くなっています。

▼墨が乾く前に

初師範に贈る校長の書。墨が乾く前は別人の顔。

Shinobu Sontag Seigow(平野しのぶ師範)

染志(江野澤由美師範)

ぽんかん(宮川大輔師範)

花伝(中村麻人錬成師範)

雀(福澤美穂子黄連雀)

▼770の教室名

 ある時期を境に校長直筆の教室名カードが贈られるようになった。カラーマーカーにセイゴオ印。期待と激励が刻印される。751教室に加えて19の新たな教室名が誕生し、今走り出したところ。

▼支所への恋文

 中継を担う支所へ感門の書を認める。書体も筆使いも支所それぞれに変幻す。額装して届けられた書は#01でご覧ください。

未知奥連

曼名伽組

奇内花伝組

九天玄氣組

 

2020年9月20日(日)13時 こうして第74回感門之盟"Edit Japan 2020"は開演を迎えた。

 

20周年感門之盟 100shot #01 先達と列島を繋いで

20周年感門之盟 100shot #02 発動するプレゼンス

20周年感門之盟 100shot #03 舞台裏の奔走

 

  • 後藤由加里

    編集的先達:石内都
    NARASIA、DONDENといったプロジェクト、イシスでは師範に感門司会と多岐に渡って活躍する編集プレイヤー。フレディー・マーキュリーを愛し、編集学校のグレタ・ガルボを目指す。倶楽部撮家として、ISIS編集学校Instagram(@isis_editschool)更新中!

コメント

1~3件/3件

川邊透

2025-06-30

エディストの検索窓に「イモムシ」と打ってみたら、サムネイルにイモムシが登場しているこちらの記事に行き当たりました。
家庭菜園の野菜に引き寄せられてやって来る「マレビト」害虫たちとの攻防を、確かな観察眼で描いておられます。
せっかくなので登場しているイモムシたちの素性をご紹介しますと、アイキャッチ画像のサトイモにとまる「夜行列車」はセスジスズメ(スズメガ科)中齢幼虫、「少し枯れたナガイモの葉にそっくり」なのは、きっと、キイロスズメ(同科)の褐色型終齢幼虫です。
 
添付写真は、文中で目の敵にされているヨトウムシ(種名ヨトウガ(ヤガ科)の幼虫の俗称)ですが、エンドウ、ネギどころか、有毒のクンシラン(キョウチクトウ科)の分厚い葉をもりもり食べていて驚きました。なんと逞しいことでしょう。そして・・・ 何と可愛らしいことでしょう!
イモムシでもゴキブリでもヌスビトハギでもパンにはえた青カビでも何でもいいのですが、ヴィランなものたちのどれかに、一度、スマホレンズを向けてみてください。「この癪に触る生き物をなるべく魅力的に撮ってやろう」と企みながら。すると、不思議なことに、たちまち心の軸が傾き始めて、スキもキライも混沌としてしまいますよ。
 
エディスト・アーカイブは、未知のお宝が無限に眠る別銀河。ワードさばきひとつでお宝候補をプレゼンしてくれる検索窓は、エディスト界の「どこでもドア」的存在ですね。

堀江純一

2025-06-28

ものづくりにからめて、最近刊行されたマンガ作品を一つご紹介。
山本棗『透鏡の先、きみが笑った』(秋田書店)
この作品の中で語られるのは眼鏡職人と音楽家。ともに制作(ボイエーシス)にかかわる人々だ。制作には技術(テクネ―)が伴う。それは自分との対話であると同時に、外部との対話でもある。
お客様はわがままだ。どんな矢が飛んでくるかわからない。ほんの小さな一言が大きな打撃になることもある。
深く傷ついた人の心を結果的に救ったのは、同じく技術に裏打ちされた信念を持つ者のみが発せられる言葉だった。たとえ分野は違えども、テクネ―に信を置く者だけが通じ合える世界があるのだ。

山田細香

2025-06-22

 小学校に入ってすぐにレゴを買ってもらい、ハマった。手持ちのブロックを色や形ごとに袋分けすることから始まり、形をイメージしながら袋に手を入れ、ガラガラかき回しながらパーツを選んで組み立てる。完成したら夕方4時からNHKで放送される世界各国の風景映像の前にかざし、クルクル方向を変えて眺めてから壊す。バラバラになった部品をまた分ける。この繰り返しが楽しくてたまらなかった。
 ブロックはグリッドが決まっているので繊細な表現をするのは難しい。だからイメージしたモノをまず略図化する必要がある。近くから遠くから眺めてみて、作りたい形のアウトラインを決める。これが上手くいかないと、「らしさ」は浮かび上がってこない。