百合の葉にぬらぬらした不審物がくっついていたら見過ごすべからず。
ヒトが繋げた植物のその先を、人知れずこっそり繋げ足している小さな命。その正体は、自らの排泄物を背負って育つユリクビナガハムシの幼虫です。

2023年9月17日(日)第82回感門之盟。50[破]の突破式では、師範代ロールを全うした12名へ「先達文庫」が授与された。先達文庫は、松岡校長が2000年の開校から続けているイシス流の寿ぎだ。師範代ひとりひとりの指南ぶりや教室運営をふまえて、松岡正剛校長と木村久美子月匠によって文庫が厳選され、師範代へ贈られる。
◆高本沙耶師範代 さやさやドローン教室
イタロ・カルヴィーノ『見えない都市』(河出文庫)、『くもの巣の小道』(ちくま文庫)
◆小野泰秀師範代 ダルマ・マントラ教室
大澤真幸『世界史の哲学1 古代篇』、『世界史の哲学2 中世篇』(講談社文芸文庫)
◆中尾行宏師範代 モーラ三千大千教室
岩田慶治『アニミズム時代』(法蔵館文庫)、『道元との対話』(講談社学術文庫)
◆中村裕美師範代 モモはしる教室
パウロ・コエーリョ『ザーヒル』、『ヴァルキリーズ』(角川文庫)
◆総山健太師範代 全員反攻教室
ミシェル・ウエルベック『素粒子』(河出文庫)、『服従』(ちくま文庫)
◆山下雅弘師範代 外骨マガジン教室
松岡正剛『遊学Ⅰ』、『遊学Ⅱ』(中公文庫)
出版当時のことを語る校長松岡正剛
◆得原藍師範代 柑橘パイディア教室
須賀敦子『須賀敦子全集 第8巻』、『須賀敦子全集 別巻』(河出文庫)
◆新井和奈師範代 決戦アイドル教室
田辺聖子『おちくぼ姫』(角川文庫)、『とりかえばや物語』(文春文庫)
◆北條玲子師範代 胸にピアソラ教室
白州正子『西行』(新潮文庫)新潮文庫、『能の物語』 (講談社文芸文庫)
◆遠藤健史師範代 体内止観教室
池田晶子『考える人』 (中公文庫)、『メタフィジカル・パンチ』(文春文庫)
◆田中志歩師範代 異郷エンシオス教室
多和田葉子『星に仄めかされて』、『献灯使』(講談社文庫)
◆森川絢子師範代 境域ビオトープ教室
杉浦日向子『お江戸暮らし』、『杉浦日向子 ベスト・エッセイ』 (ちくま文庫)
(テキスト・レイアウト:清水幸江)
エディスト編集部
編集的先達:松岡正剛
「あいだのコミュニケーター」松原朋子、「進化するMr.オネスティ」上杉公志、「職人肌のレモンガール」梅澤奈央、「レディ・フォト&スーパーマネジャー」後藤由加里、「国語するイシスの至宝」川野貴志、「天性のメディアスター」金宗代副編集長、「諧謔と変節の必殺仕掛人」吉村堅樹編集長。エディスト編集部七人組の顔ぶれ。
イシス編集学校で予定されている毎月の活動をご案内する短信「イシスDO-SAY(ドウ-セイ)」。 早いもので、9月を迎えます。今月は、多読アレゴリアの秋シーズン開講もあれば、コース修了を祝う感門之盟や、多読ス […]
田中優子の酒上夕書斎|第四夕『童謡画集』川上四郎(2025年8月26日)
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2024年8月12日、イシス編集学校校長の松岡正剛が逝去した。エディスト編集部では、直後に約1カ月にわたる追悼コラム連載を実施。編集学校内外から多数寄せられた松岡校長の面影は、1年経ってもなお鮮明だ。まるでその存在が読む […]
2024年8月12日、イシス編集学校校長の松岡正剛が逝去した。エディスト編集部では、直後に約1カ月にわたる追悼コラム連載を実施。編集学校内外から多数寄せられた松岡校長の面影は、1年経ってもなお鮮明だ。まるでその存在が読む […]
コメント
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2025-09-02
百合の葉にぬらぬらした不審物がくっついていたら見過ごすべからず。
ヒトが繋げた植物のその先を、人知れずこっそり繋げ足している小さな命。その正体は、自らの排泄物を背負って育つユリクビナガハムシの幼虫です。
2025-08-26
コナラの葉に集う乳白色の惑星たち。
昆虫の働きかけによって植物にできる虫こぶの一種で、見えない奥ではタマバチの幼虫がこっそり育っている。
因みに、私は大阪育ちなのに、子供の頃から黄色い地球大好き人間です。
2025-08-21
橋本治がマンガを描いていたことをご存じだろうか。
もともとイラストレーターだったので、画力が半端でないのは当然なのだが、マンガ力も並大抵ではない。いやそもそも、これはマンガなのか?
とにかく、どうにも形容しがたい面妖な作品。デザイン知を極めたい者ならば一度は読んでおきたい。(橋本治『マンガ哲学辞典』)