外国語から日本語への「翻訳」もあれば、小説からマンガへの「翻案」もある。翻案とはこうやるのだ!というお手本のような作品が川勝徳重『瘦我慢の説』。
藤枝静男のマイナー小説を見事にマンガ化。オードリー・ヘプバーンみたいなヒロインがいい。
酷暑の夏、参院選は自公過半数割れで大揺れ。映画「国宝」は大ヒットした。
8月は、松岡正剛校長の初の自伝、書画集、『百書繚乱』と3冊同時刊行で一周忌を迎える。田中優子学長は近年の読書離れを嘆き、YouTube LIVE「酒上夕書斎」を始動し、ISIS co-mission津田一郎さんは「千夜千冊エディションを謎る」と題して遊刊エディスト連載をスタート。多読SPでは杉浦康平を読んだ。9月の感門之盟では「遊撃ブックウェア」と旗を掲げて、イシスは本とともにあることを改めて表明した。
アイキャッチ画像:03.17 第83回感門之盟Day2
★05.01 「田中優子の学長通信」No.05 「編集」をもっと外へ
○05.08 新ローマ教皇に初の米国出身選出
あとどうしても言っておきたいことは、ぼくは、わかりやすさというものに対してものすごく抵抗があるんですね。反論があるといってもいい。むしろ畳み込まれたり重なったり組み合わさったりしていて、なかなか外からは見えないもの、すぐには説明つかないような複雑なもののほうを大事にしたい。
『世界のほうがおもしろすぎた』松岡正剛
つづく>>
エディスト・クロニクル2025 #01 田中優子学長、師範代になる!
エディスト・クロニクル2025 #02 松岡校長一周忌 ブックウェアを掲げて
エディスト・クロニクル2025 #03 本の祭典「別典祭」(12/31公開)
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エディスト・クロニクル2024 #03 「25周年番期同門祭でいく」
エディスト・クロニクル2024 #01 編集のタイドを起こす
エディスト・クロニクル2023 #03 モンスターを出しなさい
エディスト・クロニクル2023 #02 エディット群島の躍動
エディスト・クロニクル2022 #02 1800夜とEdist新連載の夏
エディスト・クロニクル2021 #03 ウチとソトを飛び越えて
エディスト・クロニクル2020 #03 ハイパー・メディエーションに向かって
エディスト・クロニクル2020 #02 オンラインに感じるトポス
エディスト・クロニクル2019 Movie #03 離ユニオンと出世魚
後藤由加里
編集的先達:石内都
NARASIA、DONDENといったプロジェクト、イシスでは師範に感門司会と多岐に渡って活躍する編集プレイヤー。フレディー・マーキュリーを愛し、編集学校のグレタ・ガルボを目指す。倶楽部撮家として、ISIS編集学校Instagram(@isis_editschool)更新中!
エディスト・クロニクル2025 #01 田中優子学長、師範代になる!
新横綱の誕生に、米トランプ大統領の再選。米の価格が高騰する中、大阪・関西万博が開幕した。編集学校では、54[守]特別講義に登壇したISIS co-mission 宇川直宏から出題された生成AIお題に遊び、初めて関西で開 […]
写真というアウトプットにコミットする俱楽部 多読アレゴリア「倶楽部撮家」第3期目は、さまざまなものや先達から肖り、写真をより楽しむことをテーマにします。 第1期目の夏シーズンは、自身の幼な心からはじめ、お盆にはもう会 […]
『方法文学』を写真する PHOTO Collection【倶楽部撮家】
本にはなんだって入る。世界のまるごと入ってしまう。写真にもなんだって入るだろう。世界がまるごと入った本だって入る。 今夏刊行された『百書繚乱』(松岡正剛/アルテスパブリッシング)では、こう締めくくられている。 &nb […]
学長 田中優子が人生で初めて男の着物を見立てることになった。しかも、その相手は林頭 吉村堅樹である。 事の発端は7月某日、学内会議中に優子学長が突然切り出した。「吉村さんは着物を着た方がいいと思うの」。 […]
2024年8月12日、イシス編集学校校長の松岡正剛が逝去した。エディスト編集部では、直後に約1カ月にわたる追悼コラム連載を実施。編集学校内外から多数寄せられた松岡校長の面影は、1年経ってもなお鮮明だ。まるでその存在が読む […]
コメント
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2025-12-25
外国語から日本語への「翻訳」もあれば、小説からマンガへの「翻案」もある。翻案とはこうやるのだ!というお手本のような作品が川勝徳重『瘦我慢の説』。
藤枝静男のマイナー小説を見事にマンガ化。オードリー・ヘプバーンみたいなヒロインがいい。
2025-12-23
3Dアートで二重になった翅を描き出しているオオトモエは、どんな他者に、何を伝えようとしているのだろう。ロジカルに考えてもちっともわからないので、イシスなみなさま、柔らか発想で謎を解きほぐしてください。
2025-12-16
巣の入口に集結して、何やら相談中のニホンミツバチたち。言葉はなくても、ダンスや触れ合いやそれに基づく現場探索の積み重ねによって、短時間で最良の意思決定に辿り着く。人間はどこで間違ってしまったのだろう。