発声の先達、赤ん坊や虫や鳥に憑依してボイトレしたくなりました。
写真は、お尻フリフリしながら演奏する全身楽器のミンミンゼミ。思いがけず季節に先を越されたセミの幼虫たちも、そろそろ地表に出てくる頃ですね。

本をきっかけに、問いを深める。ゆるくカジュアルに、世界知と遊ぶ。
「ほんのれんラジオ」の最新回が公開されました!
1/17(水)に更新されたのは、シリーズ10「時は金なり?」の1本目です。
ほんのれんラジオは、毎月テーマが変わります。テーマに合わせて、月4〜5本更新。2024年1月のテーマは「時間」です。
お正月はゆったり過ごしていたのに、仕事がはじまるとなぜか急にせかせかしちゃいますよね。出勤時間に遅れたくないし、納期は守らないといけない。見たいコンテンツも多くて、「消費」するようにコンテンツを倍速視聴する。
時間に追われる現代人、どうしてこうなった? 昔の人たちも、こんなに時間に追われていたの? そんな問いをみんなで、ゆるく楽しく考えていきます。
▼今回のエピソードのトピックはこちら
正月、実家で時空がゆがんたニレヨーコ/紅白歌合戦はダイジェストで、YouTubeは3倍速で見るウメコ/タイパって何?/『タイパの経済学』より、若者が倍速視聴する理由/「手っ取り早くオタクになりたい」/学校の宿題のやりかたと同じ!/お笑い特番見るのもタスクかも/『ナマケモノ教授のムダのてつがく』ざっくり紹介/Human-being・Human-doing/コロナ禍の「不要不急」/坂本龍一「無駄を愛でよ」「芸術が役に立ってたまるか」/『居るのはつらいよ』を思い出す/ナマケモノって、もしかして植物…!/効率的に愛されたい?(スピーカー:ニレヨーコ、おじー、ウメコ)
▼紹介した本(2024年1月の旬感本)
『タイパの経済学』廣瀬涼(著) 幻冬舎 2023
『ナマケモノ教授のムダのてつがく─「役に立つ」を超える生き方とは 』辻信一(著) さくら舎 2023
▲ほんのれん「旬感ノート」2024年1月号より
▼これまでのエピソードはこちらから
▼ラジオの内容をさらに深掘りするなら
「BUSINESS INSIDER」で連載中の「旬感本考」を
https://www.businessinsider.jp/series/hon-noren-shunkanbonkou/
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時代も、株価も、顔色も「読む力」が必要だ!生き抜くための「読解力」は、本で鍛えられる?
▼一畳ライブラリー「ほんのれん」とは?
ほんのれん編集部
編集工学研究所×丸善雄松堂が提供する一畳ライブラリー「ほんのれん」の選書やメディア制作を手掛けるメンバー。関西弁で跳ねるデザイン知カンガルー・仁禮洋子(ニレヨーコ)、小鳥の風貌ながら知的猛禽類な山本春奈(はるにゃ)、昭和レトロを愛する果敢なコンパイル亀・尾島可奈子(おじー)、2倍速で情報収集する雑読チーター・梅澤奈央(ウメコ)ほか。ほんのれんラジオは毎週水曜更新中。ほんのれん編集部公式noteにこれまでのアーカイブを蓄積してます。https://note.com/honnoren/
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ほんのれんラジオの最新エピソードが公開されました! イシス編集学校で世界読書奥義伝[離]まで了えた4名(ニレヨーコ、おじー、はるにゃ、ウメコ)がお送りするほんのれんラジオ。 ほんのれんvol.27̸ […]
不倫で叩かれ山籠りしてクニを作った男!?炎上社会のサバイバル術を考えてみた
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今日の「正しさ」、明日も「正しい」?奥野克巳『ありがとうもごめんなさいもいらない森の民と暮らして人類学者が考えたこと』&東浩紀『訂正する力』
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コメント
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2025-07-01
発声の先達、赤ん坊や虫や鳥に憑依してボイトレしたくなりました。
写真は、お尻フリフリしながら演奏する全身楽器のミンミンゼミ。思いがけず季節に先を越されたセミの幼虫たちも、そろそろ地表に出てくる頃ですね。
2025-06-30
エディストの検索窓に「イモムシ」と打ってみたら、サムネイルにイモムシが登場しているこちらの記事に行き当たりました。
家庭菜園の野菜に引き寄せられてやって来る「マレビト」害虫たちとの攻防を、確かな観察眼で描いておられます。
せっかくなので登場しているイモムシたちの素性をご紹介しますと、アイキャッチ画像のサトイモにとまる「夜行列車」はセスジスズメ(スズメガ科)中齢幼虫、「少し枯れたナガイモの葉にそっくり」なのは、きっと、キイロスズメ(同科)の褐色型終齢幼虫です。
添付写真は、文中で目の敵にされているヨトウムシ(種名ヨトウガ(ヤガ科)の幼虫の俗称)ですが、エンドウ、ネギどころか、有毒のクンシラン(キョウチクトウ科)の分厚い葉をもりもり食べていて驚きました。なんと逞しいことでしょう。そして・・・ 何と可愛らしいことでしょう!
イモムシでもゴキブリでもヌスビトハギでもパンにはえた青カビでも何でもいいのですが、ヴィランなものたちのどれかに、一度、スマホレンズを向けてみてください。「この癪に触る生き物をなるべく魅力的に撮ってやろう」と企みながら。すると、不思議なことに、たちまち心の軸が傾き始めて、スキもキライも混沌としてしまいますよ。
エディスト・アーカイブは、未知のお宝が無限に眠る別銀河。ワードさばきひとつでお宝候補をプレゼンしてくれる検索窓は、エディスト界の「どこでもドア」的存在ですね。
2025-06-28
ものづくりにからめて、最近刊行されたマンガ作品を一つご紹介。
山本棗『透鏡の先、きみが笑った』(秋田書店)
この作品の中で語られるのは眼鏡職人と音楽家。ともに制作(ボイエーシス)にかかわる人々だ。制作には技術(テクネ―)が伴う。それは自分との対話であると同時に、外部との対話でもある。
お客様はわがままだ。どんな矢が飛んでくるかわからない。ほんの小さな一言が大きな打撃になることもある。
深く傷ついた人の心を結果的に救ったのは、同じく技術に裏打ちされた信念を持つ者のみが発せられる言葉だった。たとえ分野は違えども、テクネ―に信を置く者だけが通じ合える世界があるのだ。