外国語から日本語への「翻訳」もあれば、小説からマンガへの「翻案」もある。翻案とはこうやるのだ!というお手本のような作品が川勝徳重『瘦我慢の説』。
藤枝静男のマイナー小説を見事にマンガ化。オードリー・ヘプバーンみたいなヒロインがいい。
ほんのれんラジオの最新エピソードが公開されました!
イシス編集学校で世界読書奥義伝[離]まで了えた4名(ニレヨーコ、おじー、はるにゃ、ウメコ)がお送りするほんのれんラジオ。
vol.21の問いは、「なぜ、わかりあえないのか?それぞれの物語を越えて」です。
シリーズ3回目となる今回は『ストーリーが世界を滅ぼす―物語があなたの脳を操作する』ジョナサン・ゴッドシャル(著)月谷真紀(訳)を読んでおしゃべりします。
選挙期間中にSNS上の言説で民意が大きく動いたり、陰謀論やフェイクニュースに振り回されたり。そんなことがよく話題にのぼる昨今。
どうしても「よくできたストーリー」に心動かされてしまう私たちは、この「物語氾濫時代」をどう生き抜けばいいのだろう?
そもそも物語の力から影響を受けずに生きることなんて、できるのか?
たくさんのモヤモヤが噴出した回です。あなたは、どう感じて何を思いましたか?
エピソード
ストーリーの光と闇/心は物語に適するように進化をしてきた、という仮説/どうして陰謀論を信じちゃう? メディア=現実という図式/石器時代から変わっていない、脳の限界/擬いてfake it till make it/ストーリーテリングのビッグバン時代の問いとは?/「どうすれば、物語から世界を救えるのか」/ソクラテスとプラトンを翻弄したフィクション・ノンフィクション/ナラトロジー/感情を動かすほどに社会に共有されやすくなるという暴力性/ニレヨーコ「なぜ日常はドラマと違うんだろう」@近鉄電車/小タイトルのthe story paradoxってこういうことか!!/メタにみる自分を育てる
▼「なぜ、わかりあえないのか? それぞれの物語を越えて」を考える「ほんのれん」旬感本はこちらの5冊!
(1)『ストーリーが世界を滅ぼす―物語があなたの脳を操作する』ジョナサン・ゴッドシャル(著)月谷真紀(訳)東洋経済新報社 2022
(2)『人はなぜ物語を求めるのか』千野帽子(著)筑摩書房 2017
(3)『神話の力』ジョーゼフ・キャンベル(著)ビル・モイヤーズ(著)飛田茂雄(訳) 早川書房 2014
(4)『他者と働く ――「わかりあえなさ」から始める組織論』宇田川元一(著)ニューズピックス 2019
(5)『断片的なものの社会学』岸政彦(著)朝日出版社 2016
ほんのれんラジオのお便りフォームをオープンしました♪
感想やテーマリクエストなど、ぜひ 「お便りフォーム」で教えてください!
ほんのれんラジオ、noteあります。
旬感ノート画像もご覧になれますので、ぜひフォローしてください。
テーマごとにまとめてありますので、復習にも便利です。
ただいま、クリスマスシーズンに聴きたい「贈り物」シリーズをnoteで展開中です。
ほんのれん編集部
編集工学研究所×丸善雄松堂が提供する一畳ライブラリー「ほんのれん」の選書やメディア制作を手掛けるメンバー。関西弁で跳ねるデザイン知カンガルー・仁禮洋子(ニレヨーコ)、小鳥の風貌ながら知的猛禽類な山本春奈(はるにゃ)、昭和レトロを愛する果敢なコンパイル亀・尾島可奈子(おじー)、2倍速で情報収集する雑読チーター・梅澤奈央(ウメコ)ほか。ほんのれんラジオは毎週水曜更新中。ほんのれん編集部公式noteにこれまでのアーカイブを蓄積してます。https://note.com/honnoren/
天才実業家・桂大介と考える、「会社」のこれから ▼目次 「天才」とサジェストされる実業家・桂大介登場/史上最年少で東証一部上場/桂大介が選ぶ「会社」を考える1冊/ゲマインシャフトとゲゼルシャフト/「会社愛」 […]
なぜ私たちは「働きすぎる」のか!?仕事と気候の不思議な関係とは。『働き方全史」を読む
なぜ私たちは「働きすぎる」のか!?仕事と気候の不思議な関係とは。『働き方全史』を読む ▼目次 犬界の仕事、猫界の仕事/「寝るのが仕事」/会社が変わっても「働く」は続く/経済学が視野を狭くしている/「働く」の語源は?/イノ […]
「働く」ってそんなにエライ?「神の罰」だった労働は、なぜ美徳になったのか?/仕事観2000年を追う『労働の思想史』を読む
「働く」ってそんなにエライ?「神の罰」だった労働は、なぜ美徳になったのか?/仕事観2000年を追う『労働の思想史』を読む ▼目次 育休つらい/休むのはなぜ後ろめたい?/こんなに変わった!仕事観2000年史/ […]
【入会受付中】毎月5冊、読まずに読める!?ほんのれんクラブで出来る3つのこと
イシス編集学校発の人気podcast番組「ほんのれんラジオ」に、サポーターコミュニティが誕生しました! 2025秋シーズンにおいて、多読アレゴリア全クラブのなかで最多勢力となった当クラブは、2026冬シーズンの入会者を募 […]
家が会社で、離婚は転職!?「社会人=会社員」はどこから来たか?/『会社と 社会の読書会』畑中章宏、若林恵ほか(黒鳥社)を読む
家が会社で、離婚は転職!?「社会人=会社員」はどこから来たか?/『会社と 社会の読書会』畑中章宏、若林恵ほか(黒鳥社)を読む ▼目次 就活ってなんだ/2010年代のイケてる会社/クリエイティブ職への憧れ/ス […]
コメント
1~3件/3件
2025-12-25
外国語から日本語への「翻訳」もあれば、小説からマンガへの「翻案」もある。翻案とはこうやるのだ!というお手本のような作品が川勝徳重『瘦我慢の説』。
藤枝静男のマイナー小説を見事にマンガ化。オードリー・ヘプバーンみたいなヒロインがいい。
2025-12-23
3Dアートで二重になった翅を描き出しているオオトモエは、どんな他者に、何を伝えようとしているのだろう。ロジカルに考えてもちっともわからないので、イシスなみなさま、柔らか発想で謎を解きほぐしてください。
2025-12-16
巣の入口に集結して、何やら相談中のニホンミツバチたち。言葉はなくても、ダンスや触れ合いやそれに基づく現場探索の積み重ねによって、短時間で最良の意思決定に辿り着く。人間はどこで間違ってしまったのだろう。