空中戦で捉えた獲物(下)をメス(中)にプレゼントし、前脚二本だけで三匹分の重量を支えながら契りを交わすオドリバエのオス(上)。
豊かさをもたらす贈りものの母型は、私欲を満たすための釣り餌に少し似ている。

ほんのれんラジオの最新エピソードが公開されました!
イシス編集学校で世界読書奥義伝[離]まで了えた4名(ニレヨーコ、おじー、はるにゃ、ウメコ)がお送りするほんのれんラジオ。
ほんのれんvol.28は、 “祭り、足りてる?特別な時間の作り方”。5本目のエピソードです。
▼お品書き
風呂で熱唱しスーパーで踊るニレ編集長/トランスできる?/長崎くんち/5トンの山車を18人の男で/無理するときにエクスタシー/KAT-TUNじゃん/オリンピックも万博も葬式も/誕生日パーティすると1歳増える!?/だからこそ演劇なんだ/千夜千冊1536夜木村敏『あいだ』/呪われた部分+資本主義→SBNR/余剰は軍備?生活向上?/吉原での大豪遊/キーワードは無駄/ほんのれんラジオの謎の儀式/上野誠『折口信夫「まれびと」の発見』/祭りが続くとヤバい/ケを区切るためにハレがある/節目をつくろう/祭りから戦争へ
▼今月の旬感本
(1) 『RITUAL一人類を幸福に導く「最古の科学」』ディミトリス・クシガラタス(著) 田中恵理香(訳)晶文社2024
(2) 『呪われた部分一全般経済学試論・蕩尽』ジョルジュ・バタイユ(著) 酒井健(訳)筑摩書房2018
(3) 『最高の集い方一記憶に残る体験をデザインする」プリヤ・パーカー(著)関美和(訳)プレジデント社 2019
(4)『日本の祭り 解剖図鑑 <最新版>』久保田裕道(著)X-Knowledge 2023
(5) 『うたげと孤心」大岡信(著)岩波書店2017
ほんのれん編集部
編集工学研究所×丸善雄松堂が提供する一畳ライブラリー「ほんのれん」の選書やメディア制作を手掛けるメンバー。関西弁で跳ねるデザイン知カンガルー・仁禮洋子(ニレヨーコ)、小鳥の風貌ながら知的猛禽類な山本春奈(はるにゃ)、昭和レトロを愛する果敢なコンパイル亀・尾島可奈子(おじー)、2倍速で情報収集する雑読チーター・梅澤奈央(ウメコ)ほか。ほんのれんラジオは毎週水曜更新中。ほんのれん編集部公式noteにこれまでのアーカイブを蓄積してます。https://note.com/honnoren/
「美味しい=好き」とは限ら ない!?餅好きvs餅マニアの境界線/
読書対話を楽しむpodcast「ほんのれんラジオ」の最新エピソードが公開されました! ほんのれんvol.30のテーマは、”「好き」はどこにある?自己発言から自己発見へ”。 「好きな食べ物」を探したい! &n […]
「趣味は何?」が一番困る質問なワケ。「好きなもの」はどうして言いにくいのか
読書対話を楽しむpodcast「ほんのれんラジオ」の最新エピソードが公開されました! ほんのれんvol.30のテーマは、”「好き」はどこにある?自己発信から自己発見へ”。 「好きなもの」ってなんで微妙に語り […]
「あの戦争」をどう引き受ける?忘却と反省を超えて「私たちの戦争」にするために
ほんのれんvol.29のテーマは、”私たちの戦争? 戦後80年、忘れないでいたいこど”。 ラストの9本目です・・・!ここまでお付き合いくださり、ありがとうございます。 皆さんが感じられたこと、ぜひお問合せフォ […]
ゴジラはなぜ皇居を避けるのか?昭和史おさらいシリーズ#4ゴジラで読み解く戦争の亡霊と昭和の謎
読書対話を楽しむpodcast「ほんのれんラジオ」の最新エピソードが公開されました! ほんのれんvol.29のテーマは、“私たちの戦争?戦後80年、忘れないでいたいこと”。 8本目は助っ人編集部員「バニー」 […]
戦時下の教科書ヤバすぎ!?昭和史おさらいシリーズ#3戦争は回避できなかったのか?「持たざる国」日本の本音と建前
読書対話を楽しむpodcast「ほんのれんラジオ」の最新エピソードが公開されました! ほんのれんvol.29のテーマは、 “私たちの戦争? 戦後80年、忘れないでいたいこと”。 なんと7本目に突入!これは何 […]
コメント
1~3件/3件
2025-09-09
空中戦で捉えた獲物(下)をメス(中)にプレゼントし、前脚二本だけで三匹分の重量を支えながら契りを交わすオドリバエのオス(上)。
豊かさをもたらす贈りものの母型は、私欲を満たすための釣り餌に少し似ている。
2025-09-04
「どろろ」や「リボンの騎士」など、ジェンダーを越境するテーマを好んで描いてきた手塚治虫が、ド直球で挑んだのが「MW(ムウ)」という作品。妖艶な美青年が悪逆の限りを尽くすピカレスクロマン。このときの手塚先生は完全にどうかしていて、リミッターの外れたどす黒い展開に、こちらの頭もクラクラしてきます。
2025-09-02
百合の葉にぬらぬらした不審物がくっついていたら見過ごすべからず。
ヒトが繋げた植物のその先を、人知れずこっそり繋げ足している小さな命。その正体は、自らの排泄物を背負って育つユリクビナガハムシの幼虫です。