空中戦で捉えた獲物(下)をメス(中)にプレゼントし、前脚二本だけで三匹分の重量を支えながら契りを交わすオドリバエのオス(上)。
豊かさをもたらす贈りものの母型は、私欲を満たすための釣り餌に少し似ている。

ほんのれんラジオの最新エピソードが公開されました!
イシス編集学校で世界読書奥義伝[離]まで了えた4名(ニレヨーコ、おじー、はるにゃ、ウメコ)がお送りするほんのれんラジオ。
ほんのれんvol.25の問いは、「”やる気”出さなきゃ?〜自分みがきor自分なくし〜」です。
「やる気出さなきゃ」って思いすぎて、燃え尽きてしまう私たち。これって個人の問題じゃなくて、社会の問題!?
今回は、『アメリカは自己啓発本でできているーベストセラ
一からひもとく』尾崎俊介(著)と『なぜ私たちは燃え尽きてしまうのかーバーンアウト文化を終わらせるためにでき
ること』ジョナサン・マレシック(著)吉領英美(訳)の2冊を読んで交わします。
なんで「やる気が大事」って思うのか?日本とアメリカだけ自己啓発本が売れまくるワケとは。
『アメリ力は自己啓発本でできている』『なぜ私たちは燃え尽きてしまうのか』
エピソード目次
告知/「やる気」出さなきゃ、どんな時に思う?/「やる気」を出すためのアイテム/なんで「やる気」を出さなきゃいけないの?/今回の2冊/政治、社会を支配した予定説/日本とアメリカが好む傾向にある自己啓発本の特徴とは?/18世紀にスタートした自己啓発本/ジャンル別自己啓発本/「やる気」の文化が行き着く先は?/理想と現実とのギャップによって引き起こされるバーンアウト/仕事に高尚な意味があると思い込んでいる
▼今月の旬感本
・『アメリカは自己啓発本でできている-ベストセラーからひもとく-』尾崎俊介(著) 平凡社 2024
・『なぜ私たちは燃え尽きてしまうのか-バーンアウト文化を終わらせるためにできること-』ジョナサン・マレシック(著)吉嶺英美(訳) 青土社 2023
・『不合理だからうまくいく-行動経済学で「人を動かす」-』ダン・アリエリー(著)櫻井祐子(訳) 早川書房 2014
・『人生のレールを外れる衝動のみつけかた』谷川嘉浩(著) 2024
・『「おのずから」と「みずから」-日本思想の基層』 竹内整一(著) 筑摩書房 2023
ほんのれん編集部
編集工学研究所×丸善雄松堂が提供する一畳ライブラリー「ほんのれん」の選書やメディア制作を手掛けるメンバー。関西弁で跳ねるデザイン知カンガルー・仁禮洋子(ニレヨーコ)、小鳥の風貌ながら知的猛禽類な山本春奈(はるにゃ)、昭和レトロを愛する果敢なコンパイル亀・尾島可奈子(おじー)、2倍速で情報収集する雑読チーター・梅澤奈央(ウメコ)ほか。ほんのれんラジオは毎週水曜更新中。ほんのれん編集部公式noteにこれまでのアーカイブを蓄積してます。https://note.com/honnoren/
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コメント
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2025-09-09
空中戦で捉えた獲物(下)をメス(中)にプレゼントし、前脚二本だけで三匹分の重量を支えながら契りを交わすオドリバエのオス(上)。
豊かさをもたらす贈りものの母型は、私欲を満たすための釣り餌に少し似ている。
2025-09-04
「どろろ」や「リボンの騎士」など、ジェンダーを越境するテーマを好んで描いてきた手塚治虫が、ド直球で挑んだのが「MW(ムウ)」という作品。妖艶な美青年が悪逆の限りを尽くすピカレスクロマン。このときの手塚先生は完全にどうかしていて、リミッターの外れたどす黒い展開に、こちらの頭もクラクラしてきます。
2025-09-02
百合の葉にぬらぬらした不審物がくっついていたら見過ごすべからず。
ヒトが繋げた植物のその先を、人知れずこっそり繋げ足している小さな命。その正体は、自らの排泄物を背負って育つユリクビナガハムシの幼虫です。