エディスト編集部のイチ推しセレクション [2024年12月]

2024/12/21(土)13:59
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公開されるエディスト記事は、毎月30本以上!そのなかからエディスト編集部メンバーが厳選した、もう一度読みたい注目の”今月の推しキジ” をお届けしています。

 

今回は、11月に公開された記事の中から選ばれた記事をご紹介します。今月はチーム渦より、山口奈那師範代が選者として初参加です。

 

では、11月の推しキジ、発表~です!!

 

    • 1チーム渦:山口’s 推しキジ!  山口奈那
    •      ー ”たくさんの私”でPick!

 

元・師範代の母が中学生の息子の編集稽古にじっと耳を澄ませてみた #01――かちゃかちゃ

“編集稽古”が混ざった日常を元師範代、そして母親という視点で描かれているエッセイです。それぞれの視点での“程”のバランスが絶妙で、読者も作者の目を通して編集稽古を色んな視点で見ることが出来る所が、面白い。受講経験者はもちろんですが、お題と日常のインタースコアは「イシス編集学校ってどんなところ?」と気になっている人にぜひ読んでほしいと思います。忙しいポリロール状態でも日常の中の編集に耳を澄ませ、旬を逃さず記事を書いていく作者の姿は頼もしくもあり、繊細な感に揺れながらも言葉を紡ぐ姿は、“書く”ということに対して勇気を与えてくれます。── 山口 奈那

マツコ
マツコ
編集稽古を、色々な立場から綴ったシリーズがかつてにもありました。しかし、息子に[守]を経験させる母の視点で書かれたコラムは、これが初!ですね。作者はチーム渦に参加する”元・師範代である息子の母”ということで、作者のお名前は明かされていません。同じチーム渦に参加され、記事を執筆しはじめていらっしゃる山口さんだからこそ見えてくる作者の姿。”書く構え”が刺激になるとのことで、お互いに切磋琢磨しあって良記事がつくられていくプロセスがすばらしいチーム渦です。元・師範代母の気持ちが、おのまとぺのワン・ワードで毎回表現されているのもオツですね。これからの息子さんと母の成長物語が楽しみです~

 

マツコ’s Plus one!🐶

松岡正剛校長は、いちばんのエディスト読者でいらっしゃいました。毎日欠かさず読んでくださっていたのですよね。もし校長がご覧になったら、息子さんの稽古っぷりを楽しみにしてくださっていただろうな、と、思います。そんなふうに考えていたら、あ、そういえば、校長の千夜千冊には、校長ご自身が母を語る優しいまなざしが描かれていることがあったなと、思い出しました。このコラムは、元師範代の母が息子を語るわけですが、反対に、息子セイゴオが母のおもかげをどう表現していたか、探ってみたくなりました。

 

松岡正剛校長、母を語るの巻

 ★母とおせち 1531夜:用の美 柳宗悦コレクション(日本民藝館監修、世界文化社)

 ★母への贈り物 301夜:一の糸(有吉佐和子、新潮社)

 ★母の澄んだ読み声 1599夜:枕詞論(近藤信義、桜楓社)

  • 2 マエストロ上杉’s 推しキジ!  uesugi
  •      応援ファンファーレでPick!

     

    バンドネオンのため息――54[守]師範数奇がたり

    この秋に開講したイシス編集学校54期[守]講座の師範が、「数寄を好きに語る」エッセイシリーズの一つ。今回は、イシス有数のタンゴ好きである北條玲子師範がバンドネオンについて綴っています。

    一読して感じたのは、バンドネオンが主題のようですが、それだけではないということです。バンドネオンの構造や発音方法や歴史だけでなく、体験レッスンで気づいた踊り手と楽器奏者の違い、作り手のいないバンドネオンが抱える悲哀、北條さんのピアソラへのおもいと教室名のエピソードなど、バンドネオンを媒介にした生活や文化までも、読者に想起させてくだるエッセイだと感じました。「数奇を好きに語る」というよりも「数奇をして好きを語らしめる」ような、そんな印象でしょうか。

    ところで、12月から多読アレゴリアが始まりました。たくさんのクラブがそれぞれの主題を持っています。北條さんのエッセイを読んで、北條さんがバンドネオンに寄せておもいを綴ってくださったように、多読アレゴリアでも、クラブごとの物(主題)に寄せて、たくさんの対話や編集が生まれていってほしいなと連想がふくらみました。 ──上杉 公志

  • マツコ
    マツコ
    イシス編集学校で基本コース[守]が始まると、学衆さんは徐々に学びの仕組みを理解していくことになります。まず出会うのが、「師範代」という存在です。師範代はお題を出題したり、指南を返したり、学衆さんとのやり取りは頻繁に行われます。その後、しばらくすると、初めての編集稽古に慣れていたころでしょうか、「師範」という存在が登場します。師範代は、毎日コミュニケーションをしているので、学衆の側からもイメージがつくりやすい。ですが、師範は、なかなかどんな人なのか、ヒントが少なく、人となりをしらないままにお稽古が進んでいくこともあるかもしれません。そんなときに、一助になるような連載が、今回のシリーズですね。師範の編集学校での姿だけではない横顔が見えるのは、学衆さんとしては、より親しみやすい教室になっていくことでしょう。

 

  • マツコ
    マツコ
    上杉さんが最後に少し触れてくださったアレ。ここからのおふたりは、ド直球でアレを選びました。アレとは、そう、多読アレゴリア!

3 後藤’s 推しキジ! 
      今年の大事件!多読アレゴリア!Pick!

 

多読アレゴリアTV YouTube配信 第2回!新時代の知識探求オンラインクラブってなに?

多読アレゴリアがはじまりました!
12月2日、《イシスネオバロック》を掲げて、12クラブが一斉にスタート。日夜問わずそれぞれのクラブで交わし合いが起こっています。
「何だかいつもと違う、頭と心の使い方をしているなと感じるこのクラブ。面白くて仕方ありません」とは、あるアレゴリアン(受講者)の言葉。
この先どうなるか誰も知らない。でもなんだか面白いことが起こりそうな気がする。そんな予感に満ちた開幕でした。
11月は多読アレゴリアWEEK!と題して、12クラブがエディストをジャックして告知合戦。公開された記事は30本超え。多読アレゴリアTVまではじまりました。

 

今回の推し記事は、12月の公開記事ですが多読アレゴリアWEEK!の全記事リンクがまとまっているのでPickしました。
モードが立っている「大河ばっか!」や「千夜千冊パラダイス」の対談形式。文体編集のみならず「終活読書★四門堂」の突然の改名という事件もありました。告知からクラブ色がすでに滲み出ているので、記事を読みながら多読アレゴリアの雰囲気を味わってもらえたらと思います。─後藤 由加里

マツコ
マツコ
25年目のイシス編集学校に新コース、誕生。これは事件ですよね。11月はエディストが多読アレゴリア一色になるかのごとくに、盛り上がりました。大勢の方が参加されているようですよね。運営側はここまでのご準備、本当に大変だったことと思います。クラブごとに、それぞれのドラマが生まれました。

 

マツコ
マツコ
そして、この方も!

 

4 吉村林頭’s 推しキジ! 
      ─ ISISの今Pick!

 

  • ⦿多読アレゴリアTV YouTube配信スタート! 新時代の知識探求オンラインクラブってなに?

    12月から始まった多読アレゴリア。クラブ百家争鳴時代の幕開けになる。とはいえ、多読アレゴリアとは一体どんなものなのかは誰も知らない。一体多読アレゴリアとはなんなのか? 予想、予告、予言も含めて、キャスター武田英裕、アシスタント一倉広美が軽快に紹介するムービー記事。すでに第二弾、第三弾も公開中。まずは二人の息のあった掛け合いをご堪能いただきたい。── 吉村 堅樹

マツコ
マツコ
武田さんと一倉さんのコンビによるすばらしい運びで進むYoutube番組、マツコも見ています。10分とか15分ぐらいでまとめているのも、ちょうど見やすい時間でありがたい。このあとも、多読アレゴリアのある日常を、みなさんがゲスト出演して入れ代わり立ち代わり語って下さるのかな。

ところで、多読アレゴリアは、最初の3か月が終わったら、新しくまた参加ができるそうですね? 1クール目に参加できなかった方は多読アレゴリアTVをみながら、気持ちをあっためて、参加の準備をしておいてくださいね!イシス編集学校に学ぶなら、全員がクラブ活動しようよ!ということだそうですからね~♪

 

マツコ’s Plus one!🐶

イシス編集学校のYoutubeチャンネル、登録は済みましたか?

ぜひチャンネル登録はお忘れなく。 

こちらからどうぞ https://www.youtube.com/@es_event

 

 

マツコ’s Plus one!🐶 今あがっている動画リスト

 

こちらは吉村林頭のゲスト回

こちらは一倉師範が語ります!

 

以上、2024年11月の記事から、エディスト編集部の”イチ推し” を厳選してお届けしました。

みなさんのオシは、見つかりましたか?

 

さあ、次に選ばれるのは、あなたの記事かもしれない!

 

 


 

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  • エディスト編集部

    編集的先達:松岡正剛
    「あいだのコミュニケーター」松原朋子、「進化するMr.オネスティ」上杉公志、「職人肌のレモンガール」梅澤奈央、「レディ・フォト&スーパーマネジャー」後藤由加里、「国語するイシスの至宝」川野貴志、「天性のメディアスター」金宗代副編集長、「諧謔と変節の必殺仕掛人」吉村堅樹編集長。エディスト編集部七人組の顔ぶれ。