【読めば、MIYAKO 004】『日本を創った12人』堺屋太一 2021年5月20日

2021/05/20(木)08:14
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多読ジムの冊匠・大音美弥子が毎日届けるブックガイド。

ジムに投稿された発言を取り上げて、その言の葉に寄り添った「読めば、MIYAKO」な一冊をご案内します。

 

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⊕今日の多読ジム Season06・春⊕

 

◯キーワード: 生産と消費のシステム

◯ホットワード:構造的な窮乏感、ホモ・エコノミクスの美しさ

◆多読的なふり返り

 ここまでくる過程にあった『都鄙問答』が、ヒリヒリ迫ってきました。

山口イズミさん(スタジオ凹凸

 


堺屋太一『日本を創った12人』(PHP文庫)


 「たくさんの私」の応用題として「たくさんの日本」を堺屋さんは考えたのだろうか。本書によると日本史の前半を支えた6人は聖徳太子から徳川家康、後半は石田梅岩から松下幸之助までとなる。民衆の経済史はわずか300年。なのに人類史600万年の歩みを「人新世」の創に変える力を持っていた。

 

 

 

Info


◉多読ジム season06・春◉

 

∈TERM

 2021年4月12日(月)~6月27日(日)

 

∈MENU

<1>ブッククエスト(4weeks) :須賀敦子さんの本棚から

選び抜かれた約30~40冊の本の森(書籍リスト)から、本の系統樹をつくり、自分だけの本棚を編集します。

 

<2>エディション読み(3weeks):『感ビジネス』 [NOW!]

松岡正剛の「千夜千冊エディション」からシーズンごとに1冊を選び、マーキング読書を共読し徹底体得します。

 

<3>三冊筋プレス(4weeks)  :旅する3冊

読み手を意識したアウトプットで“読筋”に負荷をかけながら、選んだ3冊を創文に仕上げます。

 

∈URL

 https://es.isis.ne.jp/gym

 

  • 大音美弥子

    編集的先達:パティ・スミス 「千夜千冊エディション」の校正から書店での棚づくり、読書会やワークショップまで、本シリーズの川上から川下までを一挙にになう千夜千冊エディション研究家。かつては伝説の書店「松丸本舗」の名物ブックショップエディター。読書の匠として松岡正剛から「冊匠」と呼ばれ、イシス編集学校の読書講座「多読ジム」を牽引する。遊刊エディストでは、ほぼ日刊のブックガイド「読めば、MIYAKO」、お悩み事に本で答える「千悩千冊」など連載中。