道ばた咲く小さな花に歩み寄り、顔を近づけてじっくり観察すると、そこにはたいてい、もっと小さな命がきらめいている。この真っ赤な小粒ちゃんたちは、カベアナタカラダニ。花粉を食べて暮らす平和なヴィランです。
学長 田中優子が一冊の本をナビゲートするYouTube LIVE番組「酒上夕書斎(さけのうえのゆうしょさい)」。書物に囲まれた空間で、毎月月末火曜日の夕方に、大好きなワインを片手に自身の読書遍歴を交えながら語ります。
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◎第六夕『日本問答』『江戸問答』『昭和問答』問答三部作 別典祭SP 2025年11月24日配信
♦『日本問答』『江戸問答』『昭和問答』田中優子・松岡正剛/岩波新書
◎第五夕『苦界浄土』石牟礼道子 2025年10月28日配信
♦『苦界浄土 全三巻』石牟礼道子/藤原書店
♦連還本
⊕『はにかみの国』石牟礼道子/石風社
⊕『石牟礼道子全集』石牟礼道子/藤原書店
⊕Qten Genki Book『九』/九天玄氣組
◎第四夕『童謡画集』川上四郎 2025年8月26日配信
♦『童謡画集』川上四郎/講談社
♦連還本
⊕『伝記ヘレン・ケラー』村岡花子/偕成社文庫
⊕「マッチ売りの少女」「みにくいアヒルの子」「親指姫」「絵のない絵本」ハンス・クリスチャン・アンデルセン
⊕『うづしほ』エドガー・アラン・ポオ、森鴎外訳
⊕『長い長いお医者さんの話』カレル・チャペック/岩波少年文庫
⊕『フランス詩集』浅野晃/白凰社
◎第三夕『雨月物語』上田秋成 2025年7月29日配信
♦『雨月物語 全訳注 上・下』上田秋成・青木正次/講談社学術文庫
♦連還本
⊕『新釈雨月物語 新釈春雨物語』石川淳/ちくま文庫
⊕『江戸の想像力』田中優子/ちくま学芸文庫
◎第二夕『S/Z バルザック『サラジーヌ』の構造分析』ロラン・バルト 2025年6月24日配信
♦『『S/Z バルザック『サラジーヌ』の構造分析』ロラン・バルト/みすず書房/1973年発行
♦連還本
⊕『テクストの快楽』ロラン・バルト/みすず書房
⊕『表徴の帝国』ロラン・バルト/ちくま学芸文庫
⊕『春雨物語』「血かたびら」上田秋成
⊕『高丘親王航海記』澁澤龍彦/文春文庫
⊕『高丘親王航海記』原作:澁澤龍彦・漫画:近藤ようこ/ビームコミックス
◎第一夕『普賢』石川淳 2025年5月27日配信
♦『普賢・佳人』石川淳/
♦連還本
⊕『アート・ジャパネスク 日本の美と文化:第4巻 神々と仏「祭りとマンダラ」』松岡正剛(エディトリアル・ディレクター)講談社
⊕『石川淳全集:第12巻 評論・随筆』「江戸人の発想法について」筑摩書房
⊕『紫苑物語』石川淳講談社文芸文庫
⊕『
YouTube LIVE「酒上夕書斎(さけのうえのゆうしょさい)」
配信日:毎月月末火曜日16:30~ 約20分ライブ配信
次 回:2025年12月23日(火)16:30〜
出 演:田中優子(イシス編集学校学長)
視聴方法:YouTubeイシスチャンネル(https://www.youtube.com/@es_event/featured)にて無料配信。配信後もイシスチャンネルで視聴できます。
エディスト編集部
編集的先達:松岡正剛
「あいだのコミュニケーター」松原朋子、「進化するMr.オネスティ」上杉公志、「職人肌のレモンガール」梅澤奈央、「レディ・フォト&スーパーマネジャー」後藤由加里、「国語するイシスの至宝」川野貴志、「天性のメディアスター」金宗代副編集長、「諧謔と変節の必殺仕掛人」吉村堅樹編集長。エディスト編集部七人組の顔ぶれ。
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田中優子の酒上夕書斎|第五夕『苦界浄土』石牟礼道子(2025年10月28日)
学長 田中優子が一冊の本をナビゲートするYouTube LIVE番組「酒上夕書斎(さけのうえのゆうしょさい)」。書物に囲まれた空間で、毎月月末火曜日の夕方に、大好きなワインを片手に自身の読書遍歴を交えながら […]
イシス編集学校で予定されている毎月の活動をご案内する短信「イシスDO-SAY(ドウ-セイ)」。 さて、11月は待望の「本の祭典」月間がやってきます。11月2日は福岡で、11月23日、24日は東京・豪徳寺で、 […]
コメント
1~3件/3件
2025-11-25
道ばた咲く小さな花に歩み寄り、顔を近づけてじっくり観察すると、そこにはたいてい、もっと小さな命がきらめいている。この真っ赤な小粒ちゃんたちは、カベアナタカラダニ。花粉を食べて暮らす平和なヴィランです。
2025-11-18
自ら編み上げた携帯巣の中で暮らすツマグロフトメイガの幼虫。時おり顔を覗かせてはコナラの葉を齧る。共に学び合う同志もなく、拠り所となる編み図もなく、己の排泄物のみを材料にして小さな虫の一生を紡いでいく。
2025-11-13
夜行列車に乗り込んだ一人のハードボイルド風の男。この男は、今しがた買い込んだ400円の幕の内弁当をどのような順序で食べるべきかで悩んでいる。失敗は許されない!これは持てる知力の全てをかけた総力戦なのだ!!
泉昌之のデビュー短篇「夜行」(初出1981年「ガロ」)は、ふだん私たちが経験している些末なこだわりを拡大して見せて笑いを取った。のちにこれが「グルメマンガ」の一変種である「食通マンガ」という巨大ジャンルを形成することになるとは誰も知らない。
(※大ヒットした「孤独のグルメ」の原作者は「泉昌之」コンビの一人、久住昌之)