蕾の指導陣 43[守]第一回伝習座

2019/08/15(木)15:20
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八田英子

 2019年3月30日、43[守]伝習座が開かれた。師範代・師範・番匠・学匠が本楼に集い、11時の学匠ガイダンスで幕を開ける。

 

 全師範代のフライヤー発表では、八田英子律師、池澤祐子師範のコメントの辛口ぶりが秀逸。八田は「がんちゃんと呼ばれるように誘導をしている」と岩野範昭師範代の下心を見抜く。池澤は「リリーの花が下を向いている」と福澤美穂子師範代を鞭撻した。

 

 指南・用法語りでは師範陣がメッセージを連打し、校長講話でクライマックスをむかえる。終幕は終電間近。全参加者が松岡校長の「師範代は共苦する」という言葉を胸に刻み、一カ月後の開講を見すえた。

 

池澤祐子師範

 

 

  • 井ノ上シーザー

    編集的先達:グレゴリー・ベイトソン。湿度120%のDUSTライター。どんな些細なネタも、シーザーの熱視線で下世話なゴシップに仕立て上げる力量の持主。イシスの異端者もいまや未知奥連若頭、守番匠を担う。

コメント

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堀江純一

2025-10-02

何の前触れもなく突如、虚空に出現する「月人」たち。その姿は涅槃来迎図を思わせるが、その振る舞いは破壊神そのもの。不定期に現れる、この”使徒襲来”に立ち向かうのは28体の宝石たち…。
『虫と歌』『25時のバカンス』などで目利きのマンガ読みたちをうならせた市川春子が王道バトルもの(?)を描いてみたら、とんでもないことになってしまった!
作者自らが手掛けたホログラム装丁があまりにも美しい。写真ではちょっとわかりにくいか。ぜひ現物を手に取ってほしい。
(市川春子『宝石の国』講談社)

川邊透

2025-09-30

♀を巡って壮絶バトルを繰り広げるオンブバッタの♂たち。♀のほうは淡々と、リングのマットに成りきっている。
日を追うごとに活気づく昆虫たちの秋季興行は、今この瞬間にも、あらゆる片隅で無数に決行されている。

若林牧子

2025-09-24

初恋はレモンの味と言われるが、パッションフルーツほど魅惑の芳香と酸味は他にはない(と思っている)。極上の恋の味かも。「情熱」的なフルーツだと思いきや、トケイソウの仲間なのに十字架を背負った果物なのだ。謎めきは果肉の構造にも味わいにも現れる。杏仁豆腐の素を果皮に流し込んで果肉をソース代わりに。激旨だ。