日本では7年ぶりの開催となったG7サミットで、開催地広島が誇る食材を活かしたおもてなし料理が振る舞われていた頃、イシス編集学校では「MY編集力チェック説明会」が行われていた。
参加者は応用コース[破]と師範代養成コース花伝所の指導陣、そしてイシスの推しメンたち。編集学校きっての腕利き編集料理人たちがZoom上に集った。
「編集力チェック」はイシス編集学校が2000年に開講して以降、約20年間にわたり6万人が経験した、インターネット上で提供される無料の編集指南である。8年ぶりのシステム大改修を受けた2023年4月のリニューアルでお題が充実するとともに、より手厚く、より丁寧な指南にパワーアップした。さっそく体験者の声も届いている。
全く関係ないものをくっつけられる思考の柔軟さを鍛えられると思いました。
(2023/05/16、Iさん)
お題を通してこんなことを思い出せるとはと発見し、時空を超える思考の感触を得て楽しくなりました。
(2023/05/04、Kさん)
「編集」って言葉はとてもハードルが高いものと感じていましたが、一緒に文章を楽しみながら分析していただいたことが印象的かつ嬉しかったです。
もっと恐れずチャレンジしてみよう、と勇気づけをいただいた時間でした。
(2023/04/28、長谷川絵里香さん)
編集するとはどういうことか、編集は私にも出来る、既に日常でしているという気づきやわくわくを感じることが出来ました。
師範代や編集思考を持つ方は、こんな風に世界を見ているのかと、新しい視界を感じ、とても興味がわきました。
(2023/05/06、Wさん)
だが「編集は冒険である」をモットーに掲げる編集学校、これで終わるわけがない。プロライター角山祥道師範代による「俺の編集力チェック」を皮切りに、人材育成に関わる阿曽祐子師範代の「好きこそ編集の駆動装置!」と、ユニークな師範代たちがオレ流、ワタシ流に味つけた「オレの/ワタシの編集力チェック」が続々と生まれようとしているのだ。
書籍編集者、医者、子育てママ、企業人事、数学者、ヨガインストラクター、一級建築士、イラストレーター、仏教者、税理士、英語教育、工芸品プロデューサー…
イシス編集学校の魅力は、年齢も仕事も住んでいる場所も、バラエティーに富んださまざまな人たちが集まっていることだ。得意技も職業もとりどりに、それぞれの持ち場ばかりでなく、ときにはそこからも飛び出し、生き生きと活躍している。
そんな多様な師範代たちが、それぞれの属性・特性・個性を活かしたお題を用意して迎えてくれる。編集力チェックを受けるみなさんは、自分の興味や関心に合う師範代を選んで、お題への回答を送るだけ。老若男女、誰でもウェルカムだ。
それはまるで、さまざまな料理が並ぶビュッフェから、好みの料理を選んだり、逆に普段は選ばない味や食材に挑戦するかのような、気軽でありながらもワクワクする時間と体験を届けてくれるはずだ。
こんな美味しい手合わせを、無料で体験できるチャンスを逃す理由などあるだろうか。
自分で選んだ師範代から手渡されるお題に回答し、届いた指南によって出会う未知、差し出される発見は、日常から一歩踏み出す楽しい体験になることは間違いない。
この夏は、ひと味もふた味もちがう編集力チェックのスペシャルビュッフェをぜひご賞味あれ!
アイキャッチ画像:福井千裕
文:福井千裕・米田奈穂
米田奈穂
編集的先達:穂村弘。滋賀県長浜出身で、伝統芸能を愛する大学図書館司書。教室名の「あやつり近江」は文楽と郷土からとられた。ワークショップの構成力に持ち前の論理構築力を発揮する。
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