私の28[花]キャンプは、吉阪隆正の建築思想【不連続統一体】の体験だった。場面ごとに異なる空間が次々と立ち現われてくる。よく分からないままに一周すると、ようやく建物を貫く原理のようなものが見えてくる。この「遅れて」やってくる全体性がたまらなかった。

わたくし阿曽祐子は、電子部品メーカーで20年以上、人材育成に関わってきた。新入社員、中堅社員、管理職、将来の経営幹部候補、新任役員とあらゆるレイヤーのメタモルフォーゼを見てきた。「身を捨ててこそ浮かぶ瀬もあれ」。誰もが現状に留まっていては、いかなる変化も遂げられないことを知っている。が、未知へと飛び出していくのはこわい。
どんな声援にも発破にも応じなかった人の言動が、突如、凛々しさを帯びるときがある。人は、自分の内にある渇望を掴んだとき、とてつもない胆力を発揮するものである。そう、「好き」によって、人の思考と行動は、躍動しはじめるのだ。
今回用意した新たな「編集力チェック」では、あなたの「好き」を掘り下げ、あなたの中に潜むイキイキとした編集エンジンをみにいく。あなたならではの編集視点をみつけるのだ。何千人もの変化の瞬間を目の当たりにしてきた師範の阿曽祐子が、あなたの「好き」がはぜる一瞬を逃さずお返しする。所要時間はたったの3分だ。
イシス編集学校の4か月間の編集稽古では、ひと足先に編集の型を学んだ師範代が、あなたに潜む思考の特徴を取り出す。全てのお題を終える頃には、本来あなたが備えていた渇望と思考の力が呼びさまされる。そこには、必ずやメタモルフォーゼを経たあなたがいる。飛び込むだけで、自らの変化を呼び込むができるのだ。
師範代・阿曽祐子の編集力チェック
「好きこそ編集の駆動装置!」はこちらから(無料)
https://qe.isis.ne.jp/index/aso
阿曽祐子
編集的先達:小熊英二。ふわふわと漂うようなつかみどころのなさと骨太の行動力と冒険心。相矛盾する異星人ぽさは5つの小中に通った少女時代に培われた。今も比叡山と空を眺めながら街を歩き回っているらしい。 「阿曽祐子の編集力チェック」受付中 https://qe.isis.ne.jp/index/aso
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コメント
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2025-07-03
私の28[花]キャンプは、吉阪隆正の建築思想【不連続統一体】の体験だった。場面ごとに異なる空間が次々と立ち現われてくる。よく分からないままに一周すると、ようやく建物を貫く原理のようなものが見えてくる。この「遅れて」やってくる全体性がたまらなかった。
2025-07-02
連想をひろげて、こちらのキャビアはどうだろう?その名も『フィンガーライム』という柑橘。別名『キャ
ビアライム』ともいう。詰まっているのは見立てだけじゃない。キャビアのようなさじょう(果肉のつぶつぶ)もだ。外皮を指でぐっと押すと、にょろにょろと面白いように出てくる。
山椒と見紛うほどの芳香に驚く。スパークリングに浮かべると、まるで宇宙に散った綺羅星のよう。
2025-07-01
発声の先達、赤ん坊や虫や鳥に憑依してボイトレしたくなりました。
写真は、お尻フリフリしながら演奏する全身楽器のミンミンゼミ。思いがけず季節に先を越されたセミの幼虫たちも、そろそろ地表に出てくる頃ですね。