守破離まるわかり ー イシス編集学校コースマップ 吉村堅樹の編集解説#05

2025/04/17(木)18:08
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 編集工学研究所 吉村堅樹が「編集」や「編集学校」について、ミニ動画で解説をする「吉村堅樹の編集解説」をイシス編集学校YouTubeで公開中です。


 

 イシス編集学校は、武道や芸道での修行における段階「守破離」に肖ったコースになっています。なぜ守破離なのか?それぞれのコースではどのような編集術を学んでいくのか?今回はイシス編集学校のコースマップについて概要をお話しします。

 

 [守] 基本コース

  まずは[守]に入門します。情報編集のインプットからアウトプットまでのプロセスの「型」を38のお題で身につけていきます。[守]を修了すると[破]に進むことができます。

 

 [破] 応用コース

  [守]で学んだ思考の「型」を実践的に活用し、4つの編集術(文体編集、クロニクル編集、物語編集、プランニング編集)を稽古します。[破]を修了すると[離]、[ISIS花伝所]、[遊:物語講座]、[多読ジム]などに進むことができます。

 

 [離] 世界読書奥義伝

  校長松岡正剛の書き下ろしによる門外不出のテキスト「文巻」に沿って、古今東西のあらゆる方法知を読み解き「編集知」を手にする松岡正剛直伝の世界読書プログラムです。

 

 [ISIS花伝所]編集コーチ養成コース

  イシス編集学校の編集コーチ(師範代)を養成するコースです。師範から指導を受けながら、人と場を動かすためのインタースコア編集の5M(Model, Mode, Metric, Management, Making)を徹底的に鍛錬していきます。

 

撮影・編集:林朝恵

 

 《吉村堅樹の編集解説》

 #00 編集とは何か?

 #01 [守]用法1 情報の収集|編集ははじめが肝心

 #02 [守]用法2 情報の関係づけ|編集セットはセクシーに

 #03 [守]用法3 情報の構造化|世界を編集する方法教えます

 #04 [守]用法4 情報の表現|極める編集の総仕上げ

 #05 守破離まるわかりーイシス編集学校コースマップ

 #06 どうする?編集稽古(Coming soon!)

 


 イシス編集学校 第55期[守]基本コース

 申込締切:2025年4月27日(日)

 稽古期間:2025年5月12日(月)~2025年8月24日(日)

 詳細・申込:https://es.isis.ne.jp/course/syu

 

 無料学校説明会(オンライン)開催中!

 日時:2025年4月25日(金)19:30-21:00

    2025年4月26日(土)10:00-11:30

    2025年4月26日(土)21:30-23:00

    2025年4月30日(水)19:30-21:00

 詳細・申込:https://es.isis.ne.jp/admission/briefing

 ISISエディットツアー全国開催

 編集稽古が体験できるワークショップを福岡で開催します!

 伸ばそう!発想力と企画力~珈琲の香りとともに〜
 日時:2025年4月20日(日)14:00-16:00
 会場:イエナコーヒー イベントスペース(福岡市中央区警固2-15-20)
 参加費:1,500円(税込)珈琲代込み *当日会場で現金にてお支払いください
 申込:https://shop.eel.co.jp/products/es_tour20250420


 

  • 後藤由加里

    編集的先達:石内都
    NARASIA、DONDENといったプロジェクト、イシスでは師範に感門司会と多岐に渡って活躍する編集プレイヤー。フレディー・マーキュリーを愛し、編集学校のグレタ・ガルボを目指す。倶楽部撮家として、ISIS編集学校Instagram(@isis_editschool)更新中!

コメント

1~3件/3件

川邊透

2025-07-01

発声の先達、赤ん坊や虫や鳥に憑依してボイトレしたくなりました。
写真は、お尻フリフリしながら演奏する全身楽器のミンミンゼミ。思いがけず季節に先を越されたセミの幼虫たちも、そろそろ地表に出てくる頃ですね。

川邊透

2025-06-30

エディストの検索窓に「イモムシ」と打ってみたら、サムネイルにイモムシが登場しているこちらの記事に行き当たりました。
家庭菜園の野菜に引き寄せられてやって来る「マレビト」害虫たちとの攻防を、確かな観察眼で描いておられます。
せっかくなので登場しているイモムシたちの素性をご紹介しますと、アイキャッチ画像のサトイモにとまる「夜行列車」はセスジスズメ(スズメガ科)中齢幼虫、「少し枯れたナガイモの葉にそっくり」なのは、きっと、キイロスズメ(同科)の褐色型終齢幼虫です。
 
添付写真は、文中で目の敵にされているヨトウムシ(種名ヨトウガ(ヤガ科)の幼虫の俗称)ですが、エンドウ、ネギどころか、有毒のクンシラン(キョウチクトウ科)の分厚い葉をもりもり食べていて驚きました。なんと逞しいことでしょう。そして・・・ 何と可愛らしいことでしょう!
イモムシでもゴキブリでもヌスビトハギでもパンにはえた青カビでも何でもいいのですが、ヴィランなものたちのどれかに、一度、スマホレンズを向けてみてください。「この癪に触る生き物をなるべく魅力的に撮ってやろう」と企みながら。すると、不思議なことに、たちまち心の軸が傾き始めて、スキもキライも混沌としてしまいますよ。
 
エディスト・アーカイブは、未知のお宝が無限に眠る別銀河。ワードさばきひとつでお宝候補をプレゼンしてくれる検索窓は、エディスト界の「どこでもドア」的存在ですね。

堀江純一

2025-06-28

ものづくりにからめて、最近刊行されたマンガ作品を一つご紹介。
山本棗『透鏡の先、きみが笑った』(秋田書店)
この作品の中で語られるのは眼鏡職人と音楽家。ともに制作(ボイエーシス)にかかわる人々だ。制作には技術(テクネ―)が伴う。それは自分との対話であると同時に、外部との対話でもある。
お客様はわがままだ。どんな矢が飛んでくるかわからない。ほんの小さな一言が大きな打撃になることもある。
深く傷ついた人の心を結果的に救ったのは、同じく技術に裏打ちされた信念を持つ者のみが発せられる言葉だった。たとえ分野は違えども、テクネ―に信を置く者だけが通じ合える世界があるのだ。