『キャラ者』は、”マンガ家”だった頃の江口寿史の、(まとまった作品としては)ほぼ最後の仕事。恐るべきクオリティの高さで、この才能が封印されてしまったのはもったいない。
「来年こそはマンガ家に戻ります!」と言ったのは、2016年の本の帯(『江口寿史KING OF POP SideB』)。そろそろ「来年」が来てもいいだろう。

第84回感門之盟「番期同門祭」の司会はリレー方式。スタートを切った丸山&久野ペアからバトンを受け取ったのは、大武美和子・矢萩邦彦のふたりだ。ネットで初音ミクが生まれ、日本で「ソンナノカンケーネー」が流行り、海の向こうではオバマ大統領が「Yes, we can!」と叫んでいた2005年~2009年、創成期からあらたなフェーズに突入したイシス編集学校を牽引したレジェンドだ。松岡正剛校長は『多読術』を出版し、いまだかつてない書店「松丸本舗」を創っていたころである。
実は大武は、矢萩が[破]学衆だった教室の師範代でもある。
「(矢萩さんが)ペーペーの学衆時代をよーく存じ上げています」(大武)
「圧編集ですね!笑」(矢萩)
10年以上の時を経てもなお、かつての師範代・学衆の関係がつい滲み出てしまうのは、必死に編集稽古をした教室に愛着があるからこそ。イシスらしい光景が舞台をちらちらとするなか、ふたりの司会コンビナトリアがはじまった。
福井千裕
編集的先達:石牟礼道子。遠投クラス一で女子にも告白されたボーイッシュな少女は、ハーレーに跨り野鍛冶に熱中する一途で涙もろくアツい師範代に成長した。日夜、泥にまみれながら未就学児の発達支援とオーガニックカフェ調理のダブルワークと子育てに奔走中。モットーは、仕事ではなくて志事をする。
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