エディスト編集部のイチ推しセレクション [2024年11月]

2024/12/01(日)15:46 img
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公開されるエディスト記事は、毎月30本以上!そのなかからエディスト編集部メンバーが厳選した、もう一度読みたい注目の”今月の推しキジ” をお届けしています。

 

今回は、10月に公開された記事の中から選ばれた記事をご紹介します。選者として、チーム渦より、吉居奈々師範が参加です!気になった記事をぜひ読んでみてください。

 

では、10月の推しキジ、発表~です!!

 

    • 1金副編集長’s 推しキジ! 
    •      ー 多読でPick!

 

武邑光裕の新·メディアの理解 ③ ユニバース25実験とメタバース

ISIS co-missionメンバーであり、メディア美学者・武邑光裕さんの連載「新·メディアの理解」の3本目の記事です。かつて松岡正剛校長も絶賛してましたが、武邑さんの例示の豊富さにはいつも驚かされます。

記事タイトルの「ユニバース25」実験は、マウスのユートピア環境を作り、そこで人口過剰の影響を研究したもので、結論を言えば、悲劇的な結末を迎えました。そして、武邑さんは言います。「『ユニバース25』の実験は、特にヴァーチュアル・リアリティ(VR)やメタバースのようなデジタル空間におけるユートピア的環境の潜在的な危険性について、重要な教訓を提供している」と。ゾッとする内容ですが、これは決して遠い未来の話ではなく、現在進行形あるいは、ごくごく近い将来に起こりうる事態を指し示しています。

メディアの可能性を考えるためには、メディアの危険性や破滅性からも目を逸らすべきではありません。そして、武邑さんの「OUTLYINGな編集力」がゼツヒツです! OUTLYINGな編集力を丸呑みしたいなら、多読アレゴリアへ!

── 金 宗代

  • マツコ
    マツコ
    そうした現実が待っているとしたら、私たちはどう編集を起こしていけばいいのだろう? 新たな問いをいくつもいただく武邑さんの連載です。今回のマウスの実験、恐ろしいですね。人類は「ユニバース25」で示されたマウス・ソサイエティになってしまうのか否か?!そんななかでひとつの解を提示するのが「OUTLYING」でしょう。これは異端的思考のこと。異なる別様の見方をうみだし、新たな境地を切り開く思考法だそう。多読アレゴリアの武邑クラブにはこの思考法「OUTLYING」が冠していますよね。先日出版された武邑さんの自伝的著書のタイトルが『OUTLYING 僻遠の文化史』。ここから考えると、武邑さんが編集学校の皆さんに、ご自身の大事している”観”を手渡そうとしてくださっていることがわかりますね。
  • 2 マエストロ上杉’s 推しキジ!  uesugi
  •      応援ファンファーレでPick!

     

    【ほんのれんラジオ】あの恒久師範がゲスト出演!「疲れてちゃダメ?vol.19」シリーズ全6本まとめ

    イシス編集学校では、12月からスタートする『多読アレゴリア』を筆頭に、様々なテーマや個人のユニークネスが、これまで以上に相互編集され、メディアを超えて多様に表現されるようになってきています。

     

    今回紹介する記事では、編集工学研究所のPodcastメディア「ほんのれんラジオ」に、ハワイ島在住の身体術トレーナーであり、イシス編集学校師範の渡辺恒久さんが、ゲスト出演されたことがニュースになっています。渡辺師範は、テーマ本の一冊『風邪の効用』の著者、野口晴哉氏の孫弟子にあたります。そんな渡辺師範が「身体観」や「疲労」について、本や編集工学をまじえてどのような対話を繰り広げたのか。詳しくはぜひPodcastでお楽しみください。

    開校から25周年を迎えたイシス編集学校。これから、テーマ・メディアを超えたコラボレーションや編集がますます立ち上がっていくことへの期待も込めてセレクトしました。 ──上杉 公志

  • マツコ
    マツコ
    一味違う可愛さをふりまいている(笑)女子力たっぷりのほんのれんラジオですよね。なんと100回をむかえたそうですね、おめでとうございます~。100回つづけるってすごいですよね!渡辺恒久師範のゲスト回は、これまたいいですね。お声がやさしくてしなやかな恒久師範に、身体について解説していただいては、ほ~、へ~、え~!と声を上げる女子たちが秀逸ですよ(^_-)-☆

 

マツコ’s Plus one!🐶

 

恒久師範の語りをもっと!という方は、多読アレゴリアのクラブ「身体多面体茶論」へ。

 参考情報 

 【多読アレゴリア:身体多面体茶論①】「身体」を斬る(導入編)

 【多読アレゴリア:身体多面体茶論②】「身体」を読む(進化身体編)

 【多読アレゴリア:身体多面体茶論③】「身体」を読む(美食身体編)

 【多読アレゴリア:身体多面体茶論④】「身体」を読む(資本主義身体編)

 

もうひとつ!

マツコ’s Plus one!🐶

 

ほんのれんラジオのnote、あります~!

 こちらへどうぞ! https://note.com/honnoren/

 

3 チーム渦・吉居’s 推しキジ! yoshii nana
      感謝Pick!

 

編集かあさんvol.52 喧嘩するならアナキズム【82感門】DAY1

編集かあさんvol.53 社会の縁側で飛び跳ねる【82感門】DAY2

第82回感門之盟・番期同門祭。エポックメイキングなこのイベントに私は参加しませんでした。それでずっと後ろめたい気持ちがありました。晴れ舞台に立った人たちのニュースは何となくまぶしくて読みづらかったのですが、主役ではない子どもたちにスポットを当てたこの記事は、そんな私の心にぴったりでした。折り紙を折ったりベビースターラーメンをこぼして決め顔を決めたキッズとともに、同門祭のようすを遠くから感じる。そのうちに、編集の真ん中にいなくても、遠ざかっても、編集とはたしかにつながっていると気づかされました。後ろめたさにポッと灯りをともしてくれた記事に感謝を。 ──吉居 奈々

マツコ
マツコ
いろいろな理由で参加されなかった皆様がいらっしゃると思います。吉居さんが感謝のフィルターで編集かあさんの記事をPickしてくださったことが、とてもうれしかった! というのは、エディストは、吉居さんのような体験をした人にこそ読んでもらえるメディアでありたいと思えたから。不在にしていても追体験ができるメディア。エディストを読めば後ろめたさも吹っ飛ぶぐらいに、活動の記録を刻んで、メディエーションできていくのが理想ですな!  ところで、編集かあさんをはじめ、かあさん・とうさんたちが、お子さんとご一緒に参加していた感門之盟の姿は、編集学校の新しい一場面だとマツコは感じました。感門が大人しか入れない区切られた空間ではなく、壁のない大きな空間の向こう側で、小さな編集者たちがワイワイ遊びを繰り広げている様子。はあ新時代、到来!な感じでしたね。その様子を記事化してくださった目配り気配りの編集かあさんこと松井路代さんに、マツコも大いに感謝するのでしたぁ~。

4 吉村林頭’s 推しキジ! 
      ─ ISISの今Pick!

 

 

マツコ
マツコ
輪読座のエディスト記事は、輪読娘たちによって届けられ、輪読座が日の目をみますね!バジラが吹き出しの形でお話ししているのを、マツコもなんかすごい臨場感だなと思って読んでいました。いまにもバジラ高橋さんが飛び出してきそうな。画面から零れ落ちてきそうな角度の写真に毎度ヒョエとなりますw。そして、この記事のバナーをみちゃったら、もう身を乗り出して輪読座に申し込まないといかんのじゃないかと思わせる刺激的な絵にも拍手👏👏をおくりたい!ここにも、マツコが気に入っちゃった画像を掲載しておきましょうーー。

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5 後藤’s 推しキジ! 
      ─ ISIS シン・スタイルPick!

 

⦿<特報>伝習座:津田一郎さん講義「カオス理論と物語編集術」突入レポート
伝習座が新しくなりました。これまで当期の[守][破]指導陣向けにクローズドで行われていた伝習座は、誰でも参加できるオープンな学びの場へ。その記念すべきシン伝習座の講師として、ISIS co-mission津田一郎さんが登壇されました。
実は津田さんは「国際学会レベルに匹敵する講義内容を松岡さんに向けて用意した」と打ち合わせで漏らしていました。
松岡さんは本楼にいない。でも津田さんは身を乗り出して話に聞き入る師範・師範代の向こうにいる松岡校長に向かって講義をしているようでした。

津田さんの講義を通して、松岡校長の存在を本楼の隅々に感じたのは私だけではなかったはず。イシスの歴史に刻まれたマジカルな1日でした。── 後藤 由加里

マツコ
マツコ
25周年を迎えた今年、編集学校のなかは、さまざまな変化を迎えていますね。そのひとつが、新しい伝習座です。津田一郎氏の国際学会級の講義をレポートするのは、どれだけ大変だったことかと思います。畑本さんの記事を、津田さんが丁寧に見てくださったプロセスも印象的でした。 当日は、聞き役である梅澤光由師範や桂大介師範が、右近・左近として津田さんのそばに座り、参加者と津田さんを結ぶ役割を果たしたとも聞いています。随所に新しい情報と工夫のあった伝習座、次の回も楽しみですね!松岡正剛校長に、津田一郎さんのナラティブがきっと届いたことでしょう!

 

 

以上、2024年10月の記事から、エディスト編集部の”イチ推し” を厳選してお届けしました。

みなさんのオシは、見つかりましたか?

 

さあ、次に選ばれるのは、あなたの記事かもしれない!

 

 


 

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  • エディスト編集部

    編集的先達:松岡正剛
    「あいだのコミュニケーター」松原朋子、「進化するMr.オネスティ」上杉公志、「職人肌のレモンガール」梅澤奈央、「レディ・フォト&スーパーマネジャー」後藤由加里、「国語するイシスの至宝」川野貴志、「天性のメディアスター」金宗代副編集長、「諧謔と変節の必殺仕掛人」吉村堅樹編集長。エディスト編集部七人組の顔ぶれ。