昆虫の巨大な複眼は、360度のあらゆる斜め目線を担保する無数の個眼の集積。
それに加えて、頭頂には場の明暗を巧みに感じ取る単眼が備わっている。
学衆の目線に立てば、直視を擬く偽瞳孔がこちらを見つめてくる。

ゴートクジイシス館から、月に一度の“本とワインの夕べ”をお届けするYouTube LIVE企画「酒上夕書斎(さけのうえのゆうしょさい)」。その第2夕が、6月24日(火)16:30より配信されます。
第1夕では、田中優子学長が選んだ“記念すべき最初の一冊”、石川淳の『普賢』を、ワイン片手に熱く語りました。
が――ライブ配信中であることをうっかり忘れ、笑顔で「止めてください」と話す一幕も。編集学校史に残る(?)緊急事態に、スタッフ一同、止められずに配信続行。無常にも流れ続ける配信と、ワインが進む学長。そんなスリリングなひとときを、みなさんも楽しんでいただけたのではないでしょうか。
さて、第2夕に取り上げるのは、田中優子という人間をつくった“意外な一冊”。
「え、これが?」と驚くような選書の背景には、学長の人生と思想の源流がにじみます。どんな本なのか、どんな語りが飛び出すのか。そして今回は、止めずに最後までお届けできるのか――。
見逃したら、たぶんあとで悔やむやつです。
ぜひ、ご一緒に、ワインを片手に、書に耳を澄ませる夕べをお楽しみください。
日程:2025年6月24日(火)
時間: 16:30~(生配信)
出演: 田中優子学長
場所: ゴートクジイシス館 応接室より生中継
視聴方法: YouTube LIVEにて無料配信
配信URL:https://youtube.com/live/FxiByspidCI
前回の様子はこちらから:酒上夕書斎 第1夕レポート
衣笠純子
編集的先達:モーリス・ラヴェル。劇団四季元団員で何を歌ってもミュージカルになる特技の持ち主。折れない編集メンタルと無尽蔵の編集体力、編集工学への使命感の三位一体を備える。オリエンタルな魅力で、なぜかイタリア人に愛される、らしい。
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コメント
1~3件/3件
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