初恋はレモンの味と言われるが、パッションフルーツほど魅惑の芳香と酸味は他にはない(と思っている)。極上の恋の味かも。「情熱」的なフルーツだと思いきや、トケイソウの仲間なのに十字架を背負った果物なのだ。謎めきは果肉の構造にも味わいにも現れる。杏仁豆腐の素を果皮に流し込んで果肉をソース代わりに。激旨だ。

物語講座は、物語”を”編集することだけが目的の講座ではありません。
もちろん、物語が大好き、プロの物書きになりたい、[破]で面白かった物語編集術を極めたい。
大歓迎です。
実際、下記3つのお稽古を通して、誰もが5つの物語を書き上げることができます。
書き上げた作品は、『綴墾巻』という作品集として、終了後にお渡しします。
けれど、私たちが共に目指すのは、もっともっと奥深く。
モノをいかように捉えるかの”見方”をまねび、物語”で”再編集する術を掴み、誰にどう語るかという”型”を稽古する。
今こそ新たな視点で世界を見つめたい、もっともっと相互に編集したい、語りあいたい、発信したい。
大歓迎です。
物語は単なるコンテンツではなく、なによりイシス的な「方法」なのですから。
■物語講座 3つのお稽古
- 型に乗り、型に肖り、型を作る4週間。「落語」「ミステリ」「幼な心」の3つのジャンルを異次元のスピードで書き上げてしまう「窯変三譚」
- 偶然を必然にする4週間。編集学校初、個々人に合わせてやってくるお題に、ついつい我を忘れてのめり込んでしまう「トリガー・クエスト」
- とことんテレス、奔放にアリスな4週間。編集学校のど真ん中にあって、他にはどこにもない、時代を編じて人を伝えるニュージャンル「編伝1910」
それでは、ここで、物語講座18綴 9名の指導陣をご紹介します。
◆師範代
・柔らかな情熱ステップ指南に、より軽快な深みが加わった 北條玲子師範代
・広く深く寡黙で饒舌。脅威の感応力で文叢を揺らし続ける 畑本浩伸師範代
・サイエンスでフィクションは当たり前。恐れずその先のフラジリティへ 堀田幸義師範代
さらに…
・変わることのなく、我々の先を照らし続ける 木村久美子月匠
・古今東西を行き来する、究極のノマドウォーカー 赤羽卓美綴師
・そして「創師」として生きるため、森羅万象に物語を見出す、わたくし、創師 小濱有紀子
18綴は、この三位一体×3の9名でお待ちしております。
インもアウトもミクロもマクロも偶然も必然もひっくるめてこその「物語」。
今すぐお申し込みをどうぞ!
Info
[遊]技法研鑽コース 「物語講座」第18綴
https://es.isis.ne.jp/course/yu-narrative
■期間 :2025年10月6日(月)~2026年2月1日(日)
ライブ稽古「蒐譚場」2025年12月13日(土)
編集工学研究所(本楼)
■資格 :[破]応用コース修了者(突破)以上
■プログラム:窯変三譚/トリガー・クエスト/編伝1910
■お申込みは こちら ※再受講割引あり。
小濱有紀子
編集的先達:倉橋由美子。古今東西の物語を読破し、数式にすることができる異才。国文学を専攻し、くずし字も読みこなす職能。自らドラムを打ち鳴らし、年間50本超のライブ追っかけを続ける情熱。多彩で独自の編集道を走る、物語講座・創師。
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コメント
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2025-09-24
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2025-09-23
金緑に輝くアサヒナカワトンボの交接。
ホモ・サピエンスは、血液循環のポンプを遠まわしに愛の象徴に仕立て上げたけれど、トンボたちは軽やかに、そのまんまの絶頂シアワセアイコンを、私たちの心に越境させてくる。
2025-09-18
宮谷一彦といえば、超絶技巧の旗手として名を馳せた人だが、物語作家としては今ひとつ見くびられていたのではないか。
『とうきょう屠民エレジー』は、都会の片隅でひっそり生きている中年の悲哀を描き切り、とにかくシブイ。劇画の一つの到達点と言えるだろう。一読をおススメしたい(…ところだが、入手困難なのがちょっと残念)。