イシス編集学校は、花盛りだ。
48[破]コースは一番ダッシュでスタート、ただいま賑わいの春である。
49[守]は定常コース満員御礼にていよいよ4/25(月)に出航する。
師範代養成講座の37[花]はGW明けに花拓く。こちらもすでに花見席は埋まっている。
これら講座を担う指導陣トップを女性が占めているという事実に驚いたのは、林頭吉村堅樹だけではないようだ。
49[守]二期目師範を務める森本康裕からもこんな声が挙がった。「3×3で並んだ9枚の写真を見た時『うぉ!』と声が漏れ出ました。なんというか、圧巻ですね(苦笑)」。あまり表情を表に出さない森本でさえ、苦笑いをするのだからこれは事件か。イシスの場外にいる我が家人もこの記事を見て発した一言、「すげっ」。
「3」は、編集的パワーを宿す数であることを編集学校の学びで思い知るのだが、その3倍というのだから、声が漏れるのは無理もないだろう。もしやイシス編集学校にわずかでも尻込みする殿方がいるならば、優しくそっと耳打ちしたい。
編集は冒険よ。
前期48[守]では、17週間の冒険に遊ぶ指導陣が、面目躍如たる活躍をみせた。5対9の比率でここでも女性優勢のメンバー構成であったものの、男性も決して引けをとっていない。
48[守]男性指導陣。上段左は梅澤光由師範、右は景山和浩師範
真ん中は角山祥道師範、下段左は白川雅敏番匠、右は森本康裕師範
[守]コースの編集稽古に、『カブキっぽいこと』というユニークなお題がある。編集学校がとても重視している「○○らしさ」を扱う稽古なのだが、48[守]の「カブキっぽい人物」ベストワンといえば、師範の角山祥道ではないだろうか。
角山はライターの顔をもつ。角道流インタビュー編集術を使えば、著名人の口元を緩ませることくらいお手のもの。46[守]師範代登板では、エディスト記者との二刀流で指南と連載を往来。
さらに48[守]師範の際には、逸脱恐れず次々と指導陣たちにエディスト企画を持ちかけた。その振る舞いは師範陣から師範代、学衆へと伝播した。
既存のロールや枠組みを軽々と越え、自ら編集・更新をかける。その粋でいなせな振る舞いが角山たる「カブキっぽさ」だ。角山が見得を切れば、『遊刊エディスト』の庭が生き生きとする。自称「スカウトマン」(編集部にねじ込んで、「スカウトマン」ロールを勝ち取った)。ライター育成にも余念が無い。角山の巻き込み力が冴えわたる。
学匠の鈴木康代は、49[守]不在となった角山にこう言った。
「角山師範、可能な限り書き手でいてください~」。鈴木の編集愛は本気だ。さらなる編集工学の奥へと向かって、ジャイアンの大冒険は続く。この先の角山の編集道は、疾風迅雷の花道か。
さて、角山不在の49[守]のエディストはどうなる。ジャーナリスト魂は継承され、続投の師範たちはすでにペンとメモ帳を握って待ち構えている。
新緑の季節にさしかかった。カブキっぽいイシス編集学校がいよいよ気になったら、どうぞ花道へ。
編集は冒険である。門はもうひとつ開かれている。
★49[守][速修プラン]で受付中★
2022年5月23日(月)~2022年8月21日(日)[速修プラン]
若林牧子
編集的先達:白洲正子。長身たまご顔にキュートな声、すきをつくる編集力と天然発言で、アシスタントにしたいNo.1師範。四国と東京をつないで活躍する食と農のコーディネーターでもある。通称は若まっこ。
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