先人の見立て力にひれ伏すしかないと思って来た「墨流し」。戯れに、Chatさんに「蝶のスミナガシを別の見立てで改名するにはどんな名前がいいですか?」と尋ねてみて、瞬時に現れた名答に打ち拉がれております。
第84回感門之盟「25周年番期同門祭」で”伝説の松丸本舗”が限定復活します。仕掛け人はブックショップエディター(BSE)の皆さんです。ブックショップエディター(BSE)とは、松丸本舗で大活躍した本のコンシェルジュ。大音美弥子、森山智子、大野哲子、川田淳子、小川玲子、5名のBSEが感門之盟に向けて準備の様子をリレー形式でお届けします。
先週、平日の夕方に東京モノレールに乗って会場の下見に行ってきました。
大井競馬場前駅は各駅停車しか停まらないので、快速を待つ海外観光客でごった返す中、各停はすきすきで、浜松町からゆったり座っていけました。
東京湾をなぞるように南下するモノレールは空中を遊歩するようで、夕暮れ時はとくに幻想的。富士山が見えたり、倉庫のビル群に夕陽が反射して方向とか時間がなくなります。

夜の大井競馬場前駅(東京モノレール)
今回の会場は、道中が素敵。
ネットワンシステムズ イノベーションセンターはとても広くて、天井が高くて、そして無垢で、ここだったらネット空間や全国に分散する編集学校の全部が「現存化」して入りそう。そんなことを思いました。
ここに松丸本舗の密度をどうやって再現しよう。
真っ白い伽藍のような空間と記憶にある松丸のイメージがあまりに遠く感じられて目眩がしそうになったけど、BSEの大音美弥子さんと川田淳子さん、そして編集工学研究所の小森康仁さんたちと、備品を見ながら、位置を確かめながら、あーだこーだと話すうちに、だんだんと両者が歩み寄りだして輪郭が見えてくる。
もっと選ぶ本を増やさなくちゃ。
ということになって、その時は「そーだそーだ!」と勢いづいたものの、作業量の圧が半端ない。。
だけど、圧がかかるほど編集エンジンがかかるというもの。
こんな大掛かりな「松丸ごっこ遊び」なんて、それもおもちゃのお金じゃなくて、本物の「現金」で売れるなんて。
もう、きゃーっ!ていう感じ。
松丸エプロンもタンスから取り出してきたし、週末は青熊書店で本棚編集のワークショップもしてきたし、いい感じになってきましたよ。
2日間だけ出現する「オール編集学校」。
松丸本舗も12年ぶりにとことん遊びますよ~。
懐かしいみなさん、はじめましてのみなさんにお会いできるのが、いまからとっても待ち遠しいです。

ブックショップエディターが着用していた松丸本舗エプロン
文:松丸本舗 ブックショップエディター 森山智子
アイキャッチ画像提供:松岡正剛の千夜千冊
■イシス編集学校 第84回感門之盟「25周年 番期同門祭」
開催日:2024年9月14日(土)・15日(日)※開催時間は12時前後を予定しています。
会場 :netone valley(ネットワンシステムズ イノベーションセンター)東京モノレール「大井競馬場前駅」徒歩2分
▼お申し込み
◎53守、52破、41花、16離のみなさんはコチラ
https://shop.eel.co.jp/products/detail/750
◎OB・OGの方はコチラ
https://shop.eel.co.jp/products/detail/748
★お申し込み締切★
2024年8月28日(水)
▼参加費
一般:10,000円(税別)
未入門/ご招待:5,000(税別)
※2日間の通しチケットです。当日のドリンク、おやつ等は無料です。25周年記念冊子、ISISバッジ等のプレゼントがあります
※小学生以下のお子様は無料です。お子さんの名前を「お問い合わせ欄」にご記入ください
※未入門のご家族やご友人もぜひ一緒にご参加ください。メイン参加される方に紐づいた申し込みページからお申し込みください。
※会場入場にはQRコードが必要になります。QRコードは別途ご連絡します。
★松丸本舗の注意事項★
当日は「現金のみ」のお取り扱いとなります。千円札の不足が予想されるので、両替してご来場ください。
▼第84回 感門之盟番期同門祭 BSE通信
Vol.1 松丸ごっこ(森山智子)
▼第84回 感門之盟通信
Vol.01 25周年記念大感門!9/14(土),15(日)開催
エディスト編集部
編集的先達:松岡正剛
「あいだのコミュニケーター」松原朋子、「進化するMr.オネスティ」上杉公志、「職人肌のレモンガール」梅澤奈央、「レディ・フォト&スーパーマネジャー」後藤由加里、「国語するイシスの至宝」川野貴志、「天性のメディアスター」金宗代副編集長、「諧謔と変節の必殺仕掛人」吉村堅樹編集長。エディスト編集部七人組の顔ぶれ。
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コメント
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2025-10-20
先人の見立て力にひれ伏すしかないと思って来た「墨流し」。戯れに、Chatさんに「蝶のスミナガシを別の見立てで改名するにはどんな名前がいいですか?」と尋ねてみて、瞬時に現れた名答に打ち拉がれております。
2025-10-15
『キャラ者』は、”マンガ家”だった頃の江口寿史の、(まとまった作品としては)ほぼ最後の仕事。恐るべきクオリティの高さで、この才能が封印されてしまったのはもったいない。
「来年こそはマンガ家に戻ります!」と言ったのは、2016年の本の帯(『江口寿史KING OF POP SideB』)。そろそろ「来年」が来てもいいだろう。
2025-10-14
ホオズキカメムシにとってのホオズキは美味しいジュースが吸える楽園であり、ホオズキにとってのホオズキカメムシは血を横取りする敵対者。生きものたちは自他の実体など与り知らず、意味の世界で共鳴し続けている。