東の本楼、西の近大。
イシス学衆なら誰しも夢みる本の園は、ここ大阪にもそびえ立つ。
明日9月20日(日)、21日(祝)の2日間に渡って開催される20周年記念感門。今回は、東京・大阪・大分の3拠点が会場だ。
大阪会場に選ばれたのは、近畿大学アカデミックシアター。(https://act.kindai.ac.jp/)
ここは、松岡正剛校長が監修を手がけ、幾人もの編集学校指導陣が泊りがけで選本・設営を行ったイシス度満点の図書館。学衆のあいだでは「大阪行ったら、まず近大」が合言葉だ。
明日からの感門之盟では、全国どこからでもイシスのハイパーミュージアムに潜入できるとして、期待度が高まっている。近大図書館は、卒門式および突破式でも垣間見できるが、全貌が現れるのは2日目午後だ。
19日(土)のリハーサルでは、通い慣れたスタッフもあらためて図書館をなめまわし、仕込まれた編集に圧倒されていた。
「うわー、ラベリング・トラベリングですねえ」
「徹底した《よもがせわほり》ですよ」
「この並び、離に似てる…」
はたしてどんな本が、どのように並んでいるのか?
この秘密は、2日目午後の番組「浪速のハイパープラン」「エディションDONDEN祭り」で明かされる。
コーナー司会は、イシスの至宝・川野貴志師範と、ナニワの建築ガール・山田細香師範代。
現役国語教師・川野は、古い漫画が棚にあるのを見つけては「ふつうの図書館じゃまずできませんね」とため息をつく。
建築に携わる山田は、キューブを連結させた特異な設計に声がうわずる。
目利きのナビと訪れる60分の図書館ツアー、お見逃しなく。
梅澤奈央
編集的先達:平松洋子。ライティングよし、コミュニケーションよし、そして勇み足気味の突破力よし。イシスでも一二を争う負けん気の強さとしつこさで、講座のプロセスをメディア化するという開校以来20年手つかずだった難行を果たす。校長松岡正剛に「イシス初のジャーナリスト」と評された。
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