“表現のあらたな可能性は、「歴史」そのものを解釈し直すことでしか生まれてこない。” - 安藤礼二『列島祝祭論』
折口信夫、鈴木大拙、井筒俊彦、南方熊楠ーー。近代の思想家を主題とした批評を次々と世に問い続けてきた、文芸評論家の安藤礼二さん。近代を考える時には、できる限り近代から遠く離れ、そこから相対化する方法を取るといいます。そのため、著作には『縄文論』や『列島祝祭論』のように日本の根源の根源まで遡るものも。
安藤礼二さんの著作の数々。古代から近代までを地続きで見通す。
2022年に開催されたHyper-Editing Platform [AIDA] Season3「日本語としるしのAIDA」では、近畿大学ビブリオシアターで開催された第3講(合宿形式)にご登壇いただくなど、編集工学研究所とも濃いお付き合いです。
[AIDA]では「神を迎える場所:折口信夫の『まれびと』論に導かれて」と題して、折口信夫論を展開。王や芸能民に着目し、「仏と神の間で考え続けた」ことが折口の過激さであったと語ってくださいました。
様々な思想家の眼を通じて、「批評」という手法で日本を問い続ける安藤礼二さん。このたび、「ISIS FESTA SP 『情報の歴史21』を読む」へのご登壇が決定しました。
「『情報の歴史21』を読む」のシリーズも、開催3年目、第十弾に突入します。この記念すべき第十回目に、安藤礼二さんがどのような切り口で「情歴読み」を展開してくださるのか。ぜひぜひ、ご期待ください。
「『情報の歴史21』を読む 第十弾 安藤礼二編」は、2024年2月1日(木)開催です(本楼会場およびオンライン配信)。こちらからお申し込みいただけます。
安藤礼二さんの最近著は2023年12月25日発売の『死者たちへの捧げもの』(青土社)。
<<『情報の歴史21』を読む 第十弾 安藤礼二編>>
■日時:2024年2月1日(木) 19:30~22:00
■参加費:リアル参加4,000円(税込4,400円)
オンライン3,000円(税込3,300円)
■会場:リアル参加:本楼(世田谷区豪徳寺)
オンライン参加:お申し込みの方にZOOM アクセスをお送りします。
※リアル参加もしくはオンライン参加のどちらかをご選択いただけます。
■定員:リアル参加につきましては先着20名となります
■参加資格:どなたでもご参加いただけます。
■参加特典:お申込者限定のアーカイブ動画あり(視聴期間:1カ月程度)
■申込締切日:2024年2月1日(水) 10:00まで
■お問い合わせ:front_es@eel.co.jp
*『情報の歴史21』(書籍orPDF)をお持ちの方はご持参ください。
▶︎▶︎▶︎参加お申し込みはこちらから◀︎◀︎◀︎
<安藤礼二さんプロフィール>
文芸評論家。1967年東京都生まれ。文芸評論家、多摩美術大学教授。早稲田大学卒業後、出版社の編集者を経て、2002年、「神々の闘争──折口信夫論」で群像新人文学賞評論部門優秀作を受賞、文芸評論家として活動を始める。
主な著作に、『光の曼陀羅 日本文学論』(講談社文芸文庫)で大江健三郎賞、伊藤整文学賞、『折口信夫』(講談社)で角川財団学芸賞、サントリー学芸賞を受賞。著書に『縄文論』『列島祝祭論』(ともに作品社)、『大拙』(講談社)、『迷宮と宇宙』(羽鳥書店)など、新刊に『井筒俊彦 起源の哲学』(慶應義塾大学出版会)、『死者たちへの捧げもの』(青土社)がある。
山本春奈
編集的先達:レオ・レオーニ。舌足らずな清潔派にして、万能の編集ガール。定評ある卓抜な要約力と観察力、語学力だけではなく、好奇心溢れる眼で小動物のごとくフロアで機敏な動きも見せる。趣味は温泉採掘とパクチーベランダ菜園。愛称は「はるにゃん」。
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