空中戦で捉えた獲物(下)をメス(中)にプレゼントし、前脚二本だけで三匹分の重量を支えながら契りを交わすオドリバエのオス(上)。
豊かさをもたらす贈りものの母型は、私欲を満たすための釣り餌に少し似ている。

「毎日、仕事の対応に追われて、一日が終わると疲れ切ってしまう」
「やり方を改善しようにも、どこから手をつければよいかわからない」
「決まりきった考え方からなかなか抜け出せない」
このような悩みを抱えたことはないでしょうか? 少しでも思い当たるようでしたら、9月18日(月・祝)のエディットツアーにご参加の上、自分のカタい思考を柔らかくし、より豊かな連想をする方法を体験いただきたい。
エディットツアーのナビゲーターをつとめる古谷奈々師範も、もともとは、柔軟な思考がなかなかできずに悩んでいた一人でした。(株)中川政七商店で販売部の責任者をしている古谷さんは、コロナ・パンデミックの閉塞感ある日々を抜け出したいと思い立ち、色々と調べるうちに「イシス編集学校」にであいます。「インターネット上で無理なく学びをつづけられそう」「思考の型を学ぶことで、コロナ禍の見方を変えられるのでは」との期待から、入門を決意しました。
入門後の[守]コースで「編集術」を学んだ古谷さんは、連想の幅が広がり思考がやわらかくなったといいます。一度決めた目標に執着してしまいがちだったのが、いくつもの編集術を使ううちに、意識的に思考を動かすことを楽しめるように。「揺れ動く思考を楽しむうちに、今までにないイメージやアイデアが生まれてきたんです。目から鱗が落ちる体験でした」(古谷さん)。
18日のエディットツアーでは、イシスで学べる「編集術」を、ワークショップ形式で実際に体験いただきます。「編集稽古」という、イシスならではの学びのしくみについても紹介します。凝り固まった思考の癖を、エディットツアーでご一緒にときほぐしませんか?
《本楼Edit Tour》
2万冊の蔵書を誇る編集工学研究所のブックサロン”本楼”を一般公開し、編集ワークショップを開催いたします。どなたでもお楽しみいただける内容ですので、編集についての知識は必要ありません。お気軽にご参加ください。
■日時:2023年9月18日(月)14:00-16:00
■費用:1500円(税抜き)
■会場:編集工学研究所「本楼」(世田谷区赤堤)
■人数:10名様まで
■対象:どなたでもご参加いただけます
■ナビゲーター:イシス編集学校師範 古谷奈々
■内容:「本楼」の見学をしながら、イシス編集学校の「編集稽古」をワークショップ形式で体験いただきます。
■お申し込みはこちらから: https://shop.eel.co.jp/products/detail/590
エディスト編集部
編集的先達:松岡正剛
「あいだのコミュニケーター」松原朋子、「進化するMr.オネスティ」上杉公志、「職人肌のレモンガール」梅澤奈央、「レディ・フォト&スーパーマネジャー」後藤由加里、「国語するイシスの至宝」川野貴志、「天性のメディアスター」金宗代副編集長、「諧謔と変節の必殺仕掛人」吉村堅樹編集長。エディスト編集部七人組の顔ぶれ。
第88回感門之盟「遊撃ブックウェア」(2025年9月6日)が終了した。当日に公開された関連記事の総覧をお送りする。 なお、今回から、各講座の師範陣及びJUSTライターによる「感門エディストチーム」が始動。多 […]
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田中優子の酒上夕書斎|第四夕『童謡画集』川上四郎(2025年8月26日)
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2025-09-09
空中戦で捉えた獲物(下)をメス(中)にプレゼントし、前脚二本だけで三匹分の重量を支えながら契りを交わすオドリバエのオス(上)。
豊かさをもたらす贈りものの母型は、私欲を満たすための釣り餌に少し似ている。
2025-09-04
「どろろ」や「リボンの騎士」など、ジェンダーを越境するテーマを好んで描いてきた手塚治虫が、ド直球で挑んだのが「MW(ムウ)」という作品。妖艶な美青年が悪逆の限りを尽くすピカレスクロマン。このときの手塚先生は完全にどうかしていて、リミッターの外れたどす黒い展開に、こちらの頭もクラクラしてきます。
2025-09-02
百合の葉にぬらぬらした不審物がくっついていたら見過ごすべからず。
ヒトが繋げた植物のその先を、人知れずこっそり繋げ足している小さな命。その正体は、自らの排泄物を背負って育つユリクビナガハムシの幼虫です。