「忌まわしさ」という文化的なベールの向こう側では、アーティスト顔負けの職人技をふるう蟲たちが、無垢なカーソルの訪れを待っていてくれる。
このゲホウグモには、別口の超能力もあるけれど、それはまたの機会に。

変化とは必ずしもモノゴトを面白くするとは限りません。新型コロナウイルス感染症の影響で、勤務内容や形態が変わり「仕事がつまらなくなった」という声は方々から聞こえてきました。
2月22日(木)開催のエディットツアーでナビゲーターを務めるイシス編集学校師範の高本沙耶さんもそのお一人でした。コロナで自宅勤務を余儀なくされ、データ整理の日々が過ぎていく中で「このままだとやばい!」と思った矢先、本屋で編集学校のチラシを目にして「これだ!」と思い、即断で入門。編集稽古を続けていく中で、次第に高本さんは「仕事がつまらなくなったと思っていたけれど編集学校はこんなに面白い。つまらなくしているのは自分の選択だった」と気付いたと話します。
それだけにとどまらず、これまでは冒険をしないよう安定の道を選んできたという高本さんは「編集の型があれば、新しい環境もこわくない」と奮い立ち、面白そうな仕事(ドローン関連会社)に転職までしてしまったとか。
高本さんの人生を変えた「編集の型」とは?
エディットツアーでは、高本さんの実体験を交えながら本楼の図書空間で編集稽古を体験することができます。今の仕事や生活に変化が欲しい、でもその方法がわからないなど、少しでも気になる方はぜひエディットツアーにご参加ください。本楼でお待ちしています。
◆概要《本楼Edit Tour》
2万冊の蔵書を誇る編集工学研究所のブックサロン”本楼”を一般公開し、編集ワークショップを開催いたします。どなたでもお楽しみいただける内容ですので、編集についての知識は必要ありません。お気軽にご参加ください。
■日時:2024年2月22日(木)20:00-22:00
■費用:1500円(税抜き)
■会場:編集工学研究所「本楼」(世田谷区赤堤)
■人数:10名様まで
■対象:どなたでもご参加いただけます
■ナビゲーター:イシス編集学校師範 高本沙耶
■内容:「本楼」の見学をしながら、イシス編集学校の「編集稽古」をワークショップ形式で体験いただきます。
■お申し込みはこちらから:https://shop.eel.co.jp/products/detail/646
申込締切:2月20日(火)16:00
エディスト編集部
編集的先達:松岡正剛
「あいだのコミュニケーター」松原朋子、「進化するMr.オネスティ」上杉公志、「職人肌のレモンガール」梅澤奈央、「レディ・フォト&スーパーマネジャー」後藤由加里、「国語するイシスの至宝」川野貴志、「天性のメディアスター」金宗代副編集長、「諧謔と変節の必殺仕掛人」吉村堅樹編集長。エディスト編集部七人組の顔ぶれ。
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2025-09-16
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2025-09-09
空中戦で捉えた獲物(下)をメス(中)にプレゼントし、前脚二本だけで三匹分の重量を支えながら契りを交わすオドリバエのオス(上)。
豊かさをもたらす贈りものの母型は、私欲を満たすための釣り餌に少し似ている。
2025-09-04
「どろろ」や「リボンの騎士」など、ジェンダーを越境するテーマを好んで描いてきた手塚治虫が、ド直球で挑んだのが「MW(ムウ)」という作品。妖艶な美青年が悪逆の限りを尽くすピカレスクロマン。このときの手塚先生は完全にどうかしていて、リミッターの外れたどす黒い展開に、こちらの頭もクラクラしてきます。