地底国冒険譚の主人公を演じ切った幼虫と灼熱の夏空に飛び立った成虫、その両方の面影を宿すアブラゼミの空蝉。精巧なエンプティボックスに見入っていたら、前脚にテングダニの仲間が付着しているのに気づきました。
2019年11月9日、DNP五反田ビルで開催された13[離]退院式。前回の感門之盟に引き続き、第二弾五反田コレクションをお届けします。
BGMは、もちろんパティ・オースティンの「Kiss」。

史上初、特別賞二冠の山田細香さんは、松岡正剛校長がかつてファッションショーでモデルにもなった “Yohji Yamamoto”。

退院を迎え晴れやかな藤田小百合さんがまとうのは情熱の赤!

絃燈院メンバーズ。津村直さん・穂積晴明さんはダークでシックに。中央・福田容子別番は、これぞ絃燈院の火元組、「燈火」がコンセプト。

田母神方師賞受賞の穂積晴明さんのテーマは「自戒」?! やり残した気持ちを次につなげようと、デザイナーである父から譲り受けたパンクアーティスト”ジェイミー・リード”のデザイン・ジャケットとともに。

火元組・山田小萩 半東は、「帯」をアクセントに。絃燈院の「燈」から「麦」を、逍応院の「逍応」から「葉」を連想。実り豊かな退院式になりますように!

典離受賞の逍応院 加藤めぐみさん。イシスといえば月の女神、大きな「月」のピアスで遊び心を演出。
☞★千夜千冊 1081夜 山下主一郎 『イメージ連想の文化誌』

絃燈院 遠藤政城さんは、恋愛をテーマに展開するブランド “nisai” で。固定されない人間関係のように変化していく服にインタースコアを感じ、この日にチョイス。

千離衆・桂大介師範(写真右)。松岡正剛校長が舞台に登場する直前、セレモニー最後の文巻朗読を担当、グレーでシックに、ロングスカート?! で登壇。

人形師、着物デザイン、アートディレクターと多元的な姿をみせるジュサブローの着物で魅せる逍応院 秋山珠里さん。
☞★千夜千冊 1310夜 佐々木幹郎/写真・大西成明 『人形記 日本人の遠い夢』

司会の大役をつとめた絃燈院 寺田充宏 右筆。炎のチーフに、ト音記号のカフスは絃燈院のシソーラス。連想から広がるオシャレ・アイテムたち。
上杉公志
編集的先達:パウル・ヒンデミット。前衛音楽の作編曲家で、感門のBGMも手がける。誠実が服をきたような人柄でMr.Honestyと呼ばれる。イシスを代表する細マッチョでトライアスロン出場を目指す。エディスト編集部メンバー。
11/23(日)16~17時:イシスでパリコレ?! 着物ファッションショーを初披露【別典祭】
本の市場、本の劇場、本の祭典、開幕! 豪徳寺・ISIS館本楼にて11月23日、24日、本の風が起こる<別典祭>(べってんさい)。 松岡正剛、曰く「本は歴史であって盗賊だ。本は友人で、宿敵で、恋人である。本は逆上にも共感に […]
第89回感門之盟「遊撃ブックウェア」(2025年9月20日)が終了した。当日に公開された関連記事の総覧をお送りする。 イシス校舎裏の記者修行【89感門】 文:白川雅敏 本を纏う司会2名の晴れ姿 […]
「松岡校長のブックウェア空間を感じて欲しい」鈴木康代[守]学匠メッセージ【89感門】
読書することは編集すること 「読書」については、なかなか続けられない、習慣化が難しい、集中できずにSNSなどの気軽な情報に流されてしまう――そうした声が少なくない。 確かに読書の対象である「本 […]
第88回感門之盟「遊撃ブックウェア」(2025年9月6日)が終了した。当日に公開された関連記事の総覧をお送りする。 なお、今回から、各講座の師範陣及びJUSTライターによる「感門エディストチーム」が始動。多 […]
「松岡正剛の方法にあやかる」とは?ーー55[守]師範陣が実践する「創守座」の場づくり
「ルール」とは一律の縛りではなく、多様な姿をもつものである。イシス編集学校の校長・松岡正剛は、ラグビーにおけるオフサイドの編集性を高く評価していた一方で、「臭いものに蓋」式の昨今のコンプライアンスのあり方を「つまらない」 […]
コメント
1~3件/3件
2025-12-09
地底国冒険譚の主人公を演じ切った幼虫と灼熱の夏空に飛び立った成虫、その両方の面影を宿すアブラゼミの空蝉。精巧なエンプティボックスに見入っていたら、前脚にテングダニの仲間が付着しているのに気づきました。
2025-12-02
{[(ゴミムシぽいけどゴミムシではない分類群に属している)黒い星をもつテントウムシに似た種]のように見えるけど実はその偽物}ことニセクロホシテントウゴミムシダマシ。たくさんの虫且つ何者でもない虫です。
2025-11-27
マンガに限った話ではないが、「バカ」をめでる文化というものがある。
猪突猛進型の「バカ」が暴走するマンガといえば、この作品。市川マサ「バカビリーバー」。とにかく、あまりにもバカすぎて爽快。
https://yanmaga.jp/comics/