エディスト編集部のイチ推しセレクション [2024年3月]

2024/03/28(木)19:15
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oshi-kiji cover 2024/03

公開されるエディスト記事は、毎月30本以上!そのなかからエディスト編集部メンバーが厳選した、もう一度読みたい注目の”今月の推しキジ” をお届けしています。今回は、選者として初参加のあの方も、登場です。

 

それでは、2月に公開された記事の中から、今月の推しキジ、いってみよー!

あなたのイチ推しはどれでしたか?

 

    • 1後藤 & 金編集長’s 推しキジ!  
    •      ー 多読ジムチャレンジャーに喝采でPick!

 

⦿インスタ投稿企画 第2弾《一人一撮 edit gallery『性の境界』》多読ジム×倶楽部撮家

金:多読ジムにはこんな企画もあります。

 

後藤:昨年の多読ジムSeason16より倶楽部撮家とのコラボ企画がはじまりました。

 

金:はい、隠れ家のようにひっそりと小さく、しかしラディカルな表現を目指しています。内容は、シーズンごとにテーマのエディションを撮影するというもので、講座内ではまつみち(松井路代)さんが企画を仕切り、エディスト講評のウォッチメンがゴトー(後藤由加里)さんです。

 

後藤:今回は千夜千冊エディション『性の境界』を撮るというもの。エントリー作品は少し減ってしまったものの、消化されるだけの写真ではない、「本を撮る」集中が感じられた作品が揃いました。本を撮る文化が多読ジムに芽吹いてきています。

 

金:記事のアイキャッチ欄には毎回、ゴトーさんのお手本がバーンと飛び出し、それに連なるようにして初々しく投稿作品が列をなします。さらにそこに、ゴトーさんの誠実で品のあるテクストが盛り付けられていて、読み進めていくと清々しい気分になります。次回「仏教の源流」もそろそろ公開される頃。楽しみです。 ── 後藤 由加里 & 金 宗代

マツコ
マツコ
シンクロしますね、数々あるのに、お二人がこの記事を選ぶとは、なんとも気の合う編集部といいましょうか。そこでこんな対談形式になりました。記事の中に添えられている講評もいいですよね。良い点だけではなく、さらによりよくなる指摘も入れるところが、まさに指南的。またこうやって、編集学校の中にあるもの同士で、いろんなコラボを挑戦していくのはおもしろい。本を読みまくる〈多読ジム〉と本を撮りまくる〈倶楽部撮家〉がコラボして生まれた本企画。多読ジム参加者たちによる書影の数々が、それぞれ工夫されていてユニークですねよ。対角線をひいて見えてくる「技」がありそうですよ。
マツコ
マツコ
余談ですが、編集部の後藤さんは、倶楽部撮家のマスターでもありまして、インスタ・マネージャーでもあります。一人で何役もこなす後藤さんは、本業は写真家、倶楽部撮家の活動を語るときには特に熱がこもっているように見えるマツコなのでした。

 

マツコ
マツコ
さてさて、ご登場ありがとうございます~、チーム渦を代表して、今回、選者として初参加くださった柳瀬浩之師範代です!!!!

 

    • 3チーム渦・柳瀬’s 推しキジ! yanase
    •      ─ 異彩の発見でPick!

 

⦿イシスが産むマニエリスム――52[守]特別講義
イシスの教室には異彩が集まる。記事の記者もその1人。イシス基礎コース[守]の師範であり、本業は医師。コロナ禍で多忙を極めた医師すらも虜にする。異彩を惹きつける何かが教室にはある。52[守]で行われた武邑光裕氏の特別講義では、統合型、ルネッサンス3.0、3%の編集など普段聞きなれない言葉が並んだ。あの特別講義は何だったのか。実はイシスの稽古模様そのものだったのだ。ならば、教室に異彩が集うのも納得だ。いや、本当は、編集稽古で異彩になっていくのかもしれない。次の『032c』は、きっとイシスから生まれる。52[守]学衆、いや全読者の必読記事。── 柳瀬 浩之 

マツコ
マツコ
柳瀬さん、初の選者としてのご参加ありがとうございます。柳瀬さんのコメントが、映画のトレイラーのようでいいですね。勢いを感じさせ、記事への期待を高めてくれます。そして記事にも勢いと深みがありますねぇ。武邑氏の講義が、情熱的で革新をつくものだったことを、文は遠藤健史さん(52[守]師範)が担当、イラストは阿久津健さん(52[守]師範)、写真は後藤由加里さんでつくられたこの記事からおおいに感じます。凝縮された濃厚なレポート、柳瀬さんのイチ推しコメントによって再度注目を浴びますように!

4 マエストロ上杉’s 推しキジ! uesugi
      応援ファンファーレでPick!

 

⦿芽吹きへの問感応答返【40[花]敢談儀─黒潮縁座─】

一読して、後藤由加里さんの10ショットシリーズ(https://edist.ne.jp/archives/10shot/)を思い出しました。

ただし、この記事で切り抜かれているのは、場や人物ではなく「言葉」。もっと言えば、敢談儀での一日の学びや発見がぎゅっと凝縮された、花伝生とそこに集う方の言葉の数々です。放っておけばその場限りで消えてしまう言葉の数々を、森川絢子師範が掬いとり記事として結晶化してくださいました。

この記事は「春になると花を咲かせる宿根草は、寒い冬の間は地中に根を張り、その時を待ちわびている」という一文からはじまります。花伝生の多くが、この春から学衆から師範代へと衣替えをします(https://edist.ne.jp/list/83kanmon_53shu_names/)。花伝生たちが師範代として花開く季節も、もうすぐそこです。 ──上杉 公志

マツコ
マツコ
森川絢子さんの優しいまなざしによってフィルターされた1日の記憶。それを、やさしい気持ちでくみ取る上杉さんのイチ推しコメント。なんだかお二人が連鎖して、癒されちゃったような気分のマツコです、フワッ。花伝所は、師範代になる手前の皆様が研鑽を重ねる空間。その最後の登竜門である敢談儀で交わしあわれた豊かな言葉と方法の束をもって、ぜひよりよい師範代経験をしていただけますように。春からの[守]が楽しみですね。

 

 

以上、2024年2月の記事から、エディスト編集部の”イチ推し” を厳選してお届けしました。

みなさんのオシは、見つかりましたか?

次に選ばれるのは、あなたの記事かもしれない!

 


※いよいよ4月には、次の基本コース[守]が始まります。

※たくさんの方に編集術にふれていただけるよう、エディスト編集部一同、願っています。

 

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  • エディスト編集部

    編集的先達:松岡正剛
    「あいだのコミュニケーター」松原朋子、「進化するMr.オネスティ」上杉公志、「職人肌のレモンガール」梅澤奈央、「レディ・フォト&スーパーマネジャー」後藤由加里、「国語するイシスの至宝」川野貴志、「天性のメディアスター」金宗代副編集長、「諧謔と変節の必殺仕掛人」吉村堅樹編集長。エディスト編集部七人組の顔ぶれ。