草むらで翅を響かせるマツムシ。東京都日野市にて。
「チン・チロリン」の虫の音は、「当日は私たちのことにも触れてくださいね」との呼びかけにも聴こえるし、「もうすぐ締め切り!」とのアラートにも聞こえてくる。

毎月公開されるEdist記事は30本以上! Edist 編集部メンバーひとりひとりが厳選した、見逃せない ”今月の推しキジ” を発表です!
みなさんにとってのイチオシ1本はどの記事でしたか?
では、遊刊エディストをさらに楽しむ「エディスト・セレクション」、お楽しみください。
◎遊刊エディスト編集部◎ 吉村堅樹 林頭, 金宗代 代将, 川野貴志 師範, 後藤由加里 師範, 上杉公志 師範代, 梅澤奈央 師範、松原朋子 師範代
ついに林朝恵が動き出しました。この2年ほど松岡正剛を追いかけて、撮りためていた記録映像を編集し、蔵出ししていくという。遊刊エディストでは視聴しやすいショートクリップになっています。林さんは新春放談でも抱負を語ってくださいました。2022年は《たくさんの校長》を届けてくれることを期待しています。── 後藤 由加里
マツコ’s Plus Five!
これまでだって映像表現はトライしてきているのだぞ
”林朝恵’ 映像Work 5選”
●松岡正剛が明かす「千夜千冊の秘密」丸善創業150周年記念講演 Movie
●松岡正剛が語る花伝所という方法、入伝式前夜 Movie
●松岡正剛が迫る鈴木康代の編集、45[守]伝習座 Movie
●松岡正剛が願うモンスターの出現、44[破]伝習座 Movie
2 マエストロ上杉’s 推しキジ!
─ 応援ファンファーレでPick!
林愛さんによる、多読ジムSPコース「大澤真幸を読む」の冊匠賞受賞作。
大澤さんの著作『〈世界史〉の哲学 近代篇2 資本主義の父殺し』をきっかけに、「父・母」にはじまる二項対立への根源的な問い直しや、林さんが10代の頃に「残酷な神」だと感じていた「親」に自らなるという葛藤に、これまでかというほど対峙しつづけた、読む側にも相応の覚悟が求められる渾身の作品です。完成までには、洋の東西を超え、近代に向き合うために古代まで立ち返った林さんの並々ならぬ編集プロセスがあったものと想像しています。
林さんといえば、エディストの最初期から主にみちのく周辺のニュースを丁寧な取材で記事に仕上げてきたライターであり、最近では多読ジム「三冊筋プレス」の執筆もはじめた「継続の達人」。エディスト編集部でも、知のアウトプットを積み重ねてこられた林さんの受賞に大いに湧き立ちました! ますますご活躍していただきたいお一人です^^ ※林さんの記事はこちらからご覧いただけます。 ──上杉 公志
⦿ついに公開!セイゴオ本が動画になる「册影帖」制作裏舞台 10shot
松岡正剛の本一冊につき、一本の映像を作るという、前代未聞のとんでもなく贅沢なプロモーション・プロジェクトでかつ、めちゃくちゃ凝っている。舞台裏を知らせてくれる10shotと同時視読で埋蔵感倍増。『フラジャイル』に続き、第二弾の制作も進行中!──金 宗代
48[守]は白川、若林の新番匠二人を加え、久々の番匠三人体制を敷いている。番匠陣の扇の要でもあり、九州支所「九天玄氣組」組長の右腕でもあるのが石井梨香番匠だ。その目配り、気配り、心配りの編集職人ぶりは、すでにベテランの域に入っている石井ではあるが、ますます記事執筆のフットワークは軽く、編集知、世界知の研鑽にもさらなる貪欲さを見せている。汁講をレポートした2記事は、さらに磨ける余地はあるが、今年の石井の飛躍の予感とともに推したい。── 吉村 堅樹
マツコ’s Plus One🐶!
石井梨香番匠といえば、マツコ的にはこれを見逃せません!
「リカちゃん・クッキングぅ~」 一覧はこちらから
⦿イドバタイムズ issue.1「育ちの場がイシス式になる日」を推します。
子ども向けの編集遊び空間として立ち上がった「子どもフィールド」のすがたを紹介する記事なのですが、まだ足りてないところを包み隠さず伝える内容になっています。プロモーション的な意味合いを持っているはずの記事で、こういうスタイルはかなり珍しい。関わるみなさんの真摯さだけでなく、ごく小さい子どもに編集に触れさせる意義や課題を本質的に感じさせるものになっています。お話の内容も抽象と具体を大きく往還しており、「子どもフィールド」の今後が大いに期待できますね。 ── 川野 貴志
マツコ’s Plus One🐶!
さいごに。
マツコが選んだ年末の見逃せない編集部Presents記事!
いまさら聞けない?! 2021年イシス編集学校クロニクルぅ~。後藤さん、すごい。yeah!
Back Number エディスト・クロニクル
エディスト・クロニクル2020 #03 ハイパー・メディエーションに向かって
エディスト・クロニクル2020 #02 オンラインに感じるトポス
エディスト・クロニクル 2019 Movie #03 離ユニオンと出世魚
みなさんのオシは、見つかりましたか?
以上、2021年12月の記事から、エディスト編集部の”推しキジ” を厳選してお届けしました。
2022年もどうぞよろしくお願いいたします。
エディスト編集部
編集的先達:松岡正剛
「あいだのコミュニケーター」松原朋子、「進化するMr.オネスティ」上杉公志、「職人肌のレモンガール」梅澤奈央、「レディ・フォト&スーパーマネジャー」後藤由加里、「国語するイシスの至宝」川野貴志、「天性のメディアスター」金宗代副編集長、「諧謔と変節の必殺仕掛人」吉村堅樹編集長。エディスト編集部七人組の顔ぶれ。
こまつ座「父と暮せば」をイシス編集学校の師範が観てみました 第2弾
こまつ座「戦後”命”の三部作」の第一弾「父と暮せば」(井上ひさし作/鵜山仁演出)が現在公演中です。時空を超えて言葉を交わし合う父と娘の物語。こまつ座がライフワークとして大切な人をなくしたすべての […]
イシス編集学校のアドバイザリー・ボード「ISIS co-mission」(イシス・コミッション)に名を連ねる9名のコミッション・メンバーたちが、いつどこで何をするのか、編集的活動、耳寄りニュースなど、予定されている動静を […]
こまつ座「戦後”命”の三部作」の第一弾「父と暮せば」(井上ひさし作/鵜山仁演出)が現在公演中です。時空を超えて言葉を交わし合う父と娘の物語。こまつ座がライフワークとして大切な人をなくしたすべての […]
【本楼紹介】世界一大きな躙り口?井戸のような書棚空間「井寸房」
松岡正剛の蔵書を配架しているゴートクジISIS館内「本楼」(東京都世田谷区)には約2万冊の日本に関する本が並んでいます。普段、一般公開されていないこの「本楼」の一部を特別にYouTubeイシスチャンネルでご紹介します。 […]
イシス編集学校で予定されている毎月の活動をご案内する短信「イシスDO-SAY(ドウ-セイ)」。 梅雨があけた地域も出てきました、いよいよ日本列島に夏到来ですね!イシス編集学校でも熱い夏が始まります。7月のス […]
コメント
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2025-07-15
草むらで翅を響かせるマツムシ。東京都日野市にて。
「チン・チロリン」の虫の音は、「当日は私たちのことにも触れてくださいね」との呼びかけにも聴こえるし、「もうすぐ締め切り!」とのアラートにも聞こえてくる。
2025-07-13
『野望の王国』原作:雁屋哲、作画:由起賢二
セカイ系が猖獗を極める以前、世界征服とはこういうものだった!
目標は自らが世界最高の権力者となり、理想の王国を築くこと。ただそれだけ。あとはただひたすら死闘に次ぐ死闘!そして足掛け六年、全28巻費やして達成したのは、ようやく一地方都市の制圧だけだった。世界征服までの道のりはあまりにも長い!
2025-07-08
結婚飛行のために巣内から出てきたヤマトシロアリの羽アリたち。
配信の中で触れられているのはハチ目アリ科の一種と思われるが、こちらはゴキブリ目。
昆虫の複数の分類群で、祭りのアーキタイプが平行進化している。