『絵師ムネチカ』から目が離せない。天才は往々にして何かが欠けている。そしてそのこと自体がまた天才の天才性を引き立たせる。周囲の人々の鼻面を引き回し、人生を変えていく「天才少年」のデモーニッシュな魅力を容赦なく描いた怪作。
これまでにも「神童」もの(?)を数多く描いてきたさそうあきら先生だが、ご本人は極めて方法に自覚的な職人タイプ。長年、マンガ学科の教員として教鞭をとり、『マンガ脚本概論』などの技法書にも定評がある。
こんにちわ。森山です。
このごろは一雨ごとに気温が下がって、かさねのおしゃれが楽しみになってきましたね。
昨日と今日は、あちこちから小物を引っ張り出して「こんなのがあった!」と、持っているアイテムを自分に再インプットしつつ、アイロンがけをしたりしています。
今年の秋冬はマフラーとモコモコのカバンの出番が多くなりそう。
こんな風に、洋服の小物や着物の小物を、並べて眺める時間が大好きです。そして、こんな時はいつも頭の中で、「おそろい(お揃)」づくりをしているのですが、きっとこれは「守」の情報収集のための編集術「レパートリー・カウンター・パレット」とおんなじで、自分の持っているものでデパートごっこを節目ごとにしちゃうんですね。
どうして急にそんなことをしているかというと、実は昨日見つけたネパール製の白いフエルトの丸いバッグが、とてもとても気になっていて、紺か白かカーキーのどの色にするかを迷っているからなのです。
なので、レパートリーを眺めながら「あー、やっぱりここにあの白いバッグがあったら、これとこれにも合わせられるし、やっぱり白が紺よりもインパクト大!」と、「おそろい」が作れる小物の数を数えたりしています。
着物の編集は「あわせ」と「そろえ」が基本ですが、かといって「あわせ」も「そろえ」も着物と帯や帯揚げだけの話ではなくて、着物以外のストールや手袋やバッグでできちゃうし、そこに「洋服」と「着物」の間(あわい)で遊べる場所があるんです。
アイロンがけですっかり蘇ったコムデギャルソンのウールのストール。
これにフエルトの白のバッグを持って、黒のエナメルの草履(底裏が赤!)を履いて、黒の手袋をして、黒の色無地の着物に、黒の水玉の帯に、赤の帯揚げに、帯締めは、・・・もうちょっと考えましょう。
因みに、着物は袖口の位置が大きく動きますので、手袋は長めが断然いいですよ。
森山智子(もりやまともこ)
編集的先達:和泉式部。SE時代にシステムと着物は似ていることに気づき開眼。迷彩柄の帯にブーツを合わせる、洋服生地を帯に仕立てる等、大胆な着こなしをはんなり決める。イシスにも森山ファンは数多い。
多読アレゴリアで「着物コンパ倶楽部」「ハイリド源氏倶楽部」「古典Mapツアー」を主宰し、方法日本に出遊中。
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コメント
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2026-03-19
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2026-03-17
目玉入道、参上。
体を膨らませ、偽りの目玉(眼状紋)を誇張して懸命に身を守ろうとしているのは、カイコの原種とされるクワコの幼虫。クワコの繭から取れるシルクは、小石丸のそれに似て細く、肌触りがよいらしい。
2026-03-10
平和に飛び交うモンシロチョウも、地球史スケールでは、ほんの少し前に日本にやって来たばかりのパイオニアらしい。押さえきれない衝動に駆り立てられて彼方に旅立つ人たちの原型は、海をわたる蝶なのかもしれない。