かつて「大人マンガ」というジャンルがあった(詳しくは「マンガのスコア 園山俊二」参照)。この周辺には、ファインアートと踵を接する作家たちが数多く存在する。タイガー立石もその一人。1982年、工作舎から刊行された『虎の巻』は、まさしくオトナのためのマンガの最極北。いいお酒といっしょにちびちび味わいたい。
ソール・ライター展が渋谷ヒカリエで開催中だ。(会期8月23日まで)洗練された構図、溢れる色彩、丁寧な視線。「神秘的なことは馴染み深い場所で起きると思っている。なにも、世界の裏側まで行く必要はないんだ」という言葉を遺しているように、ニューヨーク イースト・ヴィレッジを50年以上に渡り、撮り続けたソール・ライター。だからと言って、ニューヨークを通して何かを伝えたいというメッセージ性はあまり感じられず、いちいち説教くさくないところがかえって街の抒情を感じさせてくれる。とりわけ、足元だけでジョン・ケージを撮った一枚は秀逸だ。部分で全体を伝えるというアプローチは、どこまでも憧れていたい方法である。
ソール・ライターに肖って、というわけではありませんが、渋谷の小さいギャラリーで行われるグループ展で校長松岡正剛の写真を展示します。ポートレートや書斎での執筆風景など、この一年で撮影した写真5点。今回ははじめて松岡正剛という人物に触れる人たちのために作品を組み立てましたが、校長に馴染みのある方もあまり見ることがないであろうカットも含めました。果たして”神秘的なこと“は撮れているかどうか。この夏限りの展示になります。写真で校長松岡を味わってみたい方、お気軽にお立ち寄りください。(作者はときどき在廊します)
協力:松岡正剛事務所、株式会社百間
PCE ’23_1
会期:2023年8月22日(火)〜8月27日(日)
時間:11:00〜19:00 [最終日11:00-16:30]
入場:無料
会場:ギャラリー・ルデコ(渋谷駅東口徒歩5分)
後藤由加里
編集的先達:石内都
NARASIA、DONDENといったプロジェクト、イシスでは師範に感門司会と多岐に渡って活躍する編集プレイヤー。フレディー・マーキュリーを愛し、編集学校のグレタ・ガルボを目指す。倶楽部撮家として、ISIS編集学校Instagram(@isis_editschool)更新中!
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