【82感門之盟】編集モンスターは出たか?タブロイド完成!

2023/09/11(月)08:02
img JUSTedit

 第82回感門之盟の開催が今週末に迫っている。9月16日(土)、17日(日)2日連続開催だ。連日連夜、急ピッチで式典の編集が進んでいる。記念誌Editor Ship(通称タブロイド)は、つい先日刷り上がったばかり。近日中、参加者皆さんのお手元に届くことだろう。来るべき日に備えて、完成したばかりのタブロイドとともに当日のプログラムを紹介したい。

 

 今回の感門之盟のテーマは「エディット デモンストレーション」と銘打たれた。デモンストレーション(De-monstration)とはモンスターを引き摺り出して、演じて示すことをいう。今こそ編集モンスターを出しなさいというメッセージが込められている。キーヴィジュアルには、方源 穂積晴明によるデザインで”編集工学神輿”が掲げられた。編集モンスターを出すには魂振りが必要だ。魂振りとは活力を失った魂を再生することをいう。まず神輿を担いだのは巻頭言を飾った4名の学衆。多士済々な顔ぶれから寄せられたメッセージで高らかに祭りの開幕を告げる。

 

 表紙をめくると見開きカラーで「EDEN6」と題された6つの編集ディレクションが現れる。あらゆるものに編集は動いているが、編集学校ではある方向性を持って「編集」をしていきたいという編集宣言である。こんな感じだ。

  1 編集は与件から生まれる

  2 編集はよくよく練られた逸脱に向かう

  3 編集は新しい意味や価値を生む方向に向かう

  4 編集は可能性を増やす方向に向かう

  5 編集は人や場を生き生きさせる方向に向かう

  6 編集はものごとを前に進める方向に向かう

 

 これ以上の詳しいところは、タブロイドを開いて読んで欲しい。編集は冒険するものを裏切らないということがよくよくわかることだろう。

 

見開きのEDEN6。編集学校のあらゆるプロジェクトがマッピングされている。あなたならどのプロジェクトに関わりたいか?じっくりご覧あれ。

 

 EDEN6を抜けると、校長松岡正剛の書き下ろし「松岡正剛の編集演示」である。校長が編集を人生すると決めたきっかけから、これまでに手がけた数々のプロジェクト、そしてエディットデモンストレーションの奥義に至るまで、編集を志すあらゆる諸君に語りかける。全文はタブロイドを手にしたものしか読めない。

 

 

本文の左右には、1990年〜2011年の間で手がけてきたさまざまな編集プロジェクトが写真とともに紹介されている。あらゆるプロジェクトが2000年に誕生した編集学校の編集稽古として波及していることがわかる。

 

 また、師範代・師範をはじめ講座指導陣がずらりと並んだ編集宣言も見逃せない。これまでの度肝を抜くような編集エピソードから、未知なる野望まで、あの人やこの人のプロフィールに目を通してもらいたい。読み込んでおけば、感門も3倍楽しめること間違いなし。

 

 最後に、2日間のプログラムを紹介する。あらゆる場面で編集モンスターは現れることだろう。今こそ、貴方なりの編集宣言を掲げてほしい。タブロイドを片手に9月16日、17日の感門之盟を待たれたい。

 

Day1 9月16日(土)

12:30 提灯小僧の丸わかり前説

13:00 開幕宣言「20年後に再生した奴ら」

13:18 Human2.0編集快女 司会登場!

13:24 校長オープニング「みんな化物を出しなさい」

13:39 卒門式「本当にあった19教室の快談」

17:05 学衆讃証「あなたに届く未来の手紙」

18:05 90秒プロジェクトモンスター大集結

19:05 学衆でろでろ「ほんのれんBAR」

19:50 アフター感門で夜が更ける

 

 初めての感門でもバッチリ前説でスタンバイ。開幕宣言には第1期の伝説師範代が学衆として登壇。己を更新し続ける編集アスリート小林奈緒が司会として華麗に言祝ぐ。松岡校長がデモンストレーションの喝を入れてオープニング。卒門式では師範から師範代に感門表が、学匠から先達文庫が。校長直筆の玄々書にも注目だ。学衆讃証は師範代から一人ずつに卒門証を授与。タイムアタックのプロジェクトプレゼンは極楽か?怨嗟溢れる地獄絵図か?ラスト、ほんのれんBARはEEL社長の安藤自らお出迎え。招かれる学衆さんは貴方かもしれない。

 

Day2 9月17日(日)

12:30 本楼灯籠の前説プレイバック

13:00 南北東西中継「どこからか声が聞こえる!」

13:18 イシスの学魔プリンスが司会!

13:23 突破式 12師範代の編集言霊

14:48 召命?証明?正銘?学衆讃証授与

15:38 「あぁ!私の教室が!?」出世魚教室変化

16:13 シンP1グランプリ・インターナショナル

17:39 花伝所の袖引き娘を放伝式

18:16 NEXTモンスター教室名発表 冠界式

19:40 校長校話鼎談「Edit Demonstrationの極意」

20:49 面影Ending Movie

21:00 終わらないアフター感門

 

 前説も振り返り&指南あり。全国支所中継はどこと繋がり何を語るか。司会は加速する編集工学機関銃人間こと梅澤光由。突破式では師範代から魂のメッセージが乱舞する。突破証、師範代認定証は次への道標と稽古の証。来期破師範代の教室名は大変化ムービー。6回目を迎えるP1グランプリの3プランは化物を目指す。審査員はいよいよ国際化?イシスの核・花伝所とは何かを林花目付が絶妙にQ&E。新教室名発表はドラムロールで演出。校長のネーミング編集に瞠目すべし。最後はお待ちかね校長鼎談。EDの旗手・小倉析匠と穂積方源が編集力の秘密に迫る。

 


イシス編集学校 第82回感門之盟

エディット デモンストレーション

 

■日 時:2023年9月16日(土)12:30前説、13:00開演~20:30終了(予定)

     2023年9月17日(日)12:30前説、13:00開演~21:00終了(予定)

     ※12:30の前説からお集まりください。

■内 容:[Day1]51守卒門式 ほか

     [Day2]50破突破式・39花放伝式・校長校話 ほか

■会 場:本楼・Zoom・Editcafe , and more

■参加費:2,750円~7,700円 (税込)

     7,000円(税別)9/16に本楼参加の方

     5,000円(税別)9/16, 17オンラインの方

     U-23:3,500円(税別) 9/16に本楼参加の学生

     U-23:2,500円(税別) 9/16, 17オンラインの学生

     ※現在オンラインのみ受付をしています。

     ※両日ともご参加いただけます。

     ※リアル→オンラインへの参加方法の変更は可能ですが差額返還等は行っておりません

     ※事前にタブロイドをお送りします。

■申 込:お申し込みはこちらから(お早めにお申し込みください)

■問合せ:イシス編集学校 学林局 es_event@eel.co.jp


 

 

 

  • 後藤由加里

    編集的先達:石内都
    NARASIA、DONDENといったプロジェクト、イシスでは師範に感門司会と多岐に渡って活躍する編集プレイヤー。フレディー・マーキュリーを愛し、編集学校のグレタ・ガルボを目指す。倶楽部撮家として、ISIS編集学校Instagram(@isis_editschool)更新中!

  • 『方法文学』を写真する PHOTO Collection【倶楽部撮家】

    本にはなんだって入る。世界のまるごと入ってしまう。写真にもなんだって入るだろう。世界がまるごと入った本だって入る。  今夏刊行された『百書繚乱』(松岡正剛/アルテスパブリッシング)では、こう締めくくられている。 &nb […]

  • 田中優子学長、吉村堅樹の着物を見立てるの巻 5shot

    学長 田中優子が人生で初めて男の着物を見立てることになった。しかも、その相手は林頭 吉村堅樹である。    事の発端は7月某日、学内会議中に優子学長が突然切り出した。「吉村さんは着物を着た方がいいと思うの」。 […]

  • 本とレンズが見ている【松岡正剛 revival 08】

    2024年8月12日、イシス編集学校校長の松岡正剛が逝去した。エディスト編集部では、直後に約1カ月にわたる追悼コラム連載を実施。編集学校内外から多数寄せられた松岡校長の面影は、1年経ってもなお鮮明だ。まるでその存在が読む […]

  • 写真家研究とモンタージュで写真を深める【倶楽部撮家:25秋募集】

    倶楽部撮家 第2期生募集!  多読アレゴリア「倶楽部撮家」の第2期目は、「写真家研究」と「モンタージュ」を楽しみます。第1期目の夏シーズンは、自身の幼な心を起点にして、まずはシャッターを押してみることを試みてきました。次 […]

  • こまつ座「父と暮せば」をイシス編集学校の師範が観てみました 第2弾

    こまつ座「戦後”命”の三部作」の第一弾「父と暮せば」(井上ひさし作/鵜山仁演出)が現在公演中です。時空を超えて言葉を交わし合う父と娘の物語。こまつ座がライフワークとして大切な人をなくしたすべての […]