『キャラ者』は、”マンガ家”だった頃の江口寿史の、(まとまった作品としては)ほぼ最後の仕事。恐るべきクオリティの高さで、この才能が封印されてしまったのはもったいない。
「来年こそはマンガ家に戻ります!」と言ったのは、2016年の本の帯(『江口寿史KING OF POP SideB』)。そろそろ「来年」が来てもいいだろう。

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イシス編集学校で世界読書奥義伝[離]まで了えた4名(ニレヨーコ、おじー、はるにゃ、ウメコ)がお送りするほんのれんラジオ。vol.20の問いは、「決め方、どう決める? 「みんな納得」はありえるか」です。
これが、民主主義シリーズ最終回。
今回のゲスト本は『なめらかな社会とその敵─PICSY・分人民主主義・構成的社会契約論』(鈴木健・著)!
著者の鈴木健さんは、イシス編集学校のISIS Co-missionのおひとりです。スマニューの共同創業者として有名ですが、実は「複雑系の科学」などを長く研究されていた方でもあります。
21世紀の科学知見を応用してみると、社会や政治のあり方も違って見える?
壁によって分断するのではなく、越境してなめらかにつながり合う社会は実現可能か?どうなのか?
「300年後の読者」に向けて書かれたという激ムズな一冊も、ほんのれんラジオで聴くと一気にわかる。
「1人1票」はもう古い!? スマニュー共同創業者・鈴木健さん著『なめらかな社会とその敵』を読んで考える300年後の民主主義
エピソード
Facebookの「直接民主主義」実験がヤバい/「なめらかな社会」とは/膜・核・網目/仏教っぽい世界観/民主主義のモヤポイント3つ/国家の壁・組織の壁・個人の壁/「一貫性をもつ個人」に無理がある/ならば、分人民主主義!/そもそも分人ってなんだっけ/ざっくりわかる「伝播委任投票システム」/ときには独裁っぽく、ときには民主政っぽく/「決め方」を変えるだけで政治体制変わるのがスゴイ/はるにゃ仮説「21世紀のいまは民主主義のパラダイムシフト期」/科学革命→政治転換の流れのなかに/線形な社会から、非線形の複雑系の社会へ/鈴木健さんの驚異の大どんでん返し/敵はあなたかも?
▼冒頭でお話ししている「ほんのれん」の「スマニュー+」連載記事はこちらから無料部分をご覧いただけます。
スマホが脳を破壊する!?現代人が気づかないうちに失いつつある5つの能力
スマホ時代の集中力は47秒!?あなたの知らないマルチタスクの落とし穴
子どもをスマホ依存にさせたくない!ゴリラ研究者と行動経済学者に学ぶ、3つの最強メソッド
▼「決め方、どう決める?」を考える「ほんのれん」旬感本はこちらの5冊!
(1)『教室を生きのびる政治学』岡田憲治(著) 晶文社 2023
(2)『民主主義とは何か』宇野重規(著)講談社現代新書 2020
(3)『くじ引き民主主義─政治にイノヴェーションを起こす』吉田徹(著) 光文社新書 2021
(4)『「忘れられた日本人」をひらく─宮本常一と「世間」のデモクラシー』若林恵、畑中章宏(著)黒鳥社 2023
(5)『なめらかな社会とその敵─PICSY・分人民主主義・構成的社会契約論』鈴木健(著)ちくま学芸文庫 2022
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ほんのれん編集部
編集工学研究所×丸善雄松堂が提供する一畳ライブラリー「ほんのれん」の選書やメディア制作を手掛けるメンバー。関西弁で跳ねるデザイン知カンガルー・仁禮洋子(ニレヨーコ)、小鳥の風貌ながら知的猛禽類な山本春奈(はるにゃ)、昭和レトロを愛する果敢なコンパイル亀・尾島可奈子(おじー)、2倍速で情報収集する雑読チーター・梅澤奈央(ウメコ)ほか。ほんのれんラジオは毎週水曜更新中。ほんのれん編集部公式noteにこれまでのアーカイブを蓄積してます。https://note.com/honnoren/
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コメント
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2025-10-15
『キャラ者』は、”マンガ家”だった頃の江口寿史の、(まとまった作品としては)ほぼ最後の仕事。恐るべきクオリティの高さで、この才能が封印されてしまったのはもったいない。
「来年こそはマンガ家に戻ります!」と言ったのは、2016年の本の帯(『江口寿史KING OF POP SideB』)。そろそろ「来年」が来てもいいだろう。
2025-10-14
ホオズキカメムシにとってのホオズキは美味しいジュースが吸える楽園であり、ホオズキにとってのホオズキカメムシは血を横取りする敵対者。生きものたちは自他の実体など与り知らず、意味の世界で共鳴し続けている。
2025-10-07
「ピキッ」という微かな音とともに蛹に一筋の亀裂が入り、虫の命の完結編が開幕する。
美味しい葉っぱをもりもり食べていた自分を置き去りにして天空に舞い上がり、自由自在に飛び回る蝶の“初心”って、いったい…。