『絵師ムネチカ』から目が離せない。天才は往々にして何かが欠けている。そしてそのこと自体がまた天才の天才性を引き立たせる。周囲の人々の鼻面を引き回し、人生を変えていく「天才少年」のデモーニッシュな魅力を容赦なく描いた怪作。
これまでにも「神童」もの(?)を数多く描いてきたさそうあきら先生だが、ご本人は極めて方法に自覚的な職人タイプ。長年、マンガ学科の教員として教鞭をとり、『マンガ脚本概論』などの技法書にも定評がある。
2025年春。多読アレゴリアの新しいクラブが誕生します。名前は「着物コンパ倶楽部」。
部長・森山智子の前のめり企画で開講前のプレイベントを開催いたします。
モリヤマ流・きもの編集
身体を包み守ってくれる衣(ころも)。古代より日本では「着るもの」を衣「きぬ」と呼んでいました。
そして現在「着物」とよばれる衣のカタチの誕生は、奈良時代、律令国家の制服として大陸渡りの服「ふく」が採用され、その先進性とファッション性に出会ったことが大きなきっかけとなりました。以来、日本の風土を楽しむ心が刺激されゆっくりと外部から邪魔されることなく育まれ、おしゃれ心を満たす染織の技に磨きをかけてきました。そのカタチが現在の着物として脈々と息づいています。
その脈々を感じたい。
モリヤマ流・きもの編集は「コーディネイト」と「着方」のあわせ技で、自分の目指すテイストとスタイルを構築します。
コーディネイトは平安時代の「かさねの色目」の方法を、そして着方は「武道や能」の身体使いに肖ります。
その結果として、モリヤマ流・きもの編集では「着すがた」と「着ここち」の心地好さの同時性を叶えますが、この「心地好さ」の感覚に素直になるには「知識がある」という安心感が、実は大きくてあなどれないのです。知識といってもいわゆる現在の着物ルールとしての「格式」と「染織の序列」の関係の暗記ではなく(こちらに頼りすぎると着物を頭で着ることになってしまいがちです)、「この着方は一体いつの時代からなんだろう」「どうしてこういったしきたりになっているのだろう」という好奇心の発露から読み解いて身につける知識です。
そうした1000年単位の感覚で着物を着てみたい。
着物コンパ倶楽部
でも、着物のことについていきなり「本を読む」のは大変。
そこで、極楽でご機嫌で、時間がなくても主体的受け身で着物まわりのいろいろを楽しめるクラブを考えました。それが「着物コンパ倶楽部」です。
クラブの詳細な内容は後日お届けしますが、まずは体験会で「モリヤマ流・きもの編集」のコーディネイトの方法と着方の方法を体感、体験してみませんか。
体験会は二本立て
*コーディネイトと着方のそれぞれ限定3名(女性のみ)の募集です
【コーディネイト体感会】
コーディネイト体感会では、女性の着物では小物と呼ばれる「帯揚げ」と「帯締め」で、テイストの方向性を明確にしていく方法を実際に見ていただき、組み合わせる色でテイストが激変する様子を体感していただきます。森山私物の40色の帯揚げと帯締めを用意しますので、お持ちの着物と帯のコーディネイト相談もお受けします。
*お手元に『新版 かさねの色目 平安の配彩美』長崎盛輝(著) 青幻舎がございましたらお持ちください。
【着方の体験会】
着方の体験会では「こなれ感と着心地が一気にアップする」ポイントとして「たんでん、みぞ おち、肩甲骨、鎖骨」を意識した女性の着物の着方を伝授します。
*着物一式をご持参いただくか、または着物着装での参加をお願いします。
多読アレゴリア*新クラブ
「着物コンパ倶楽部」プレイベント
【コーディネイト体感会】
■日時:2025年1月26日(日)12:00-14:00
■会場:編集工学研究所 2階 応接室
東京都世田谷区赤堤2丁目15番3号
■アクセス
小田急線・豪徳寺駅より徒歩7分
東急世田谷線・山下駅より徒歩7分
■対象:女性(どなたでもご参加いただけます)
■定員:先着3名
■費用:3,000円(税込)当日現金にてお支払いください。
■持物:『新版 かさねの色目 平安の配彩美』長崎盛輝(著) 青幻舎
*なくてもOKです
■ナビゲーター
森山智子
(着物コンパ倶楽部 部長/イシス編集学校師範)
■お申し込みはこちらから→【イベント終了】
【着方の体験会】
■日時:2025年1月26日(日)15:00-17:00
■会場:編集工学研究所 2階 応接室
東京都世田谷区赤堤2丁目15番3号
■アクセス
小田急線・豪徳寺駅より徒歩7分
東急世田谷線・山下駅より徒歩7分
■対象:女性(どなたでもご参加いただけます)
■定員:先着3名
■費用:3,000円(税込)当日現金にてお支払いください。
■持物:着物一式をご持参いただくか、または着物着装での参加をお願いします。
■ナビゲーター
森山智子
(着物コンパ倶楽部 部長/イシス編集学校師範)
■お申し込みはこちらから→【イベント終了】
(文)森山智子
森山智子(もりやまともこ)
編集的先達:和泉式部。SE時代にシステムと着物は似ていることに気づき開眼。迷彩柄の帯にブーツを合わせる、洋服生地を帯に仕立てる等、大胆な着こなしをはんなり決める。イシスにも森山ファンは数多い。
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コメント
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2026-03-19
『絵師ムネチカ』から目が離せない。天才は往々にして何かが欠けている。そしてそのこと自体がまた天才の天才性を引き立たせる。周囲の人々の鼻面を引き回し、人生を変えていく「天才少年」のデモーニッシュな魅力を容赦なく描いた怪作。
これまでにも「神童」もの(?)を数多く描いてきたさそうあきら先生だが、ご本人は極めて方法に自覚的な職人タイプ。長年、マンガ学科の教員として教鞭をとり、『マンガ脚本概論』などの技法書にも定評がある。
2026-03-17
目玉入道、参上。
体を膨らませ、偽りの目玉(眼状紋)を誇張して懸命に身を守ろうとしているのは、カイコの原種とされるクワコの幼虫。クワコの繭から取れるシルクは、小石丸のそれに似て細く、肌触りがよいらしい。
2026-03-10
平和に飛び交うモンシロチョウも、地球史スケールでは、ほんの少し前に日本にやって来たばかりのパイオニアらしい。押さえきれない衝動に駆り立てられて彼方に旅立つ人たちの原型は、海をわたる蝶なのかもしれない。