草むらで翅を響かせるマツムシ。東京都日野市にて。
「チン・チロリン」の虫の音は、「当日は私たちのことにも触れてくださいね」との呼びかけにも聴こえるし、「もうすぐ締め切り!」とのアラートにも聞こえてくる。

2024年に始まった多読アレゴリアは怒濤の冬シーズンを終え、芽吹きの春シーズンへ。
『多読アレゴリアTV』は松岡正剛から「支度天」の名を戴いたダンドリ仕掛け人武田英裕キャスターと共に、守師範の一倉広美がアシスタントをつとめます。
1か月に1冊も「本を読まない」とした人が6割を超えたことが、文化庁が公表した2023度の「国語に関する世論調査」でわかった。スマートフォンやSNSの利用に押され『読書離れ』が加速する中、2024冬にスタートした多読アレゴリア。11週間でNo Tadoku, No Life.となった人も多い。多読といっても本を沢山読むだけにとどまらない。リズムを読む、時代を読む、季節や風を読む。雑多で多様な「読む」にまみれ、2025春の新シーズンがいよいよ開幕する。
2025春、最初の放送は前シーズンの振り返りから。
▼「怒濤の2024冬から芽吹きの2025春へ」
武田 一倉さん、初シーズン終わりに近づいてますねぇ。
一倉 あっという間の3ヶ月でした。そうそう、武田さん、こっそり入った大人気クラブ「EDO風狂連」いかがでした?満員御礼で次シーズンは募集なしですよ。
武田 楽しいですもん。「EDO風狂連」では稽古の三本柱があり、多読共読に励む場として「読相錬磨(どくそうれんま)」、新しいメディエーションに挑む「遊山表象(ゆさんひょうしょう)」江戸で流行した連句を巻いていく「書屋俳諧(しょおくはいかい)」があるんです。
一倉 あ、もしかして2月16日に行われたリアルイベントは、「遊山表象」ですか。
武田 そうそう、ISIS FESTA「江戸・蔦重の編集力」のことですね。イシス編集学校の学長でもある田中優子氏はEDO風狂連の「宗風」として、本楼にて直々に、僕たちと対話してくれました。ふわ~っと江戸の風が巻きおこりましたよ。
一倉 いいなぁ、連句も楽しそうですしねぇ~。
武田 そっか、一倉さん俳句するもんね。稽古をしていると、過ぎた時代としての「江戸」というより、今ここにある「江戸」を感じる。そんなクラブなんです。ところで、一倉さんもクラブ運営してたよね。
一倉 はい、身体多面体茶論です。今期はイベントを精力的に行いました。身体編集のはじまりとしてピラティスをしたんです。そのあと、汁講(オフ会)もして、身体編集について2,3時間語り尽くしました。詳しくは「【多読アレゴリア:身体多面体茶論】地に足つけてスッピンでいこう!(イベントレポート編)」
武田 えぇ、ピラティス~?意外なところから始めたねぇ。そういえば、知ってました?次のシーズンは「着物コンパ倶楽部」と「MEdit Lab for ISIS」というクラブが新規参入するんですよ。
一倉 えぇ、聞いてます。すっごく楽しみ。多読アレゴリアって、その名の通り多様で雑多!アレゴリア百貨店ですね♪
番組では、それぞれに怒濤の2024冬シーズン話に盛り上がった。
多読アレゴリアは、スタートしたばかりだが、既に各クラブごとに盛り上がっているようだ。
好きなことを好きなように。多彩に遊べるトポスへ!
世界を席巻する人類総アレゴリアン時代の幕開けと共にアレゴリアTVでは、江戸を感じ・身体に遊ぶ、武田と一倉がYouTube配信でお届けしていきます。
文:一倉広美
アイキャッチ画像:山内貴暉
多読アレゴリア2025春
【申込】https://shop.eel.co.jp/products/tadoku_allegoria_2025haru
【開講期間】2025年3月3日(月)〜2025年5月25日(日)
【申込締切】2025年3月7日(金)
【定員】300名(各クラブごとに定員が異なります。定員になり次第、締め切
ります)
【受講資格】どなたでも受講できます
【受講費】月額11,000円(税込)
※ クレジット払いのみ
※ 初月度分のみ購入時決済
以後毎月26日に翌月受講料を自動課金
例)2025春申し込みの場合
購入時に2025年3月分を決済
2025年3月26日に2025年4月分、以後継続
・2クラブ目以降は、半額でお申し込みいただけます。
・1クラブ申し込みされた方にはクーポンが発行されますので、そちらをご利用の上、2クラブ目以降をお申し込みください
【2025春 多読アレゴリアWEEK】
▼着物コンパ倶楽部
▼MEditLab for ISIS
▼勝手にアカデミア
はとさぶ連衆は鎌倉に集い俳句を詠みつつアカデミア構想に巻き込まれるの巻
▼軽井沢別想フロンティア倶楽部
▼大河ばっか!
▼よみかき探Qクラブ
▼身体多面体茶論
▼終活読書★四門堂
▼OUTLYING CLUB
▼千夜千冊パラダイス
◎3/3(月)スタート◎シーズン2は《編集術の奥義》につながる千夜が登場!
▼群島ククムイ
▼音づれスコア
▼多読ジムClassic
▼アレゴリアTV
2025年春・多読アレゴリア、新シーズン開幕!
エディスト編集部
編集的先達:松岡正剛
「あいだのコミュニケーター」松原朋子、「進化するMr.オネスティ」上杉公志、「職人肌のレモンガール」梅澤奈央、「レディ・フォト&スーパーマネジャー」後藤由加里、「国語するイシスの至宝」川野貴志、「天性のメディアスター」金宗代副編集長、「諧謔と変節の必殺仕掛人」吉村堅樹編集長。エディスト編集部七人組の顔ぶれ。
こまつ座「父と暮せば」をイシス編集学校の師範が観てみました 第2弾
こまつ座「戦後”命”の三部作」の第一弾「父と暮せば」(井上ひさし作/鵜山仁演出)が現在公演中です。時空を超えて言葉を交わし合う父と娘の物語。こまつ座がライフワークとして大切な人をなくしたすべての […]
イシス編集学校のアドバイザリー・ボード「ISIS co-mission」(イシス・コミッション)に名を連ねる9名のコミッション・メンバーたちが、いつどこで何をするのか、編集的活動、耳寄りニュースなど、予定されている動静を […]
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【本楼紹介】世界一大きな躙り口?井戸のような書棚空間「井寸房」
松岡正剛の蔵書を配架しているゴートクジISIS館内「本楼」(東京都世田谷区)には約2万冊の日本に関する本が並んでいます。普段、一般公開されていないこの「本楼」の一部を特別にYouTubeイシスチャンネルでご紹介します。 […]
イシス編集学校で予定されている毎月の活動をご案内する短信「イシスDO-SAY(ドウ-セイ)」。 梅雨があけた地域も出てきました、いよいよ日本列島に夏到来ですね!イシス編集学校でも熱い夏が始まります。7月のス […]
コメント
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2025-07-15
草むらで翅を響かせるマツムシ。東京都日野市にて。
「チン・チロリン」の虫の音は、「当日は私たちのことにも触れてくださいね」との呼びかけにも聴こえるし、「もうすぐ締め切り!」とのアラートにも聞こえてくる。
2025-07-13
『野望の王国』原作:雁屋哲、作画:由起賢二
セカイ系が猖獗を極める以前、世界征服とはこういうものだった!
目標は自らが世界最高の権力者となり、理想の王国を築くこと。ただそれだけ。あとはただひたすら死闘に次ぐ死闘!そして足掛け六年、全28巻費やして達成したのは、ようやく一地方都市の制圧だけだった。世界征服までの道のりはあまりにも長い!
2025-07-08
結婚飛行のために巣内から出てきたヤマトシロアリの羽アリたち。
配信の中で触れられているのはハチ目アリ科の一種と思われるが、こちらはゴキブリ目。
昆虫の複数の分類群で、祭りのアーキタイプが平行進化している。