【連載】ETS群島キャスト01「イシスな人に魅せられて」石橋黛子さん(福島)

2019/10/07(月)11:00
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【Q.受講のきっかけは?】

 叔母を通じてISISフェスタの開催を知りました。

 色々な方と顔を合わせて編集の楽しさを共有したいという思いから参加しました。

 

【Q.エディットツアーを通じて得たこと、学んだこと、新しい発見はありましたか?】

 自己紹介、目次読書、ふくしま思考素のワークを通じて、自分にない視点や、参加者の方々の「らしさ」を感じ取ることができてとても新鮮でした。

 

 目次読書は、今まで自分が実践したことの内容でハードな印象でしたが、今までにないくらい集中して読むことができて驚きました。新たな情報の取り出し方、伝え方を知ることができました。

 

 ふくしま思考素では、自分の故郷を編集を通して見つめ直しました。皆様から様々なふくしまの魅力が挙げられ、想像しているうちに胸が熱くなりました…。ふくしまをもっと好きになる良いきっかけとなりました。

 

【Q.今後にどう活かしたいですか?】

 課題解決にあたり大学の授業や演習で大いに活用できそうです。行き詰まったとき、今回学んだ編集の用法を思い出してみると、

新たな切り口が見えてきそうです。

 

 加えて、家族や友達、先生との日常会話から「編集」を探していきたいです。私は人間観察が大好きなのでなんだか宝探しみたいでワクワクします。

  • 鈴木康代

    編集的先達:網野善彦。マイクを両手でもってふくしま訛りで語るメッセージは編集の確信をとらえ、誰もの胸を打つ。二代目守学匠としていまやイシスの顔。野望は「続3.11を読む」の編集。

コメント

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川邊透

2025-06-30

エディストの検索窓に「イモムシ」と打ってみたら、サムネイルにイモムシが登場しているこちらの記事に行き当たりました。
家庭菜園の野菜に引き寄せられてやって来る「マレビト」害虫たちとの攻防を、確かな観察眼で描いておられます。
せっかくなので登場しているイモムシたちの素性をご紹介しますと、アイキャッチ画像のサトイモにとまる「夜行列車」はセスジスズメ(スズメガ科)中齢幼虫、「少し枯れたナガイモの葉にそっくり」なのは、きっと、キイロスズメ(同科)の褐色型終齢幼虫です。
 
添付写真は、文中で目の敵にされているヨトウムシ(種名ヨトウガ(ヤガ科)の幼虫の俗称)ですが、エンドウ、ネギどころか、有毒のクンシラン(キョウチクトウ科)の分厚い葉をもりもり食べていて驚きました。なんと逞しいことでしょう。そして・・・ 何と可愛らしいことでしょう!
イモムシでもゴキブリでもヌスビトハギでもパンにはえた青カビでも何でもいいのですが、ヴィランなものたちのどれかに、一度、スマホレンズを向けてみてください。「この癪に触る生き物をなるべく魅力的に撮ってやろう」と企みながら。すると、不思議なことに、たちまち心の軸が傾き始めて、スキもキライも混沌としてしまいますよ。
 
エディスト・アーカイブは、未知のお宝が無限に眠る別銀河。ワードさばきひとつでお宝候補をプレゼンしてくれる検索窓は、エディスト界の「どこでもドア」的存在ですね。

堀江純一

2025-06-28

ものづくりにからめて、最近刊行されたマンガ作品を一つご紹介。
山本棗『透鏡の先、きみが笑った』(秋田書店)
この作品の中で語られるのは眼鏡職人と音楽家。ともに制作(ボイエーシス)にかかわる人々だ。制作には技術(テクネ―)が伴う。それは自分との対話であると同時に、外部との対話でもある。
お客様はわがままだ。どんな矢が飛んでくるかわからない。ほんの小さな一言が大きな打撃になることもある。
深く傷ついた人の心を結果的に救ったのは、同じく技術に裏打ちされた信念を持つ者のみが発せられる言葉だった。たとえ分野は違えども、テクネ―に信を置く者だけが通じ合える世界があるのだ。

山田細香

2025-06-22

 小学校に入ってすぐにレゴを買ってもらい、ハマった。手持ちのブロックを色や形ごとに袋分けすることから始まり、形をイメージしながら袋に手を入れ、ガラガラかき回しながらパーツを選んで組み立てる。完成したら夕方4時からNHKで放送される世界各国の風景映像の前にかざし、クルクル方向を変えて眺めてから壊す。バラバラになった部品をまた分ける。この繰り返しが楽しくてたまらなかった。
 ブロックはグリッドが決まっているので繊細な表現をするのは難しい。だからイメージしたモノをまず略図化する必要がある。近くから遠くから眺めてみて、作りたい形のアウトラインを決める。これが上手くいかないと、「らしさ」は浮かび上がってこない。