『キャラ者』は、”マンガ家”だった頃の江口寿史の、(まとまった作品としては)ほぼ最後の仕事。恐るべきクオリティの高さで、この才能が封印されてしまったのはもったいない。
「来年こそはマンガ家に戻ります!」と言ったのは、2016年の本の帯(『江口寿史KING OF POP SideB』)。そろそろ「来年」が来てもいいだろう。

編集学校に学ぶ人々の中に、身体派は意外に多い。
ベルギーのダンスカンパニーで踊っていたり、チェンマイでコンテンポラリーダンスを公演したり、甲子園優勝校の監督を経て大学でスポーツ組織論を教えたり、理学療法士や、剣道の師範も数人いる。
きくと身体を分節化してどの組み合わせとして捉えるか、編集を学ぶことで、その限りない可能性が見えてくるのだという。
この日はその中でも野口晴哉の方法を継ぐ身体派、渡辺恒久師範が、学林局有志の求めに応えて秘密の稽古をつけてくれた。意外なことに、身体そのものより、編集稽古では「注意のカーソル」と呼ぶ意識の向け方にこそ、稽古のポイントがあるようだ。
子どもの成長、事業開発、システムエンジニアリングなど、さまざまな領域を編集工学にでとらえなおす取り組みが進んでいる。わたしたちの身体にも、もっと広がる世界があるのかもしれない。そう感じさせてくれる秘密の編集稽古は、アメリカやドイツを行き来する恒久師範のスケジュールの合間を縫って、あと数回続く予定だ。
佐々木千佳
編集的先達:岡倉天心。「24時間働けますけどなにか?」。無敵の笑顔の秘密は未だ明かされない学林局局長。NEXT ISISでも先頭を日夜走り続けている。子ども編集学校開校は積年の願い。
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コメント
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