大宴会まであと8日 ◎シン・お笑い大惨寺

2023/12/17(日)12:00
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エディットカフェを開いてみれば、目に飛び込んで来るのは、「シン★お笑い大惨寺」のアイコン。突如出現したラウンジに目が点になっていることでしょう。

すでに同ラウンジでも、こっそり開設されている分院ラウンジ(Facebook)でも、目から鼻に抜けた目利きの衆たちのテスト回答が始まっています。
目の寄る所へは玉も寄る。目の毒、気の毒、大惨寺の毒。毒を喰らわばなんとやら。フグも毒があるからうまい。

というわけで、分院のやりとりの一部をこっそり紹介しましょう。さあ宴会です。

 

題  丸くて高そうなものを挙げてください。

 

〇参加者A「金環食!」
●出武将 「手が届かない! 掴めそうな夢。仕方ないから、かわらけでも投げ込みましょう」

 

〇参加者B「2億4千万の瞳」
●出武将 「インドなら28億1千万弱の瞳! ルピー払いなら円に換算して478,800,000円だ!」

 

〇参加者C「八尺瓊勾玉」
●出武将 「高いっ!値が張れん! 真夏の挿し木じゃな。そういえば、この玉と鏡を海から引き揚げたときの岩松与三の網が当寺にあるのじゃが、これは高いじゃろうか? 岩松のサイン入りじゃが」

 

〇参加者D「真珠」
●出武将 「おおお! 一番手が届きそうな回答。思わずAmazonでポチりそうになってしまった! 買うちゃる、買うちゃる!」

 

〇参加者F「火星!」
●出武将 「球体全部、原野商法で!」

 

〇参加者G「タイタニック号の浮き輪」
●出武将 「うおーん(号泣)」

 

〇参加者H「大谷のサインボール」
●出武将 「ボールの皮だけ3割引きで」

 

〇参加者E「龍の首の珠。かぐや姫に出てくるお宝」
●出武将 「歴史的にすんごく高い! まず、龍を捕まえなければならない。その龍の首に球があるかどうか確かめなければならぬ。その球をどう手に入れるか検討しなければならない。結局『他で代用できないか?』と言う話になり、最後は『かぐや姫でなくても…』と、お客様が逃げますナ」

 

これは! と思ったアナタ。宴会へようこそ。え? 「お笑い大惨寺」に書き込めないって? 右上の「このラウンジに参加する」のボタンをクリックして、フッターで「設定する」を押すと、発言ができるようになりまする。
12月25日開始の大宴会が待てないアナタ! もう「プレ宴会」は始まっています。目のウロコは投げ捨てて、目の塵払わぬ間に駆けつけられたし。(筆武将)
  • 角山祥道

    編集的先達:藤井聡太。「松岡正剛と同じ土俵に立つ」と宣言。花伝所では常に先頭を走り感門では代表挨拶。師範代登板と同時にエディストで連載を始めた前代未聞のプロライター。ISISをさらに複雑系(うずうず)にする異端児。角山が指南する「俺の編集力チェック(無料)」受付中。https://qe.isis.ne.jp/index/kakuyama

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コメント

1~3件/3件

川邊透

2025-07-01

発声の先達、赤ん坊や虫や鳥に憑依してボイトレしたくなりました。
写真は、お尻フリフリしながら演奏する全身楽器のミンミンゼミ。思いがけず季節に先を越されたセミの幼虫たちも、そろそろ地表に出てくる頃ですね。

川邊透

2025-06-30

エディストの検索窓に「イモムシ」と打ってみたら、サムネイルにイモムシが登場しているこちらの記事に行き当たりました。
家庭菜園の野菜に引き寄せられてやって来る「マレビト」害虫たちとの攻防を、確かな観察眼で描いておられます。
せっかくなので登場しているイモムシたちの素性をご紹介しますと、アイキャッチ画像のサトイモにとまる「夜行列車」はセスジスズメ(スズメガ科)中齢幼虫、「少し枯れたナガイモの葉にそっくり」なのは、きっと、キイロスズメ(同科)の褐色型終齢幼虫です。
 
添付写真は、文中で目の敵にされているヨトウムシ(種名ヨトウガ(ヤガ科)の幼虫の俗称)ですが、エンドウ、ネギどころか、有毒のクンシラン(キョウチクトウ科)の分厚い葉をもりもり食べていて驚きました。なんと逞しいことでしょう。そして・・・ 何と可愛らしいことでしょう!
イモムシでもゴキブリでもヌスビトハギでもパンにはえた青カビでも何でもいいのですが、ヴィランなものたちのどれかに、一度、スマホレンズを向けてみてください。「この癪に触る生き物をなるべく魅力的に撮ってやろう」と企みながら。すると、不思議なことに、たちまち心の軸が傾き始めて、スキもキライも混沌としてしまいますよ。
 
エディスト・アーカイブは、未知のお宝が無限に眠る別銀河。ワードさばきひとつでお宝候補をプレゼンしてくれる検索窓は、エディスト界の「どこでもドア」的存在ですね。

堀江純一

2025-06-28

ものづくりにからめて、最近刊行されたマンガ作品を一つご紹介。
山本棗『透鏡の先、きみが笑った』(秋田書店)
この作品の中で語られるのは眼鏡職人と音楽家。ともに制作(ボイエーシス)にかかわる人々だ。制作には技術(テクネ―)が伴う。それは自分との対話であると同時に、外部との対話でもある。
お客様はわがままだ。どんな矢が飛んでくるかわからない。ほんの小さな一言が大きな打撃になることもある。
深く傷ついた人の心を結果的に救ったのは、同じく技術に裏打ちされた信念を持つ者のみが発せられる言葉だった。たとえ分野は違えども、テクネ―に信を置く者だけが通じ合える世界があるのだ。