{[(ゴミムシぽいけどゴミムシではない分類群に属している)黒い星をもつテントウムシに似た種]のように見えるけど実はその偽物}ことニセクロホシテントウゴミムシダマシ。たくさんの虫且つ何者でもない虫です。
カンカンカーンと半鐘を打ち鳴らしていたかと思えば、吉原のために奔走する。2025年の大河ドラマ『べらぼう』の主人公は蔦重こと蔦屋重三郎。第1回の放送以降、このドラマが気になってしょうがない、そんな人も少なくないでしょう。蔦重の男前な行動力、花魁・花の井の艶やかさと聡明さ、並んで描かれる女郎たちの窮状や版元たちの欲望渦巻く駆け引きも、話題に火をつけています。
そしてテレビを離れて書店に向かえば、平台も文庫や新書コーナーも「蔦重本」で大賑わい。江戸のメディア王、江戸文化の仕掛け人、江戸のエンタメプロデューサー等々、蔦重と江戸文化は切っても切れねえ関係であることは言わずもがなでございましょう。
さて「江戸文化」とまるっと一口に言いますが、明治元年から今年令和7年までがたったの157年間なのに対して、江戸時代は265年間とまさにべらぼうに長い。これほどの長きにわたり、後に「パクス・トクガワーナ」と称された平和な時代の<地>があったことを考えれば、<図>となる「江戸文化」にいかなる変遷があったのか、いかほどの多彩多才が表出したのか、知りたくなるのも当然じゃぁござんせんか!
というわけで、2月16日開催のISIS FESTAでは、「多読アレゴリア」のクラブのひとつ【EDO風狂連】の宗風もつとめる田中優子・イシス編集学校学長が、自身もお気に入りの『アートジャパネスク』(講談社)をベースに、自著『蔦屋重三郎 江戸を編集した男』(文春新書)も巡りながら、江戸文化と編集について語ります。
リアルとオンラインのハイブリッド開催です。いまこそ知りたい江戸と蔦重、その編集力を存分に味わい、江戸文化を学ぶことができるISIS FESTAにぜひご参加ください。
■日時:2025年2月16日(日)14:00-16:00
■会場:リアル参加 …イシス館・本楼(東京都世田谷区赤堤2-15-3)
オンライン参加…Zoom(URLをお送りいたします)
■定員:リアル参加…15名
■対象:どなたでもご参加いただけます
■参加費:リアル参加 …3,300円(税込)
オンライン参加…2,200円(税込)
■申込締切:2025年2月14日(金)
■講師:田中優子
(イシス編集学校学長/多読アレゴリア【EDO風狂連】宗風)
■お申し込みはこちらから→編集工学研究所SHOP
EDO風狂連
【EDO風狂連】は、江戸の文化を「読む」「書く」「遊ぶ」連です。江戸以前の文化を本歌取りした江戸文化をまるごと受け止め、江戸から日本の方法を学ぶ。目指すは「一人前の江戸人」です。
豪徳寺・ISIS館にて本の風を起こした<別典祭>。そこにはEDOの風狂も吹き渡りました。 「連句百韻できるかな」と、【EDO風狂連】が百句を連ね巻き上げる「百人連句」の場を設けたのはISIS館・井寸房。別典祭に参加し […]
連句百韻できるかな。二日間でつなげる・つながる連句の世界【別典祭】
本の市場、本の劇場、本の祭典、開幕! 豪徳寺・ISIS館本楼にて11月23日、24日、本の風が起こる<別典祭>(べってんさい)。 松岡正剛、曰く「本は歴史であって盗賊だ。本は友人で、宿敵で、恋人である。本は逆上にも共感に […]
イシス編集学校の田中優子学長が、宗風として監修する多読アレゴリアのクラブ【EDO風狂連】。 江戸の創造の源泉であった「連」に肖り、方法江戸を紐解く道中も、冬から始まり、春、夏を経て、いよいよ秋の候へと歩みを進めて参り […]
惚れて集うて「江戸の音」 【EDO風狂連】夏の候・ISIS FESTA開催記
「巴御前が鎧兜で身を固めたようだ、と言われたんです」。 そう話すのは邦楽家・西松流家元の西松布咏さん。去る7月20日に開催されたEDO風狂連【遊山表象】の一コマである。 参加者がリアルに集い、江戸文化を体験する遊山表象。 […]
【7/20開催★ISIS FESTA】田中優子の「江戸の音」
時は享保18年(1733)、前年に起きた大飢饉と疫病流行による犠牲者の慰霊と悪疫退散を祈り、両国橋周辺の料理屋が公許により花火を上げました。これが「両国の川開き」での花火の由来、現在の隅田川花火大会へとつながります。 […]
コメント
1~3件/3件
2025-12-02
{[(ゴミムシぽいけどゴミムシではない分類群に属している)黒い星をもつテントウムシに似た種]のように見えるけど実はその偽物}ことニセクロホシテントウゴミムシダマシ。たくさんの虫且つ何者でもない虫です。
2025-11-27
マンガに限った話ではないが、「バカ」をめでる文化というものがある。
猪突猛進型の「バカ」が暴走するマンガといえば、この作品。市川マサ「バカビリーバー」。とにかく、あまりにもバカすぎて爽快。
https://yanmaga.jp/comics/
2025-11-25
道ばた咲く小さな花に歩み寄り、顔を近づけてじっくり観察すると、そこにはたいてい、もっと小さな命がきらめいている。この真っ赤な小粒ちゃんたちは、カベアナタカラダニ。花粉を食べて暮らす平和なヴィランです。