草むらで翅を響かせるマツムシ。東京都日野市にて。
「チン・チロリン」の虫の音は、「当日は私たちのことにも触れてくださいね」との呼びかけにも聴こえるし、「もうすぐ締め切り!」とのアラートにも聞こえてくる。

「身体の再編集を尽して、遊ぼう」
身体はあらゆる地のもとで違った姿を見せている、目的であり、手段であり、モノであり、コトである。
生まれたときから付きまとっている身体、なのに我々はそれについてほとんど知らないのだ。
当茶論では、キーブックとイベントを通じて身体を巡る様々な”身体編集”を体験する。
2024冬、2025春、そして2025夏と3シーズン目を迎えることに。
「身体」というテーマはとにかく広い。広すぎる。
多読アレゴリア、2025春も大詰めのある夜、身体多面体茶論ではいつまでも悩んでいた。
茶人A:身体多面体茶論、スタートして3シーズン目を迎えますね。次シーズンのテーマはどうしましょう。
茶人B:これまで扱ったテーマは?
茶人E:こちらです。
△2024冬▽ X軸=進化身体、Y軸=美食身体、Z軸=資本主義身体
△2025春▽ X軸=メディア身体、Y軸=数学身体、Z軸=道具身体
茶人D:2024年冬のZ軸=資本主義身体、これはまたやりたい。
茶人A:X軸=メディア身体のイベント「ボイストレーニングワークショップ」も面白かった。自分を楽器化するというZ軸=道具身体にもつながっていたし。
ハミングから声へ 「発声としての音の誕生」
茶人E:現役のジャズ・ボーカリストトレーナーの前で、アカペラで一人ずつ歌う、という恥ずかしい思いをしました。でも、その後はみんなボイストレーニングに夢中で・・・、この時、身体が管楽器になったようにいつもとちがう振動がしましたよ
茶人D:身体から「音を出す」ことと「声を出す」ことは体感としてちがっていた。ハミングから「あ」となる瞬間を意識する経験なんてそうそうないよね。言葉もそうだけど、いかに声を無意識(無自覚)にだしていたかということだな…。
茶人C:声を出すとえば、今季は「春夜の575読書会」をオンラインで開催しました。声を出す・声を見る・文字を聞く・文字に出す、アウトプットの型は“5・7・5”とそんじょそこらには無い企画。Zoom越しだとどうかなぁ、と思ったけど深夜の音読は臨場感ありましたねぇ。
ボイストレーニングワークショップ
茶人A:ボイス、声こそは入れたいね…、う~ん、テーマどうしようか。
茶人B:身体をもっと身近なとこで考える、捉えてみるってどうです?切実な感じとか。長生き、健康、いやいや忙しい毎日だからストレスが溜まる一方だよ。
茶人C:みなさん疲れてますねぇ。そう・・・疲れてるってことは、あーっ!、そこ行きますか?
茶人A:ど、どこへ?
茶人C:ずばり「疲労身体」です!
茶人A:えぇ~、疲労?どういうことですか。
茶人B:いや、それ面白いかも。疲労を回復させることだけではなく、そもそも疲労とはなにか、身体の疲労状態ってどういう状況なのか、身体を疲労させるものってなんなのか。寝苦しい、そんな日本の夏に考えるのもオツですね。
茶人A:グッド、それでいこう。
茶人D:X軸=疲労身体。他、どうします?
<相談中>
茶人A:というわけで、2025年夏はこちらのテーマで身体を遊び尽くしましょう!
3軸とキーブック
X軸=疲労身体 ・・・疲労と身体のあいだをのぞく視点
近藤一博著『疲労とはなにか』ブルーバックスY軸=AI身体 ・・・生成AI・言語・身体を合成する視点
大澤真幸ほか著『生成AI時代の言語論』左右社Z軸=座禅身体 ・・・動かない身体という視点もあり
鈴木大拙著『禅と日本文化』角川ソフィア文庫
われわれは身体から切り離して考えることなどできない。
その多面体っぷりに、今季も挑みます。
身体多面体茶論は、とにかく体験!
イベントを通じ、あらゆる身体の可能性を探っていきます。
夏は疲れやすい…、
癒やされたい方、お茶をご用意してお待ちしています 旦
文:身体多面体茶論 茶人
アイキャッチ画像:身体多面体茶論×山内貴暉
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多読アレゴリア2025夏 身体多面体茶論
【定員】20名
【申込】https://shop.eel.co.jp/products/tadoku_allegoria_2025summer
【開講期間】2025年2025年6月2日(月)~8月24日(日)
【申込締切】2025年5月26日(月)
【受講資格】どなたでも受講できます
【受講費】月額11,000円(税込)
※ クレジット払いのみ
※ 初月度分のみ購入時決済
以後毎月26日に翌月受講料を自動課金
例)2025夏申し込みの場合
購入時に2025年6月分を決済
2025年6月26日に2025年7月分、以後継続
【お問合せ】allegoria@eel.co.jp
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https://edist.ne.jp/post/allegoria_shintai07/
【多読アレゴリア:身体多面体茶論】地に足つけてスッピンでいこう!(イベントレポート編)
https://edist.ne.jp/post/allegoria_shintai06/
【多読アレゴリア:身体多面体茶論】其儘身体尽し
https://edist.ne.jp/just/allegoria_shintai05/
身体多面体茶論④:「身体」を読む(資本主義身体編)
https://edist.ne.jp/just/allegoria_shintai04/
身体多面体茶論③:「身体」を読む(美食身体編)
https://edist.ne.jp/just/allegoria_shintai03/
身体多面体茶論②:「身体」を読む(進化身体編)
https://edist.ne.jp/just/allegoria_shintai02/
身体多面体茶論①:「身体」を斬る(導入編)
身体多面体茶論
一番近くて遠い"未知の身体"を動く・食べる・賭けるを通じて編集していく。「体は本であり、本は体である」ことを多面的に取り出していく実験的なサロン。
7/27(日)開催!多読アレゴリア 身体多面体茶論企画「食と編集をめぐる身体」
「君がどんな人になりたいか言ってみたまえ。どんなものを食べれば良いか指南しよう」 ちょっと早いですが、暑中見舞い申し上げます! 猛暑の最中、身体多面体茶論がシーズン1の美食身体で放った栄養コンシェルジュオンラインセミナー […]
【多読アレゴリア:身体多面体茶論】奥深い声の世界、茶人は赤ちゃんに還る
身体多面体茶論は、様々な切り口で身体実験を繰り返す集団だ。己の身体に新たな可能性を拓き、その限界を超えていく。 3月の夜は、妖しく美味しい日暮里のレストランでベリーダンスに挑戦。身体がイメージをマネージできず、悔しさ […]
【多読アレゴリア:身体多面体茶論】 日暮里の土耳古でベリーダンスを食す!(イベントレポート編)
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2025-07-15
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2025-07-13
『野望の王国』原作:雁屋哲、作画:由起賢二
セカイ系が猖獗を極める以前、世界征服とはこういうものだった!
目標は自らが世界最高の権力者となり、理想の王国を築くこと。ただそれだけ。あとはただひたすら死闘に次ぐ死闘!そして足掛け六年、全28巻費やして達成したのは、ようやく一地方都市の制圧だけだった。世界征服までの道のりはあまりにも長い!
2025-07-08
結婚飛行のために巣内から出てきたヤマトシロアリの羽アリたち。
配信の中で触れられているのはハチ目アリ科の一種と思われるが、こちらはゴキブリ目。
昆虫の複数の分類群で、祭りのアーキタイプが平行進化している。