●「あがっせ あがっせ だいじょうぶだあ」
お笑いの巨人で、先日亡くなられた志村けんさん。
彼のギャグで全国区になった「だいじょうぶだあ」は、福島訛りからつくられました。「あがっせ」といえば「召し上がれ」、「まざっせ」といえば「入りな」、「さすけね」といえば「大丈夫だあ」。小さなことを気にしない福島人らしい方言です。
その志村さんの最後の出演ドラマが、昭和の作曲家、福島市出身の古関裕而さんを描いた朝ドラ「エール」でした。
●「わらじ音頭」を作曲したのは…
和歌でも詠まれた都の人憧れの福島市の信夫山。この山の頂上の羽黒神社で行われる「信夫三山暁まいり」は、大わらじを奉納し、旅の安全と人びとの健脚を願う祭りが300年続いています。
この祭りを原型に、商工会が仕立てた「わらじ祭り」が昭和45年に産声をあげます。その祭りの「わらじ音頭」を作曲したのが、古関裕而さんでした。古関メロディで、景気よい掛け声で、わらじを担ぎ練り歩く、昭和から平成へ受け継がれてきました。
●「まざっせ」、「わらじ祭り」のモノガタリを
あれから50年、わらじ祭りは未来へ語り継ぐために生まれ変わろうとしています。
疫病退散の守り神にもなったわら人形。今回のエディットツアーでは、「わら」と「わらじ」の本来と、「まざっせ」で「やる」と「みる」の境をなくした祭りの本来を探ってみたいと思います。新しいわらじ祭りのモノガタリを編集してみませんか。
【イシス祭@福島】まざっせ、だいじょうぶだあ、わらじ祭りに!
8月23日(日)14:00-15:30
https://shop.eel.co.jp/products/detail/233
鈴木康代
編集的先達:網野善彦。マイクを両手でもってふくしま訛りで語るメッセージは編集の確信をとらえ、誰もの胸を打つ。二代目守学匠としていまやイシスの顔。野望は「続3.11を読む」の編集。
今日は、53守卒門日。松岡校長は、53守開講前に師範代らが作成した教室名フライヤーをみながら、「今期のフライヤー、すごくいいね。」と褒めていた。校長は旅立ってしまったが、守お題や教室名に宿る校長の面影を感じながら卒門日を […]
この冬、編集の聖火ランナーが全国20カ所を駆け抜ける。2/22〜ETS開催!
イシス編集学校が私の街にやってくる。 2019年夏、全国同時多発で打ちあがった編集の祭典「ISISフェスタエディットツアースペシャル(ETS)』が、2020冬、さらに各地を巻き込んで第二弾として開催され […]
【連載】ETS群島キャスト10「セレンディップな体験がしたい」柳田春子さん(福島)
【Q.受講のきっかけは?】 編集学校は[守][破]を受講しました。編集稽古や知的な体験を通して、読書は本を読むだけでない、「生きた現代史を構築する」作業であると感じておりました。 松岡正剛先生の知の編集 […]
【連載】ETS群島キャスト08「発想と表現の方法を体験したい」農業経営 J.Tさん(福島)
【Q.受講のきっかけは?】 以前からコーチングや、発想の転換をするための方法について興味がありました。 エディットツアーで行う内容は、既存の講座とは違うアプローチだと聞き、新たな切り口を知りたいことから受講を決め […]
【連載】ETS群島キャスト04「アウトプットを変えたくて」小学校養護教諭 A.Aさん(福島)
【Q.受講のきっかけは?】 師範代を務めたことのある原田さんから、ワークショップ開催のお知らせを聞いたのが、直接のきっかけです。日頃の原田さんの話を聞いていると、項目立てをして整理し、わかりやすく説明していると感じてい […]