【イシス祭@沖縄&高知】黒潮にのって南国ミメロギア、夏はまだまだ終わらない!

2020/08/24(月)15:30
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みなさん! 突然ですが、クイズです。

 

下の二つの言葉をつなぐものは何か考えてみましょう。 

 

<本部(もとぶ)>と<中土佐>。

 

 

前者は沖縄北部の、後者は高知中西部の海に面した町です。それぞれの言葉の周辺に広がる情報を掬い、イメージをグーンと広げ、そこからさらにさらに奥に入ってみましょう。
 
 

わかりましたか?

 

答えは、魚の「カツオ」。

 

意外かもしれませんが、実は沖縄はカツオ節の消費量が日本一なのです。その沖縄でカツオの町と言えば本部。

一方、「カツオのたたき」は高知の代名詞で消費量は日本一。なかでも中土佐は漫画「土佐の一本釣り」の舞台となった漁師町として知られています。

近海と遠洋の違いはありますが、沖縄も高知もどちらも一本釣りで漁師がカツオを釣り上げるのは同じ。こんな風に意外なところにつながりがあるんです。

 

もちろん、つながりはこれだけではありません。

 

8月29日の「黒潮エディット、なんごくさま祭」では、もっと多くの思わぬつながりの発見やそこから見える差異の際だちを楽しめる編集学校名物目ミメロギアを用意して皆さまをお待ちしています! 

 

連想や対比が南国を地に花開き、黒潮に乗ってアタマ中を回遊すること間違いなし!?

 

 

【イシス祭@沖縄&高知】黒潮エディット、なんごくさま祭 

8月29日(土)14:00-15:30

ナビ:真武信一、渡會眞澄、萩原雄三、清水伺名子

https://shop.eel.co.jp/products/detail/231

  • しみずみなこ

    編集的先達:宮尾登美子。さわやかな土佐っぽ、男前なロマンチストの花伝師範。ピラティスでインナーマッスルを鍛えたり、一昼夜歩き続ける大会で40キロを踏破したりする身体派でもある。感門司会もつとめた。

コメント

1~3件/3件

川邊透

2025-07-01

発声の先達、赤ん坊や虫や鳥に憑依してボイトレしたくなりました。
写真は、お尻フリフリしながら演奏する全身楽器のミンミンゼミ。思いがけず季節に先を越されたセミの幼虫たちも、そろそろ地表に出てくる頃ですね。

川邊透

2025-06-30

エディストの検索窓に「イモムシ」と打ってみたら、サムネイルにイモムシが登場しているこちらの記事に行き当たりました。
家庭菜園の野菜に引き寄せられてやって来る「マレビト」害虫たちとの攻防を、確かな観察眼で描いておられます。
せっかくなので登場しているイモムシたちの素性をご紹介しますと、アイキャッチ画像のサトイモにとまる「夜行列車」はセスジスズメ(スズメガ科)中齢幼虫、「少し枯れたナガイモの葉にそっくり」なのは、きっと、キイロスズメ(同科)の褐色型終齢幼虫です。
 
添付写真は、文中で目の敵にされているヨトウムシ(種名ヨトウガ(ヤガ科)の幼虫の俗称)ですが、エンドウ、ネギどころか、有毒のクンシラン(キョウチクトウ科)の分厚い葉をもりもり食べていて驚きました。なんと逞しいことでしょう。そして・・・ 何と可愛らしいことでしょう!
イモムシでもゴキブリでもヌスビトハギでもパンにはえた青カビでも何でもいいのですが、ヴィランなものたちのどれかに、一度、スマホレンズを向けてみてください。「この癪に触る生き物をなるべく魅力的に撮ってやろう」と企みながら。すると、不思議なことに、たちまち心の軸が傾き始めて、スキもキライも混沌としてしまいますよ。
 
エディスト・アーカイブは、未知のお宝が無限に眠る別銀河。ワードさばきひとつでお宝候補をプレゼンしてくれる検索窓は、エディスト界の「どこでもドア」的存在ですね。

堀江純一

2025-06-28

ものづくりにからめて、最近刊行されたマンガ作品を一つご紹介。
山本棗『透鏡の先、きみが笑った』(秋田書店)
この作品の中で語られるのは眼鏡職人と音楽家。ともに制作(ボイエーシス)にかかわる人々だ。制作には技術(テクネ―)が伴う。それは自分との対話であると同時に、外部との対話でもある。
お客様はわがままだ。どんな矢が飛んでくるかわからない。ほんの小さな一言が大きな打撃になることもある。
深く傷ついた人の心を結果的に救ったのは、同じく技術に裏打ちされた信念を持つ者のみが発せられる言葉だった。たとえ分野は違えども、テクネ―に信を置く者だけが通じ合える世界があるのだ。