木々が色づきを増すこの季節、日当たりがよくて展望の利く場所で、いつまでも日光浴するバッタをたまに見かける。日々の生き残り競争からしばし解放された彼らのことをこれからは「楽康バッタ」と呼ぶことにしよう。
ほんのれんvol.32のテーマは、”話し合えてる? 多様性社会の「対話」という方法”。
アインシュタインも対話が苦手!?「いい話し合い」の条件ってなんだろう?
▼目次
ママ友に言われたショックな一言/指示と対話の違い/アインシュタインVSボーア/対話ってなんだ?/暗黙の領域/野中郁次郎さん「知的コンバット」/思いがけず出てくるもの/文脈を紡いでいく/時代と共に変わる対話/対話は問い?/自己受容感覚/「つかう」は「付き合う」?/利用ではなく、相互で応じあっている
▼今月の旬感本
『「何回説明しても伝わらない」はなぜ起こるのか? ─認知科学が教えるコミュニケーションの本質と解決策』今井むつみ(著)日経BP 2024
『つかふ─使用論ノート』鷲田清一(著)小学館 2021
『ダイアローグ─対立から共生へ、議論から対話へ』デヴィッド・ボーム(著) 金井真弓(訳) 英治出版 2007
『江戸の読書会─会読の思想史 』前田勉(著)平凡社 2018
『テクノ専制とコモンへの道─民主主義の未来をひらく多元技術PLURALITYとは? 』李舜志(著)集英社新書 2025
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ほんのれん編集部
編集工学研究所×丸善雄松堂が提供する一畳ライブラリー「ほんのれん」の選書やメディア制作を手掛けるメンバー。関西弁で跳ねるデザイン知カンガルー・仁禮洋子(ニレヨーコ)、小鳥の風貌ながら知的猛禽類な山本春奈(はるにゃ)、昭和レトロを愛する果敢なコンパイル亀・尾島可奈子(おじー)、2倍速で情報収集する雑読チーター・梅澤奈央(ウメコ)ほか。ほんのれんラジオは毎週水曜更新中。ほんのれん編集部公式noteにこれまでのアーカイブを蓄積してます。https://note.com/honnoren/
「ちゃんと話し合う」って、なんでこんなに難しい?対話とは何かを考えてみた
ほんのれんvol.32のテーマは、”話し合えてる? 多様性社会の「対話」という方法”。 「ちゃんと話し合う」って、なんでこんなに難しい?対話とは何かを考えてみた ▼目次 新シリーズ「話し合えて […]
私たちは何に喰われているのか?“食べる”の本質から、共食の未来へ
ほんのれんvol.31のテーマは、”今日なに食べる? 「食=商品」を問いなおす”。 私たちは何に喰われているのか?“食べる”の本質から、共食の未来へ ▼目次 私たちは何に喰われているのか?/遺骨を便所に流してくれ […]
孤食は究極の贅沢だった!?『食客論』で考える、寄生者としての私たち
ほんのれんvol.31のテーマは、”今日なに食べる? 「食=商品」を問いなおす”。 孤食は究極の贅沢だった!?『食客論』で考える、寄生者としての私たち ▼目次 告知/ほんのれんクラブオフ会/ご […]
第9の革命はウンコ!?『食べる人類誌』で読み解く 8つのフード革命
読書対話を楽しむpodcast「ほんのれんラジオ」の最新エピソードが公開されました! ほんのれんvol.31のテーマは、”今日なに食べる?「食=商品」を問いなおす”。 第9の革命はウンコ!?『 […]
“おいしさ”は本能か、それとも罠か~ポテチが止まらない科学的理由
読書対話を楽しむpodcast「ほんのれんラジオ」の最新エピソードが公開されました! ほんのれんvol.31のテーマは、”今日なに食べる?「食=商品」を問いなおす”。 “おいしさ” […]
コメント
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2025-11-11
木々が色づきを増すこの季節、日当たりがよくて展望の利く場所で、いつまでも日光浴するバッタをたまに見かける。日々の生き残り競争からしばし解放された彼らのことをこれからは「楽康バッタ」と呼ぶことにしよう。
2025-11-04
56守で初登板される皆さまへキワメツキのサカイメ画像を。羽化が迫り、翅の模様が透けて見えてきたツマベニチョウのさなぎ。側面に並ぶ赤いハートマークが、学衆さんたちとの激しく暖かな交換を約束しております。
2025-10-29
中二病という言葉があるが、この前後数年間は、”生きづらい”タイプの人にとっては、本格的な試練が始まる時期だ。同時に、自分の中に眠る固有のセンサーが、いっきに拡張し、世界がキラキラと輝きを放ちはじめる時節でもある。阿部共実『月曜日の友達』は、そんなかけがえのない瞬間をとらえた一編。