宮谷一彦といえば、超絶技巧の旗手として名を馳せた人だが、物語作家としては今ひとつ見くびられていたのではないか。
『とうきょう屠民エレジー』は、都会の片隅でひっそり生きている中年の悲哀を描き切り、とにかくシブイ。劇画の一つの到達点と言えるだろう。一読をおススメしたい(…ところだが、入手困難なのがちょっと残念)。

編集工学研究所 吉村堅樹が「編集」や「編集学校」について、ミニ動画で解説をする「吉村堅樹の編集解説」をイシス編集学校YouTubeで公開中です。
イシス編集学校は、武道や芸道での修行における段階「守破離」に肖ったコースになっています。なぜ守破離なのか?それぞれのコースではどのような編集術を学んでいくのか?今回はイシス編集学校のコースマップについて概要をお話しします。
[守] 基本コース
まずは[守]に入門します。情報編集のインプットからアウトプットまでのプロセスの「型」を38のお題で身につけていきます。[守]を修了すると[破]に進むことができます。
[破] 応用コース
[守]で学んだ思考の「型」を実践的に活用し、4つの編集術(文体編集、クロニクル編集、物語編集、プランニング編集)を稽古します。[破]を修了すると[離]、[ISIS花伝所]、[遊:物語講座]、[多読ジム]などに進むことができます。
[離] 世界読書奥義伝
校長松岡正剛の書き下ろしによる門外不出のテキスト「文巻」に沿って、古今東西のあらゆる方法知を読み解き「編集知」を手にする松岡正剛直伝の世界読書プログラムです。
[ISIS花伝所]編集コーチ養成コース
イシス編集学校の編集コーチ(師範代)を養成するコースです。師範から指導を受けながら、人と場を動かすためのインタースコア編集の5M(Model, Mode, Metric, Management, Making)を徹底的に鍛錬していきます。
撮影・編集:林朝恵
《吉村堅樹の編集解説》
#02 [守]用法2 情報の関係づけ|編集セットはセクシーに
#03 [守]用法3 情報の構造化|世界を編集する方法教えます
#05 守破離まるわかりーイシス編集学校コースマップ
#06 どうする?編集稽古(Coming soon!)
イシス編集学校 第55期[守]基本コース
申込締切:2025年4月27日(日)
稽古期間:2025年5月12日(月)~2025年8月24日(日)
詳細・申込:https://es.isis.ne.jp/course/syu
無料学校説明会(オンライン)開催中!
ISISエディットツアー全国開催
編集稽古が体験できるワークショップを福岡で開催します!
伸ばそう!発想力と企画力~珈琲の香りとともに〜
日時:2025年4月20日(日)14:00-16:00
会場:イエナコーヒー イベントスペース(福岡市中央区警固2-15-20)
参加費:1,500円(税込)珈琲代込み *当日会場で現金にてお支払いください
申込:https://shop.eel.co.jp/products/es_tour20250420
後藤由加里
編集的先達:石内都
NARASIA、DONDENといったプロジェクト、イシスでは師範に感門司会と多岐に渡って活躍する編集プレイヤー。フレディー・マーキュリーを愛し、編集学校のグレタ・ガルボを目指す。倶楽部撮家として、ISIS編集学校Instagram(@isis_editschool)更新中!
学長 田中優子が人生で初めて男の着物を見立てることになった。しかも、その相手は林頭 吉村堅樹である。 事の発端は7月某日、学内会議中に優子学長が突然切り出した。「吉村さんは着物を着た方がいいと思うの」。 […]
2024年8月12日、イシス編集学校校長の松岡正剛が逝去した。エディスト編集部では、直後に約1カ月にわたる追悼コラム連載を実施。編集学校内外から多数寄せられた松岡校長の面影は、1年経ってもなお鮮明だ。まるでその存在が読む […]
写真家研究とモンタージュで写真を深める【倶楽部撮家:25秋募集】
倶楽部撮家 第2期生募集! 多読アレゴリア「倶楽部撮家」の第2期目は、「写真家研究」と「モンタージュ」を楽しみます。第1期目の夏シーズンは、自身の幼な心を起点にして、まずはシャッターを押してみることを試みてきました。次 […]
こまつ座「父と暮せば」をイシス編集学校の師範が観てみました 第2弾
こまつ座「戦後”命”の三部作」の第一弾「父と暮せば」(井上ひさし作/鵜山仁演出)が現在公演中です。時空を超えて言葉を交わし合う父と娘の物語。こまつ座がライフワークとして大切な人をなくしたすべての […]
こまつ座「戦後”命”の三部作」の第一弾「父と暮せば」(井上ひさし作/鵜山仁演出)が現在公演中です。時空を超えて言葉を交わし合う父と娘の物語。こまつ座がライフワークとして大切な人をなくしたすべての […]
コメント
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2025-09-18
宮谷一彦といえば、超絶技巧の旗手として名を馳せた人だが、物語作家としては今ひとつ見くびられていたのではないか。
『とうきょう屠民エレジー』は、都会の片隅でひっそり生きている中年の悲哀を描き切り、とにかくシブイ。劇画の一つの到達点と言えるだろう。一読をおススメしたい(…ところだが、入手困難なのがちょっと残念)。
2025-09-16
「忌まわしさ」という文化的なベールの向こう側では、アーティスト顔負けの職人技をふるう蟲たちが、無垢なカーソルの訪れを待っていてくれる。
このゲホウグモには、別口の超能力もあるけれど、それはまたの機会に。
2025-09-09
空中戦で捉えた獲物(下)をメス(中)にプレゼントし、前脚二本だけで三匹分の重量を支えながら契りを交わすオドリバエのオス(上)。
豊かさをもたらす贈りものの母型は、私欲を満たすための釣り餌に少し似ている。