イシス編集学校の編集コーチ<師範代>を語るなら、「しつらえ、もてなし、ふるまい」で伝えたい。しつらえは調度、もてなしは所作、ふるまいは場に示す好意のあらわし。稽古場を趣向をもって整え、方法と段取りを気遣い、回答に新しさを呼びこみながらふわりとイマジネーションを広げていく。テキストで交わす稽古だからこそ際立つモダリティがそれぞれにあります。
イシス編集学校では、どんな仕事や専門分野を持つ人も「編集」を学ぶことができる。[守][破]の講座を修了した人には<師範代>になる資格がある。学び手が師範代となり、師範代が学び手にもなる。師範代との番稽古は「方法の型」を身につけるにとどまらず、人と社会を躍動させるエディティングスタイル、ISIS(Interactive System of Interscores)を体験する機会となっています。
そんな編集学校のしくみごと師範代の編集力にふれてもらおうと、花伝所の師範たちが3つのワークショップを準備しました。師範代の多様なモードや編集指南のメトリックをキャッチしながら、「編集稽古」の愉快の一端を感じてください。
師範代を目指している人、編集学校そのものに関心がある人、もちろん入門前の方も大歓迎です。振るってご参加あれ!
■日時:2023年2月5日(日)14:00 – 16:00
(質疑応答時間もあります)
■費用:1,100円(税込み)
■会場:オンライン(Zoomを使用)
■人数:先着20名様まで
詳細・お申込み ▶花伝エディットツアー
イシス編集学校 [花伝]チーム
編集的先達:世阿弥。花伝所の指導陣は更新し続ける編集的挑戦者。方法日本をベースに「師範代(編集コーチ)になる」へと入伝生を導く。指導はすこぶる手厚く、行きつ戻りつ重層的に編集をかけ合う。さしかかりすべては花伝の奥義となる。所長、花目付、花伝師範、錬成師範で構成されるコレクティブブレインのチーム。
2024年10月19日(土)朝。 松岡校長不在で行われる初めての入伝式を、本棚劇場のステージの上から校長のディレクターチェアが見守っている。 「問答条々」は、花伝式目の「要」となる3つの型「エディティング・ […]
飴はアメちゃん、茄子はなすび、お味噌汁はおつい。おさない頃はそんなふうに言っていた。方言の音色に出会うとドロップのように口にして、舌でころがしたくなる。とくに、秋田民話をもとにした松谷みよ子さんの『茂吉のねこ』は、どの […]
学び(マテーシス)は想起(アムネーシス)だと喝破したのは哲人ソクラテス。花伝所の式目演習にも、想起をうながす突起や鍵穴が、多数埋め込まれている。M5と呼ばれるメソッド最後のマネジメント演習には幾度かの更新を経て、丸二日間 […]
41[花]花伝式目のシルエット 〜立体裁断にみる受容のメトリック
自分に不足を感じても、もうダメかもしれないと思っても、足掻き藻掻きながら編集をつづける41[花]錬成師範、長島順子。両脇に幼子を抱えながら[離]後にパタンナーを志し、一途で多様に編集稽古をかさねる。服で世界を捉え直して […]
今期も苛烈な8週間が過ぎ去った。8週間という期間はヒトの細胞分裂ならば胎芽が胎生へ変化し、胎動が始まる質的変容へとさしかかるタイミングにも重なる。時間の概念は言語によってその抽象度の測り方が違うというが、日本語は空間的な […]