空中戦で捉えた獲物(下)をメス(中)にプレゼントし、前脚二本だけで三匹分の重量を支えながら契りを交わすオドリバエのオス(上)。
豊かさをもたらす贈りものの母型は、私欲を満たすための釣り餌に少し似ている。

本をきっかけに、問いを深める。ゆるくカジュアルに、世界知と遊ぶ。
「ほんのれんラジオ」の最新回が公開されました!
今月のテーマは、なんと「鬼」。
2/28(水)に公開されたのは、シリーズ11作目「鬼はソト?鬼はウチ?」の4本目。
このエピソードでは、社会的な鬼から離れて、私たちの身体にとっての鬼を考えます。
▽今回のトピック
天然痘が鬼になった!/家に訪ねてくる天然痘鬼のイラスト/祇園祭=疫病退散の祭り/いまは消毒/ワクチン打つの怖くない?/ざっくりわかる『遺伝子が語る免疫学夜話』/免疫ってなに?強すぎると自分で自分を攻撃する/花粉症も自己免疫疾患/先進国に多いのはどうして/敵がいないと紛争が起こる/免疫力を高める3つの方法/こどものころに動物園に行っておこう/風呂に入らない両津勘吉の最強抗体!リョーツGPX/『家は生態系』冷凍庫にはツンドラ気候の微生物がいる/発酵食品をたべよう/手作りチョコは菌入りで♡/清潔を目指す=鬼をなくす=キャンセル・カルチャー/無鬼社会は危ういか(語り手:ニレ、おじー、はるにゃ)
▼紹介したゲスト本
『遺伝子が語る免疫学夜話 ─自己を攻撃する体はなぜ生まれたか?』橋本求(著)、晶文社
『日本の鬼図鑑』八木透(監修)、青幻舎
『家は生態系 あなたは20万種の生き物と暮らしている』ロブ・ダン(著)、白揚社
ちなみに、こちらの『遺伝子が語る免疫力夜話』は、イシス編集学校師範の小倉加奈子さん(順天堂大学病理医)がMEdit Labにてコラムを書いておられましたのでこちらも合わせてぜひ⇒医学に効く本! 免疫力はアップすればいいのか?『遺伝子が語る免疫学夜話』
▲ほんのれん旬感ノートより
▼ラジオの内容をさらに深掘りするなら
「BUSINESS INSIDER」で連載中の「旬感本考」を
https://www.businessinsider.jp/series/hon-noren-shunkanbonkou/
▼アプリ「スマートニュース」内「SmartNews+」でもポップにキュートに本を紹介
ほんのれん編集部
編集工学研究所×丸善雄松堂が提供する一畳ライブラリー「ほんのれん」の選書やメディア制作を手掛けるメンバー。関西弁で跳ねるデザイン知カンガルー・仁禮洋子(ニレヨーコ)、小鳥の風貌ながら知的猛禽類な山本春奈(はるにゃ)、昭和レトロを愛する果敢なコンパイル亀・尾島可奈子(おじー)、2倍速で情報収集する雑読チーター・梅澤奈央(ウメコ)ほか。ほんのれんラジオは毎週水曜更新中。ほんのれん編集部公式noteにこれまでのアーカイブを蓄積してます。https://note.com/honnoren/
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コメント
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2025-09-09
空中戦で捉えた獲物(下)をメス(中)にプレゼントし、前脚二本だけで三匹分の重量を支えながら契りを交わすオドリバエのオス(上)。
豊かさをもたらす贈りものの母型は、私欲を満たすための釣り餌に少し似ている。
2025-09-04
「どろろ」や「リボンの騎士」など、ジェンダーを越境するテーマを好んで描いてきた手塚治虫が、ド直球で挑んだのが「MW(ムウ)」という作品。妖艶な美青年が悪逆の限りを尽くすピカレスクロマン。このときの手塚先生は完全にどうかしていて、リミッターの外れたどす黒い展開に、こちらの頭もクラクラしてきます。
2025-09-02
百合の葉にぬらぬらした不審物がくっついていたら見過ごすべからず。
ヒトが繋げた植物のその先を、人知れずこっそり繋げ足している小さな命。その正体は、自らの排泄物を背負って育つユリクビナガハムシの幼虫です。