木々が色づきを増すこの季節、日当たりがよくて展望の利く場所で、いつまでも日光浴するバッタをたまに見かける。日々の生き残り競争からしばし解放された彼らのことをこれからは「楽康バッタ」と呼ぶことにしよう。
文章を書くのが得意です! と胸を張って言える人は少ないと思う。得意ではない、むしろ苦手だ。でも、もしかして少しでも上手く書けたら、愉しいのではないか…、そんな希望をもって[破]を受講する方が多い。
[破]は、[守]よりも大きなサイズの情報編集を行う。文章や物語といった長いものを書くのだが、それにもやはり型がある。以前、[破]を振り返ってこんな感想をもらした学衆がいた。
型があるということは、文章を書き出すときに、まず一つピンを打てるということ。
なかなか書き出せずに悶々としていた自分にサヨナラしよう。まずは、型どおりにピンを打てるようになるのだ。
文章を書くために松岡校長が考案した型は、とてもシンプルだ。「5W1H+DO」「いじりみよ」「5つのカメラ」など、一度稽古したら忘れないくらいシンプルだが、それゆえ多様な使い方ができ、一生を共にする刀になる。
今回のツアーでは、ごく短い文章でも、自分の見方や感じ方を活かして、活き活きと書けること。その方法があることをお伝えしたい。書いたものは「たくさんの私」であり、書くことこそ、世界と自分のアイダを発見しつづける、贅沢な遊びである。
一生ものの刀=書くための方法を、体験されたし!
■日時:2025年8月23日(土)11:00-12:30
■費用:1,650円(税込)
■会場:オンライン(お申し込みの方にZoomアドレスをご案内します)
■定員:限定20名様(先着順)
■対象:どなたでも参加いただけます
■ナビゲーター: イシス編集学校[破]師範
■お申し込みはこちら
原田淳子
編集的先達:若桑みどり。姿勢が良すぎる、筋が通りすぎている破二代目学匠。優雅な音楽や舞台には恋慕を、高貴な文章や言葉に敬意を。かつて仕事で世にでる新刊すべてに目を通していた言語明晰な編集目利き。
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コメント
1~3件/3件
2025-11-11
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2025-11-04
56守で初登板される皆さまへキワメツキのサカイメ画像を。羽化が迫り、翅の模様が透けて見えてきたツマベニチョウのさなぎ。側面に並ぶ赤いハートマークが、学衆さんたちとの激しく暖かな交換を約束しております。
2025-10-29
中二病という言葉があるが、この前後数年間は、”生きづらい”タイプの人にとっては、本格的な試練が始まる時期だ。同時に、自分の中に眠る固有のセンサーが、いっきに拡張し、世界がキラキラと輝きを放ちはじめる時節でもある。阿部共実『月曜日の友達』は、そんなかけがえのない瞬間をとらえた一編。