外国語から日本語への「翻訳」もあれば、小説からマンガへの「翻案」もある。翻案とはこうやるのだ!というお手本のような作品が川勝徳重『瘦我慢の説』。
藤枝静男のマイナー小説を見事にマンガ化。オードリー・ヘプバーンみたいなヒロインがいい。
その進撃は前触れもなく始まった。
1)僕は周りに流されるのを好まないマイペースな猫だ
ほぼ3カ月ぶりの回答だった。2020年8月15日午前2時前、45[守]全番回答締切の46時間前である。
遅れましたも、再開しますの言葉もなく淡々と回答が届く。回答内容はとてもいい。
すみれの花咲く教室師範代の野住智恵子は3時間後に指南を返した。「何とも息苦しい今の時代、あなたがた若者が夢を見るためには、思考の型が役に立つ」と添えて。
その日彼は5つの回答を寄こした。残りのお題は24題だ。担当師範の石井は、高校生学衆上野君の復活にガッツポーズをしながらも卒門は難しいだろうと踏んでいた。
しかし彼の動きは素早かった。どんどんパワーアップしていく回答、余裕すら感じさせる時間使い、野住はこれは蜃気楼か!と驚きの声をあげた。
08/16 12:08 【お題:017番】サンドイッチもコロッケも
08/16 17:10 【お題:024番】風が吹いたら三味線
08/16 20:34 【お題:030番】連想シソーラス
08/16 21:48 【お題:033番】やわらかいダイヤモンド
08/16 22:51 【お題:036番】バナナと魯山人
08/16 23:35 【お題:037番】イシスな文体練習
08/16 23:55 【お題:038番】編集カラオケ八段錦
締切5分前、上野アレキサンダー君は卒門を決めた。「このすみれの花咲く教室は、最高に楽しかったです」の言葉とともに。
雲が払われ青空が広がるすみれの花咲く教室には、大量の未指南を前に気合でほほ笑む野住千恵子がいた。
石井梨香
編集的先達:須賀敦子。懐の深い包容力で、師範としては学匠を、九天玄氣組舵星連としては組長をサポートし続ける。子ども編集学校の師範代もつとめる律義なファンタジスト。趣味は三味線と街の探索。
松岡正剛校長と歩んだ二十年、編集の志を継いで―玄氣玄影のつどい【九天玄氣組】
松岡校長への思いがひとつになった夜、九天玄氣組は二十周年を迎えた。 11月2日(日)、田中優子学長と福元満治氏をお迎えしての九天玄氣組20周年イベント「千夜千冊から九州を読み解く」が無事終了。午後7時からは福岡市天神・テ […]
イシス編集学校九州支所「九天玄氣組」は今年20年め。周年事業の軸として「九州の千夜千冊」を冠したQten Genki Book『九』を発行した。松岡正剛の千夜千冊から選んだキーブック1冊ごとに33冊のグループをつくる「三 […]
ゲストは田中優子学長!!「九州の千夜千冊」刊行記念イベント必聴です
イシス編集学校九州支所「九天玄氣組」は今年20年め。周年事業の軸となるのは「九州の千夜千冊」を冠したQten Genki Book『九』の発行だ。松岡正剛の千夜千冊から選んだキーブック1冊ごとに33冊のグループをつくる「 […]
イシス編集学校九州支所「九天玄氣組」は今年20年め。秋をめざして周年事業を進めている。軸となるのは「九州の千夜千冊」を冠した書籍の発行だ。松岡正剛の千夜千冊から選んだキーブック1冊ごとに33冊のグループをつくる「三十三冊 […]
【販売開始】11月2日(日)Qten Genki Book『九』刊行イベント-九州の千夜千冊vol.7-
イシス編集学校九州支所「九天玄氣組」は今年20周年。秋をめざして周年事業を進めている。軸となるのは「九州の千夜千冊」を冠した書籍の発行だ。松岡正剛の千夜千冊から選んだキーブック1冊ごとに33冊のグループをつくる「三十三冊 […]
コメント
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2025-12-25
外国語から日本語への「翻訳」もあれば、小説からマンガへの「翻案」もある。翻案とはこうやるのだ!というお手本のような作品が川勝徳重『瘦我慢の説』。
藤枝静男のマイナー小説を見事にマンガ化。オードリー・ヘプバーンみたいなヒロインがいい。
2025-12-23
3Dアートで二重になった翅を描き出しているオオトモエは、どんな他者に、何を伝えようとしているのだろう。ロジカルに考えてもちっともわからないので、イシスなみなさま、柔らか発想で謎を解きほぐしてください。
2025-12-16
巣の入口に集結して、何やら相談中のニホンミツバチたち。言葉はなくても、ダンスや触れ合いやそれに基づく現場探索の積み重ねによって、短時間で最良の意思決定に辿り着く。人間はどこで間違ってしまったのだろう。