2020ETS編集聖火キャスト03「『型』は思ったよりも、ずっと自由だ」成冨美香さん(会社員・福岡)

2020/03/04(水)20:54
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全国同時多発で打ちあがった編集の祭典「ISISフェスタエディットツアースペシャル(ETS)』。4月までに全国20か所を編集聖火ランナーがかけぬけます。ここでは開催終了会場の参加者の声を紹介します。

 

【Q.受講のきっかけは?】

仕事のスキルアップにつながりそうだな、と感じたことですね。
広報の仕事で、ライターやディレクションをずっとしてきたのですが、無意識にやっていることをロジック化できるのかな、と思いました。

 

パンフレットに載っていた「柔らかい編集・堅い編集」という言葉にもピンと来るものがありましたね。

 

 

【Q.エディットツアーを通じて得たこと、学んだこと、新しい発見はありましたか?】

インプットとアウトプットの間に起きていることを方法として取り出すという説明が面白かったです。
また、旅行の組み立てや料理のダンドリも編集なんだ、というとらえ方が新鮮でした。

 

「型」って思ったよりも、ずっと自由なものなんですね!

グループワークでは、いろんな世代の方と交流しながらひとつのことに取り組めたのが、とても楽しかったです。

 

 

【Q.今後にどう活かしたいですか?】

ツールとしての「編集」という考え方があるだけで、お仕事はもちろん、日常の見え方も変わってきそうです。

枠があることで、さらに自由になりたい。

 

すでに45守に申し込んでいるので、受講を楽しみにしています。

 

 

written by 三苫麻里

 

 

  • エディスト編集部

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    「あいだのコミュニケーター」松原朋子、「進化するMr.オネスティ」上杉公志、「職人肌のレモンガール」梅澤奈央、「レディ・フォト&スーパーマネジャー」後藤由加里、「国語するイシスの至宝」川野貴志、「天性のメディアスター」金宗代副編集長、「諧謔と変節の必殺仕掛人」吉村堅樹編集長。エディスト編集部七人組の顔ぶれ。

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コメント

1~3件/3件

山田細香

2025-06-10

 この日、セイゴオはどこから私達を見つめてくれていただろう。活け花の隙間、本楼の桟敷、編工研の屋根の上、地上15m付近の鳥の背中。低い所か、高い所か、感じ方は人それぞれだろうけど、霊魂がどこに遍在しているかを考えることと、建築物の高さは深く関係している。
 建築家・藤森照信はいろんな高さに茶室を造ってきた。山から伐り出した栗の木を柱にした《高過庵》の躙口は地上6m。その隣には地面に埋まった竪穴式の《低過庵》がある。この「高過ぎ」「低過ぎ」と言えるその基準は何なのか。

山田細香

2025-06-10

 藤森は人間の生と死のプロセスをノートに書きつけ、霊がどこに行くかをずっと考えてきた。そして人間が死ぬ場所としてドンピシャの高さを見つけ出している。それが檜の1本柱の上に建つ地上4mの《徹》だ。春になると満開の桜の中に茶室が浮かび上がる。桜は死を連想させる。この高さの絶妙さを目の当たりにすると、美しさだけでなく恐怖さえも感じてしまうのだ。

堀江純一

2025-06-06

音夜會の予習には『愛は愛とて何になる』(小学館)が是非ともおススメ。松岡校長も寄稿しています。
さらに、あがた森魚さんの映画監督第一作「僕は天使ぢゃないよ」は、なかなかの怪作なのでご興味のある方は是非どうぞ。
監督・脚本・主演・歌唱あがた森魚で、他にも横尾忠則、大瀧詠一、緑魔子、桃井かおり、山本コウタロー、泉谷しげる、鈴木慶一などなど無駄に豪華キャストなのに、なぜかヒロイン役が一般人(たぶん...)で、びっくりするほどのセリフ棒読み。さすがにこれはダメだろうと思いながら観ているうちに、だんだんこの子がいい感じに見えてくるから不思議。あがたさんの「愛の理想形」を結晶化させたような作品です。